2017/05/17 16:00
2017.05.16

かつ丼セットを食べながら考えた末、やはり当初のコースを走ることに決めました。鬼怒川発最終の特急に乗り遅れると新栃木止まりの鈍行しかなくなるので、ちょっと厄介なことになるかもしれませんが、その時はその時のこと。

31桜咲く
桜咲く戦場ヶ原
この後は楽しみながら、今より元気だった昔を思い出して少しだけ頑張ろうと思いました。戦場ヶ原の駐車場に咲く遅咲きの桜に励まされました。同類項の親近感も湧きました。

32戦場ヶ原から光徳へ
戦場ヶ原から光徳へ
この先数百メートル先を右折したら多分後戻りはしません。走った分が惜しくて戻れない。なんとも吝嗇な性格です。

33戦場ヶ原から光徳へ
戦場ヶ原から光徳へ
曲がり角で振り返って男体山を見納めてからペダルに力を込めました。

34光徳牧場
光徳牧場
途中で写真は撮らず、道路わきにある放牧場に立ち寄るのみで、光徳牧場もスルーします。売店に寄ってジェラートを食べたい気持を抑えていきなりの急坂に挑みます。

35山王峠へ
山王峠へ
健脚なクライマーにとっては普通の緩斜面でしょうが、貧脚の僕にはいろは坂に比べてかなり厳しい。いやむしろ激坂ともいえるこの峠道です。

去年の名残のカラマツの葉が道路わきに吹き溜まっています。晩秋に黄色い絨毯のように道路わきを染めるその光景は実に素晴らしいです。
今はまだ芽吹きの時にも早く、季節が移ろう端境期とも言える時です。

36山王峠へ
山王峠へ
うっかりすると散り残った紅葉のようにも見えてしまいますが、近づくとオレンジ色のほころび初めたばかりの若い葉です。
このルートの素晴らしいところは多くの落葉樹とアクセントの常緑樹に恵まれているところです。春になれば木々は柔らかに芽吹き、夏になれば涼しい緑陰を広げ、秋には燃えるような紅葉の世界を作り上げます。いずれも見ごたえがあります。
貧脚にもかかわらずしばしば足を向けるのはそんな理由に負うところが大きいのです。

37山王峠へ
山王峠へ
恐らく客観的に見ても、山王峠への上りはいろは坂の上りより距離は短いものの、斜度はかなり上回ります。景色を楽しむのを口実に自転車を降りて振り向けば、カラマツの向うには男体山が大きく影を広げ、その裾には中禅寺湖が青く光ります。
天候に恵まれた初夏にここに立って眺めたら虜になります。その意味では今回の写真は技術的にも被写体的にもやや精彩を欠いているのが残念です。
これまでの経験から、景色との出会いは人との出会いにも似てタイミングが大事だと思います。その時の精神状態、体調、もちろん天候や時刻、そして誰と見たか、そんな諸々が複合的な要素となって、二度と忘れられないものになったり一過性で終わってしまったり。

38山王峠
山王峠
何もない山王峠到着です。正確には右の山道を少し上ったところが正当な山王峠ですが…

39山王峠涸沼を囲む山々
山王峠涸沼を囲む山々
山王峠から少し走ると左手の谷底に湿原が広がり始めます。涸沼です。初めて訪れた時にはその様子に感激したものですが、その後樹木が成長したからでしょうか、葉を落とした季節でもよく見えなくなりました。
しかし周囲を囲む深い山々は季節ごとに姿を変えて楽しませてくれます。

40川俣温泉へ
川俣温泉へ
川俣温泉へのダウンヒルは長く実に変化に富んでいます。つかれた脚にはちょっと辛い上り返しも現れます。
暖かい日差しの新緑のころ、澄み切った青空の紅葉の季節など、チャンスがあったらおすすめの道です。

こういう深い山道を一人で走るときに想うこと…
こんなに静かで独り占めが許される山道にたった一人で置かれても、多くの自転車乗りは不安なく静かな気持ちでその瞬間を享受できると思うのです。普通の人が同じ状況に置かれた時、何を思いどう感じるのでしょう。ロングライドで自転車に乗っているときは誰もが普通の人ではなくなるので、想像がつきません。

ロードはかなり広範囲の行動が許される乗り物なので、徒歩の方にはない余裕はあるかもしれません。しかしロードは容易にパンクし、メカトラブルに陥るのも珍しいことではありません。解決不能なトラブルに陥ってただの荷物になり果てた経験もあります。
怪我や事故や獣の攻撃に対してもほとんど無防備です。つまり不安要素は徒歩の人と同等かそれ以上にあるのです。

サバイバル能力が最低レベルの僕でも、不安なく何十キロも人に会えない山道を走れるのが不思議で仕方ありません。
ここは、無謀なだけ!というツッコミは無しで…

41川俣温泉へ
川俣温泉へ
もう少しすれば山肌は色彩豊かな緑色に染まります。そして圧巻は燃えるような紅葉です。見通しが良いこの位置はビューポイントの一つですが、ここで止まれるのも自転車のアドバンテージです。
ルート上の所々に見晴らし台のような駐車場が設けられていますが、必ずしも絶景ポイントではありません。地形的に駐車余地を確保しやすいだけに過ぎません。
同じ場所でも自転車で走ると数倍感動できるという理由は、実はこんなところにあるのです。

42川俣湖俯瞰
川俣温泉へ:川俣湖俯瞰
眼下に川俣湖が見えてきました。山深い林道を下って標高が数百メートル低くなったこの地点、ようやく春らしい色が広がってきました。

43川俣温泉へ滴る新緑
川俣温泉へ:滴る新緑
葉を落として冬の名残一杯だった林道から、一気に春の明るさに満ちた道へと下ってきました。勾配や路面の不安定さは変わらないのに、若い緑の中を走るとすべてが穏やかに感じられます。

44川俣温泉間欠泉
川俣温泉:間欠泉
長い下りの終点川俣温泉です。橋の上から眺める渓谷美!右側の黒ずんだ部分に間欠泉の噴出口がありますが、この日はその時を待つ人の姿もありません。
現在約50分に1回の噴出だそうです。かつて2度ばかり噴き出す瞬間に出会ったことがありますが、間欠泉よりもその場に居合わせた人々の反応が忘れられません。

45川俣温泉間足湯
川俣温泉:足湯
ひとつ前の写真の左手斜面に写っている足湯がこれです。もう3年ほど前になるのでしょうか。ここを一緒に走った温泉好きのようさんが足を浸して喜ぶ笑顔が浮かびました。

46川俣温泉小さな社
川俣温泉:小さな社
川俣湖に向かう道端でほのぼのとした光景に出会いました。小さな社とそろそろ終わりを迎える山桜…説明の立札を撮る余裕がなく、いわれがわかりません。

47川俣湖
川俣湖
川俣湖です。今年の冬は雪が多かったように思いますが、やや水位が低い気がします。

48川俣湖
川俣湖
ここにたどり着くのはいつも陽が傾くころになります。真っ赤に染まった空が水に映る秋の夕暮れにまた訪れたいと思います。

ここまでそれなりに頑張って走ったおかげで鬼怒川発最終の特急に時間的余裕ができました。
それならと、瀬戸合狭にも立ち寄ることにしました。

49瀬戸合狭
瀬戸合狭
川俣ダムと発電施設、そして吊り橋! この吊り橋へ降りるには急斜面の長い道を下らなければなりません。ロードシューズではまず無理!一縷の望みをもってSPDシューズで訪れたこの日ですが、さすがにそこまでの時間はありません。
電車の不通で到着が3時間近く遅れたのが今さらながら残念です。

50a瀬戸合狭
瀬戸合狭
千尋の谷! これほどこの言葉が似合う谷を覗いたことがありません。

51瀬戸合狭
瀬戸合狭
仙人が現れそうな深い山の中のさらに深い谷です。
しつこいですが、紅葉の季節のこの谷の光景を伝えるには、貧しい筆の表現力を以てしては不可能です。

52蛇王の滝
蛇王の滝
鬼怒川に沿って下ると右手の崖から落ちる「蛇王の滝」
いつ来ても見る人がいませんが、道路沿いの樹木の影になって気づきにくいのも事実です。
しかし自転車でのんびり流していると、どーどーと流れ落ちる水の音が響いてきます。

53鬼怒川
鬼怒川
道の右に左にと移動しながら並行して流れる鬼怒川の表情も千姿万態の趣です。
激しい瀬の流れに岩が似合うように、淵となってやや流れが滞るこの場所には小さな島を作る木々が似合っています。

ここからまだ鬼怒川駅までは距離がありますが、下り基調なのでついつい速度を上げすぎてしまいます。
鬼怒川駅から乗車して一息つくときにいつも思うのです。「ちょっとあぶなかったな…次からは気をつけよう」と

貧しい脚ながら上りの峠を少し頑張った甲斐がありました。
鬼怒川駅に到着したのは6時半ちょい前。36分発の特急には間に合いそうです。予定の最終より1時間も早い列車です。
急いで輪行の支度をし、特急券を購入し、慌てることもなく発車に間に合いました。
とはいうものの、すれすれでした。席で落ち着く間もなく電車が動き始めました。

気がつけば喉は乾きお腹も空いています。手持ちの補給用の大福とどら焼きを車内の自販機で買ったコーラと一緒に流し込みましたが足りません。
特急にはワゴン販売とカウンター販売があるのですが、何か食べたいと言ったら、すでに終了しているカウンター販売を開いてくれました。
「しゅうまい」と「フライドポテト」と「コーヒー」を注文したら、出てきた熱々のシュウマイやフライドポテトはなかなかのボリューム。
空腹に任せて全部平らげましたが…その夜帰宅してからお腹の調子がよくありません。最後の最後に喰いすぎと飲み過ぎが祟った今回の輪行サイクリングでした。

しかしちゃんとリベンジが果たせたことに大いに満足しています。

※一つ書き忘れたことがあります。終着点まであと10㎞という地点でパラパラと雨が落ちてきました。前方の空を見ると不穏な雲が湧いています。これはやられそうです。

速度が危ないと言ったばかりですが急いで下ります。雨が本格的になってきた残り5㎞地点で、閉じた店の軒先を借りてカメラをしまい、カメラバッグにビニールカバーをかけ、持参したレインウエアを身につけて下ります。やがて雨の降りは収まりポツポツ程度になりました。

駅で輪行袋に自転車をセットして特急に乗ろうとホームに上がったら…
いきなりざんざん降りに!! (@∀@;)
しかしホームは屋根付き!濡れずに列車に乗り込み、窓を洗う激しい雨を逃れてホッとしました。これも日ごろの行いをちゃんと見ていた神様のご加護に他なりません。

一部の方にしかわかりませんが…
「今のを見たか!」とそっとガッツポーズをしました。♪(´ε` )


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2017/05/17 10:25
2017.05.16

カメラを携えて走るのが楽しくて仕方がない最近。それはいいことなのですが、その反動で一人のことが圧倒的に多いサイクリングです。
自転車はやっぱり気の合う仲間や好きな人たちと一緒に走るのが最高です。

しかし今日も一人…
「日光に一緒に行きましょうね!」とこちらからお声をかけながら、相手が忙しいのを理由に一人で二度も訪れてしまいました。
一回目は身勝手な行動に罰が当たり、天候の急変でコース変更し、今回は危うく足止めとなるところでした。

東武伊勢崎線で5時半ころに人身事故が発生し、運休中だったようです。そのことを知ったその時すでに浅草駅。改札はすべて閉まっていて、振替乗車の手続きを受け付けていました。
駅の係員に「東武日光へ行きたいんですが」というと、「それでは銀座線で上野駅まで行って、そこからJRで久喜まで行って東武線に乗り換えてください。久喜から先は運行してますから」と振替切符をくれました。
この時僕が東武日光駅と言ったのが間違いだったのでしょうか。

01上野駅
JR上野駅
なんでこんなところに! 本来なら浅草発6:30「特急リバティけごん1号」に乗車しているはずの時刻です。
しかし今にして思えば、この電光掲示板を眺めながら気づかなかったのもどうかしています。なぜ宇都宮で乗り換えてJR日光駅からサイクリングすることを思いつかなかったのか。
この時は東武日光から走るために、まず久喜まで行くことしか頭にありませんでした。

乗換駅はどこも大混乱です。しかもそろそろ通勤通学の時間帯です。東武線不通の煽りで上野駅構内は立錐の余地もなく、このままでは日光に到達することはできそうもありません。
一旦改札口の外へ出てこの日は中止するつもりでした。東武線ではないので見当違いと思いつつ「振替切符をもらいましたが、自転車を持っているので乗れません。東武日光までの切符の払い戻しできませんか」と言ったら、混乱中だったからか、駅員同士で「払い戻ししましょうか」と言い合って、浅草で購入した切符代全額を返してくれました。

一旦は諦めたつもりでしたが、少し人が退いたのを狙って下りのホームへ降りて、JR宇都宮線 小金井行で久喜に行くことにしました。
久喜駅では東武線のホームに並んだものの、間引き運行の上、遅れに遅れていた電車が到着するころにはホームは人の波。
仕方なく乗車は諦め、しばし考えました。再度JRで栗橋まで行って渡良瀬遊水地あたりをサイクリングすることにしました。これが幸いしました。

再度JRで栗橋へ出ることにしたわけですが、よく考えれば最初から栗橋で東武日光線に乗り換えればよかったんです。今にして思えば、駅員は何を考えて久喜乗り換えを案内したのでしょう。
通学の学生などでやや混雑の宇都宮線でしたが何とか無事に乗車し、グリーンカーと普通車両の間に輪行袋を収めて、栗橋駅まで座ることができました。この時点で疲労感一杯でした。これで東武日光から山道を走れるのか!

02栗橋
東武日光線栗橋駅
無事に栗橋駅に到着し、東武日光線の日光行きの列車を待っているところです…もうとっくに中禅寺湖についている時刻です。

03新栃木
東武日光線新栃木駅
しかしこの電車は新栃木駅止まり。新栃木駅で東武日光行きを待ちます。今日は何度乗り換えたんだろう…しかも輪行袋を提げて。この大変さは遷都1300年の近鉄奈良駅での恐慌状態ともいえる大混雑以来のことでした。しかもその時は三人で輪行袋を担いで大混雑の中へ突入するという、後々まで語り継がれる武勇伝を残しました。

04東武日光線車内
東武日光線車内
平日でしかも人身事故で早朝からしばらく運行中止だったからか、車内は驚くほど空いています。多くの人はこの悪条件に予定を諦めたのでしょう。

05東武日光駅
東武日光駅前通り
短気な僕としては良く辛抱しました。東武日光に着いたのは11時を回っていました。輪行を解いて走り出した日光駅前でこの写真を撮ったのが11:30でした。本来ならこの時刻、小田代ヶ原も戦場ヶ原も通り過ぎていたことでしょう。

06前回はここを真っすぐ
正面は足尾
前回(つい5日前)は左方向からこの交差点で左折して足尾へと向かいました。

07今回はこちら
いろは坂へ
前回の想定外の降雨は誠に残念ではありましたが、代案で走ったコースが楽しめたので良しとしました。
しかし今日は前回のリベンジですからコース変更はなく、こちらへ向かいます。しかし時間が押しているので途中引き返し、あるいは途中でのコース変更も視野に入れなければなりません。

08いろは坂入口
第二いろは坂:上り口
いい天気です。それにしてもこの時期の山の美しさはどうでしょう。萌え出て間がない若葉の浅い緑色!
雨に洗われた大気を透して陽が差せば、その輝きや鮮やかさに息をのみます。

09いろは坂
第二いろは坂
何度同じ場所を訪れても、気がつけばいつも同じ場所でシャッターを切っています。自転車を降りて振り仰ぐと真正面に男体山!気に入っている場所の一つです。

10いろは坂黒髪平
第二いろは坂:黒髪平
ひと上りして息を整える場所。ここも定番の場所です。

11いろは坂黒髪平若いローディー
第二いろは坂:黒髪平
ふと見るとひとりの若いローディーが休んでいます。やや参っているように見受けられましたが…

12いろは坂明智平へ
第二いろは坂:明智平へ
この写真より少し手前の地点で前を上る件のローディーをとらえましたが…
今にも止まりそうな速度です。若い人でも上りに慣れてなかったり体調がいまいちだったりすれば、そんなこともあるのでしょう。トキちゃんが僕を追い抜いていくくらいの速度差で前に出ましたが、孫のような若者に「頑張って!」とも言えないので、手であいさつを送るにとどめました。

13いろは坂明智平からの眺め
第二いろは坂:明智平から第一いろは坂を望む
日光は幾度となく訪れているのですが、明智平も定番の休憩ポイントです。しかし売店はずいぶん長いこと閉鎖されたままです。その前には仮設トイレが設置されていますが、明智平はかつてのように補給ポイントには使えません。いろは坂を走る方はご注意ください。

14華厳の滝の反対側
華厳の滝:滝と反対側の景色
時間もないことだし、どうしようか…と考えたのですが、すぐ近くなので様子見に行きました。
この日の華厳の滝は水量がやや少なめ。ややダイナミックさに欠ける様子でした。
それが理由ではないのですが、あえて滝は撮らないことにしました。

15中禅寺湖ボートハウスのテラス
中禅寺湖ボートハウスのテラス
中禅寺湖畔も観光客はまばら。他の場所に比べて新緑の感動がやや薄いので、一度も止まらずに通過して一気にここまで来ました。いつもならこの椅子に座って本を読んだり談笑したりする人々の姿が見られるのですが、ここもポツンと僕一人でした。

16中禅寺湖金谷ホテル直営カフェ ユーコン
中禅寺湖金谷ホテル直営カフェ:ユーコン
ボートハウス正面のユーコンでランチ&カフェを期待して走ってきましたが、今日はお休みのようです。

17湯川龍頭の滝へ
湯川:龍頭の滝へ
龍頭の滝もパス。今日は絶対の定番になっている場所は無意識のうちに避けていました。時間がないと焦っていたからでしょうかね。
これは湯川、この流れが龍頭の滝となって岩に砕け散るのです。

18小田代ヶ原へ
小田代ヶ原へ
しかしここを外すことはありません。雨の時も風の時も必ずこの道を走って向かいます。
ただ季節によってはいかにもクマが出没しそうで怖いです。実際、クマの目撃情報が多いこの地です。

19湯川こちらは少し上流
小田代ヶ原へ:さらに上流の湯川
こちらはさらに上流の湯川です。小田代ヶ原の散策では、幾多の種類の草花や樹木とともになくてはならない湯川の流れです。

20小田代ヶ原
小田代ヶ原
春の訪れが遅く、やや寂しい光景の小田代ヶ原です。やはり本格的な新緑を迎える初夏や草紅葉に染まる秋と比べるのは不公平ですね。やや無理な望みと知りつつ、雪に埋まる小田代ヶ原を訪ねてみたいと思います。

21小田代ヶ原
小田代ヶ原
もう何年前だったのか記憶が定かではありませんが、台風のすぐ後に訪れた小田代ヶ原が「小田代湖」へと変貌していたことがありました。大雨の直後に5~6年に一度現れるか現れないかの現象だそうです。しかもすぐに消えてしまう湖です。山からの水を吸収しきれなくなった湿原一帯が水に浸かって、一夜にして湖が出現するのです。樹木の花々は水中花となっていました。以来あの光景は目にしていません。

22戦場ヶ原
戦場ヶ原
こちらも小田代ヶ原同様、惹きつける力が乏しいこの時期です。それを知ってか、平日とは言え奥日光は寂しいばかりの人出の少なさでした。

23戦場ヶ原
戦場ヶ原
群馬方面の高い山々にはまだ雪が解け残り、日差しを照り返しています。戦場ヶ原には大きな駐車場を備えた休憩所があるのですが、うち一軒はお休みでした。過去何回も訪ねた経験で初めてのことです。

24戦場ヶ原かつ丼セット
戦場ヶ原:昼ごはん
ここでお腹を満たしておかないと、この先ハンガーノックになっても補給するところはありません。
もともと光徳牧場へと右折して山王峠を越えて川俣温泉へと下る予定でしたが、今日は時間的にもコース的にもやや厳しいので悩みました。
湯元を抜けて金精峠越えの方が、へたばっても日没を迎えても不安が少ないのです。峠を越えて下ればすぐに休憩ポイントがあります。その先も同様。

ひとまずかつ丼セットでエネルギーチャージをしながら考えることにしました。

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2017/05/13 18:23
2017.05.11

日光で俄かに降ってきたあの雨は何だったのだろう。前夜の天気予報からは考えられない。帰宅後にいろいろな方から聞かれたのは「こっちは最高の天気だったのに、あっちでは雨降ったの?」でした。考えたくないけど、やつの企みにやられたようです。

今にして思えば、広範囲ではなかったようなので、あのまま奥日光に向かって走れたかもしれません。しかしこの日も風が強かったことを合わせて考えるとあれでよかったのでしょう。進路変更は正しい判断だったことにします。

41採掘現場への入り口
足尾銅山:当時の坑道入り口
足尾銅山の坑道から表に出ると目が眩むほどの日差し!

足尾は隆盛を極めた時代を経て、その跡が歴史的保存建築物として、あるいは打ち捨てられたまま廃墟として町のあちらこちらに残っているところです。
足尾周辺にはまだまだ訪れるべきところがたくさんあることを知り、再訪の目的ができました。

古川財閥の礎を築いたともいえる足尾銅山ですが、巨大鉱脈の発見を契機に銅の採掘量が日本屈指の大鉱山へと育っていきました。
しかしその一方で日本の公害史上最も凄惨な被害をもたらしたうちの一つと言っても過言ではない、足尾鉱毒事件を引き起こすことになります。

42繁栄という夢の跡
足尾銅山繁栄の夢の跡
足尾にはその痕跡が至る所に残されています。こんな立派なレンガ造りの住まいも…

43繁栄という夢の跡
足尾銅山繁栄の夢の跡
この工場の入り口にかけられていた鎖が半分ほど開いて地面に垂れていたので自転車に乗ったまま入っていきました。
かつて銅の精錬などを行っていた工場跡とみられます。確か「古川電機」という看板が上がっていたと思います。精錬した銅で電線などを作っていたところだと思われます。

44繁栄という夢の跡
足尾銅山繁栄の夢の跡
工場は操業をやめてから数十年かそれ以上経ている様子です。窓ガラスは壊れ、建物は厳しい自然環境の下で老朽するのに任せています。
コンクリート製の巨大な盥状の構造物は何に使ったものでしょう。数個並んでいます。

45繁栄という夢の跡
足尾銅山繁栄の夢の跡
そのコンクリート製の巨大な盥から液体を排出するためらしい鉄管も錆ですっかり赤くなっています。

敷地内には数台のクルマが止まっていて、それらはどうやらここに通勤している方がいることを示していました。

やはり…
向うの方からこちらへ向かって歩いてくる上下カーキ色の作業服の方。
近くに歩み寄って「すみませんがこちらは立ち入り禁止になっていますので…」とご注意いただきました。
「申し訳ありません」とすぐに敷地外へ出ましたが、入り口で振り返って見たら、立ち入りできないように渡すための鎖が地面に垂れ下がり、そこに立ち入り禁止の札が引きずられるようにつけられていました。

46繁栄という夢の跡
足尾銅山繁栄の夢の跡
こちらは道を隔てて工場の向かい側にあるビルです。この建物は事務作業などに使われたものでしょうが、こんなに廃れた有様です。

47渡良瀬渓谷
渡良瀬渓谷
足尾の町を過ぎると、悲惨な歴史があったことなどみじんも感じさせない長閑で清々しい渡良瀬渓谷が道路の左側に続きます。
そしてわたらせ渓谷鐡道が道路と渡良瀬川を縫うように走ります。さらに道路も左岸へと渡る道に分かれる地点があります。
渡良瀬渓谷には橋がたくさんあり、それぞれが印象に残るのはこんな理由もあるのです。

48渡良瀬渓谷の橋
渡良瀬渓谷の橋
手前の鉄筋コンクリート製の橋は旧道で、その向こうの青い橋はわたらせ渓谷鉄道が通ります。

49渡良瀬渓谷の橋
渡良瀬渓谷の橋
コンクリート製の橋が気になって引き返して渡ってみました。近くで見るわたらせ渓谷鉄道の橋は一段と美しい!青い鉄骨の橋と石積みの橋脚の様子はアートです。

50a渡良瀬渓谷のつり橋
渡良瀬渓谷のつり橋
道の反対側に渡ってみたら、パイプラインのようなものを渡している吊り橋!

50渡良瀬渓谷の橋
渡良瀬渓谷の橋
この赤い橋は草木湖に架けられた、この辺りでは一番長くて立派な橋です。渡良瀬川の左岸へと渡るクルマと人のための橋です。

51草木湖&草木ダム
草木湖と草木ダム
赤い橋から見た下流方向の草木湖の光景です。遠くには草木ダムが見えています。

52富弘美術館
富弘美術館
草木湖に面した富弘美術館です。昔入ったことがありますが、星野富弘の展示作品は何も覚えていません。誠に申し訳ございません。
建物正面のガラスに映った自分(他の観光客とともに)を撮りました。これも自撮りですね。

53草木ダムのボート
草木ダム:ボート
草木ダムのほとりに係留された2艘のボート。

54渡良瀬渓谷
渡良瀬渓谷
この辺りは両側から崖が迫り、渓谷らしい光景を見せてくれます。

55渡良瀬渓谷山藤
渡良瀬渓谷の山藤
いま山藤が花の盛りです。藤は実に生命力が強く、どこまでも蔓を延ばして花を咲かせています。

56わたらせ渓谷鐡道水沼駅
わたらせ渓谷鐡道:水沼駅
せめて足利まで走って、日光で出会った鰻屋さんに寄るつもりでしたが…
あの水沼駅です!温泉が駅に併設されているという実に魅力的な駅です。
わたらせ渓谷鉄道の時刻表を見て入浴するかどうか決めることにしました。もしも温泉に浸かれたらこの先走ることはできません。

この時の時刻が16時40分、そして桐生に向かう列車は17時21分発です。この電車も前回ここを走った時と同じ。日が長くなっているので同じとは思えませんでしたが。
しかしこれを逃すと次は19時半くらいだったと思います。

自転車をたたんで輪行袋にしまってサイクリングはここまでとしました。
残り時間は電車に乗るまで30分余りです。入浴に使えるのはせいぜい15分か20分ですが十分でしょう。

そうは言っても乗り遅れると大変なことになるのでやや大急ぎで体を洗って湯船で疲れを癒します。
3~4人しか入っていませんし、それも地元の方のようです。

57aわたらせ渓谷鐡道水沼駅
わたらせ渓谷鐡道:水沼駅付属の温泉・shoot with スマホ
一旦風呂を出て裸のままスマホを取りに行き、温泉の様子を撮影しました。さすがにカメラを持ってくる勇気はありませんでした。警察を呼ばれます。w
渡良瀬渓谷沿いを走ったら立ち寄りたいと思う友人がいるかもしれないので画像を載せておきます。

57bわたらせ渓谷鐡道水沼駅
わたらせ渓谷鐡道:水沼駅付属の温泉・shoot with スマホ

57cわたらせ渓谷鐡道水沼駅
わたらせ渓谷鐡道:水沼駅付属の温泉・shoot with スマホ
それからバタバタと風呂を上がり、やや湿ったビブショーツとサイクリングウエアを汗で着にくい思いをしながら身につけます。

57わたらせ渓谷鐡道水沼駅
わたらせ渓谷鐡道:水沼駅
ホームに出たらまだ10分以上も時間が余っています。ずいぶん高い入浴料になりました。w

58わたらせ渓谷鐡道水沼駅
わたらせ渓谷鐡道:水沼駅
やがてホームに入ってきた電車を撮影してから乗り込みました。車内アナウンスが「整理券をお取りください」と繰り返していたので、運転手さんに訪ねたら「後です!」と。本来なら車掌さんがいるところですね。しかしワンマンなので車掌さんの代わりに整理券の発券機がありました。

59わたらせ渓谷鐡道相生へ
わたらせ渓谷鐡道:相生駅へ
車内に地元の方はほとんど乗っておらず、僕と似たり寄ったりの年齢の観光客がほとんどです。
こんな状態の車内だったので、歩き回って車窓から撮影するのは諦めました。

60わたらせ渓谷鐡道相生駅
わたらせ渓谷鐡道:相生駅
今回は終点まで乗り鉄を楽しむことはせず、相生駅で東武線の浅草行きの特急に乗り換えて本日のサイクリングは無事終了です…そのはずでした。
しかし東武日光線の特急は全席指定で、事前に特急券を購入しなければならず他の乗客と一緒に右往左往…
自転車をホームに立てかけて、特急券を購入するために跨線橋を越えて改札口で他の乗客の後に並んでならんで無事ゲット。

戻ってきたら風で自転車がひっくり返っていました。今日も風が強いことをうっかり忘れていました。
ディレーラーハンガーが曲がってなければいいけれど…

61東武特急浅草行き
東武特急浅草行き
特急の座席についてほっと一息、何事もなく(ディレーラーハンガーは多分大丈夫)無事に終了を迎えた本日のサイクリングでした。コース変更で想定外のところを走りましたが、実にいい一日でした。


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2017/05/12 12:48
2017.05.011

らくちんコースに変更したので、写真を撮りすぎました。ただそれだけの理由で、内容のないサイクリングブログ1日分が分断されて複数回に及ぶことになりました。
ご覧いただく方は適当に流してください。

予定のコースが走れないことになって走りのモチベーションはすっかり萎んでしまい、当初の企画より圧倒的に楽なコースに変更しました。
空が明るいからという理由で選んだ方角でしたが、その選択に誤りはなく、青空も覗き始めました。

数年前に今日と酷似した状況を経験したことがあります。日光駅で降りたらいきなり雨!しかも今回のようにポツポツではなく、普通に降っていました。
帰るに帰れず、晴れ間を求めていろんなコースに突入してみましたがいずれもダメ。この時点でかなりずぶ濡れ!しかしこのままおめおめと輪行で帰れないと意固地になり、結局横浜市の自宅まで走ったことがありました。幸い途中で雨はやみましたが、帰宅は夜…さすがに妻が心配しました。
しかも翌日誘われていた奥多摩へのサイクリングにものこのこ出かけて行って、みんなから呆れられた(バカだと思われた)こともありました。ほんの少し前(長い人生からすればw)なのに、元気だったんだなぁ…と遠い目になってしまいます。

21足尾へ
足尾へ
まずは足尾を目指して走り出しました。まだほとんど雲に覆われていますが、晴れそうな気配です。

22足尾へ
足尾へ
ほら!ほらほら、山の頂には眩しい日差しが射してきました。捨てる神あれば拾う神あり!日頃の行いに自ら感謝です。

23日足トンネル
足尾へ:日足トンネル
目前に迫って来た「日足トンネル」、ここは長いので交通量が多いと緊張します。今日のこの時間、上りの車両は多くありません。
フロントライトとリアライトを点灯してからいざトンネルへ! 衛星で位置情報を示すGARMINはトンネル内では機能しないのでむしろ不便です。僕はスピードセンサーをつけていないのでデータ表示は衛星頼み。速度メーターも距離計も止まります。

24日足トンネル
足尾へ:日足トンネル
幸い通行車両が少ないのであまりストレスになりませんが、3㎞弱もあるので僕には通過するのに時間がかかります。後方からのクルマが来ないうちに、とはなりません。トンネル内ではタイヤのロードノイズとエンジン音や排気音が過剰に響くのが怖いです。しかもこの日の路面はウエット!

25足尾へ
足尾へ
渓谷へと降りていく道にちょっと逸れてみました。緑あふれるこの季節ならではの光景です。足元じゃなくて目線を上げて山の上の方をご覧ください!

26足尾へ陶工房
足尾へ:芳州窯
こんなところに窯元があったのは知りませんでした。ちょっと見せていただこうと自転車を降りました。

27足尾へ陶工房
足尾へ:芳州窯
入口に張ってあった由来文に興味を惹かれ、ドアを開けてご挨拶して拝見させていただきました。

28足尾へ陶工房
足尾へ:芳州窯
足尾は鉱山の盛衰のみならず、日本の公害の原点のような歴史も内包しています。しかし町の中に鉱毒事件に触れるものがなぜか見られません。
何の脈絡も無く、この焼き物を見てふと田中正造のことを思いました。

29足尾へ陶工房
足尾へ:芳州窯
この色合いと釉薬の景色がいいと思った花入れです。炎の色です。
お礼を述べて工房を後にしました。

30足尾へ足尾橋
足尾へ:渡良瀬橋
しばらく走るとこんな雰囲気豊かな橋。「渡良瀬橋」と名付けられていました。ピントが甘いのが残念です。
ここから150m遡ったところが渡良瀬川発祥の場所とされていたそうですが、現在はさらに上流を渡良瀬川の源流というようです。

そして「鉱都 足尾の迎賓館 : 古河 掛水倶楽部」という看板がかかった場所。周囲には高い金網のフェンス、入口には錠が掛けられています。
土日祝日のみ開館、平日は要予約となっていました。
残念…
31足尾の迎賓館
古河 掛水倶楽部:迎賓館
恐らくこのレンガ造りがメインの建物だと思われます。他にも金網フェンス越しにサイディング張りの洋館も見られました。

32足尾の所長役宅
古河 掛水倶楽部:所長役宅
敷地の一角にある立派なお屋敷。「所長役宅」とありましたが、これもフェンス越し…。開館日なら中も見られるのでしょう。次回は開館日に訪れたいと思いました。

33足尾の工夫たちの住まいか
足尾の坑夫or従業員の住居か?
一方、囲われずに出入り自由になっている一角に建てられたこちらの家々は抗夫や従業員のための住居だったのではないかと思います。一部今でも人の生活の様子が見られるお宅もありました。
遠くに見える赤い箱はポストではありません。大切な歴史的遺産を火災から守る為に備えられている消火器です。

いかにも対照的な明るい午後の日差しの下では廃墟感がより強く感じられます。この地の栄枯盛衰を担い、見つめてきた人々の営みの跡です。

34足尾駅
わたらせ渓谷鐡道:足尾駅
ここはわたらせ渓谷鐡道「足尾駅」です。ちょうど列車が入ってきました。列車の発着、ホームの様子、駅舎など自由に撮影させていただきました。これも無人駅ならではです。

35足尾駅
わたらせ渓谷鐡道:足尾駅
ボタンザクラが駅舎の日陰に吹きだ溜まっていました。渡良瀬の里もそろそろ初夏を迎えるようです。

36足尾駅
わたらせ渓谷鐡道:足尾駅
ここが改札口。乗車賃の精算は整理券と引き換えにワンマンの車内で運転手さんが行いますから、形だけの改札口です。
こんな様子にたまらなく魅了されるわたらせ渓谷鐡道の駅たちです。

37足尾駅今日も風
街道沿いの足尾の町
前回の磐梯吾妻スカイラインに続いて強風の今日です。あまり負の要素を書き連ねるとツッコミが予想されるので控えていましたがw、この日もバス停の看板が倒れるほどに強い風が突然襲ってきました。
しかし谷底に転落する恐れはないし、鉄道と並行して走っているので心配はしませんでしたが。

38通洞駅
わたらせ渓谷鐡道:通洞駅
「通洞」という駅。名前から察するに、足尾鉱山の坑道と関係があるのでしょうか。
ホーム側からカメラを向けると、麦わら帽子をかぶった地元の?おばあちゃんが戸を開けて入ってきました。その後には2~3人の登山者(高齢です)たちも。

39足尾鉱山見学
足尾銅山坑内見学
今まで何となく見学を望まなかった足尾銅山でしたが、今日は時間もあり、坑道へと案内してくれるトロッコ電車の出発時刻の直前というタイミングもあり、参加してみました。
ただ気になったのは町の中にも足尾銅山にも「足尾鉱毒事件」にあえて触れまいとする空気があったことです。
息子が小学生の時、田中正造の伝記を読んで感動していた様子とダブって複雑な気持ちになりました。

40足尾鉱山見学
足尾銅山坑内見学
この暗く長く深い坑内で過酷な労働を強いられていた坑夫たち、渡良瀬川に鉱毒を流し続けて下流の住民に中毒事件を引き起こした企業、そして身を挺して抗議行動に出た田中正造。
そんな歴史的な怨念が坑道のそこここから湧き上がってくるような感覚に囚われました。


『その3』に続く←ここをクリックしてお進みください


Twitter : @pa_hoehoe

2017/05/12 00:17
2017.05.11

FBからの過去の記事のお知らせによると、どうもこの季節のサイクリングでは風にやられているようです。季節的に仕方ないのでしょうか。

巨大扇風機で風を送るつけるトキちゃんやそれを陰で操るktyさんも、昨年のこのころはずいぶんと親切で優しいコメントをくれていたようです。

ま、時移れば人の心も変わる…のです。(笑)

今回は東武日光から走り始めて奥日光、山王峠を経て川俣湖・瀬戸合狭…と走る予定でした。しばらく前に日光ツーリングを友だちにも打診していたのですがお忙しい様子、今回も一人で撮影を楽しみながらのツーリングとなりました。

01新しい東武の特急
新しい東武の特急
今回は浅草経由で東武日光の特急に乗車します。新しく追加された特急車両です。確かにピカピカですが、新幹線に乗り慣れた身には揺れの激しさを感じます。
そんなにか!と言うほどではないのですが、下手なスマホの入力が一層下手になって間違える程度に揺れます。しかし新幹線に比べれが運賃は格安です。

02東武日光駅
東武日光駅
東武日光駅から輪行する方がもう一人。やや離れた場所で支度をしていたのでお声は掛けず仕舞いになりました。
青空が覗き、風もない穏やかな春の朝です。明け方まで雨が残るかもしれないという昨夜の予報でしたが、辺りにはその痕跡もありません。

しかしなぜか脚が重い今日…。磐梯吾妻スカイラインの疲労が残っているのでしょうか。強風下で自転車を押しながらロードシューズで歩いた5㎞あまりの道のりが堪えていたのかもしれません。

神橋を眺め、東照宮の杉の巨木を見上げながら勾配のある道をゆっくりと上っていきました。
空には雲が広がってきましたが、まさか降りはしないだろうと油断していたこの時でした。

ところが空模様がますます怪しくなってきました。進むか退くか微妙な心境になり、いつもの日光田母沢御用邸記念公園へ立ち寄って様子見をすることにしました。
03日光田母沢御用邸記念公園
日光田母沢御用邸記念公園
奇麗に手入れをされた庭に効果的に配置されたツツジやシャクナゲが咲いています。

04日光田母沢御用邸記念公園
日光田母沢御用邸記念公園
そしてヤマブキの黄色(山吹色?)も鮮やかです。
いつ訪れてもしっとりと落ち着いて爽やかな感じがするお庭、そして伝統と格式のある趣ある建物…

あれっ!ついに落ちてきました。ポツポツ…弱い風もざわざわと吹いてきました。
その後風はいったん止んだのですが、雨粒は数を増してきました。
天気予報によれば…なんて磐梯吾妻スカイラインでもおんなじこと考えてましたが、あの結果!

しかしここはまだ危険がない日光市街のはずれです。日光田母沢御用邸記念公園のすぐ近くの釈迦堂にも足を向けてみました。
05釈迦堂
釈迦堂
やや荒れたままになっている「釈迦堂」。世界遺産になっているほかの寺社が余りにも絢爛豪華なので一層その感を強くします。昨年、夕暮れ時に訪れて気に入ったさして広くはない境内を歩きました。もちろん他に訪れる人もありません。

06名もない社
小さな社
そしてその隣にある名もない社。
人気ランキングの上位に並ぶ名所旧跡はさすがにその価値を備えていますが、名もなく忘れ去られてひっそりと佇む姿も捨てがいたものですね。

雨やみを待つつもりでブラブラしていましたが、晴れる気配はなく、山の上には黒い雲が広がってきました。

「羹に懲りてなますを吹く」…この時に脳裏に

磐梯吾妻スカイラインほどではないにせよ、今日のコース上にある山王峠や瀬戸合狭で強風に晒されたら二の舞になりかねません。クマやサルに襲われることはあっても、手を差し伸べてくれる救いの神が現れてくれる可能性はありません。
特に山王峠では気候の異変に出会って、当たると痛いほどの雹に降られたこともありました。しかも駅や街へのアクセスがない点も磐梯吾妻スカイラインに引けを取りません。

*****************************************

ここは一旦おとなしく引き下がることに決めました。
こんな時でなければゆっくり立ち寄れない東照宮、観光客や修学旅行の小学生に交じって拝観しました。
そういえば、小学校の修学旅行は日光でした。半世紀をとうに過ぎた昔の話です。

東照宮は日本一有名な観光名所と言っても過言ではなく、訪れたことがない人でも画像や映像で目にしない人はないところ。
多くのカメラマンが素晴らしい写真や映像を残しているので、正面から撮影する気になれず、「ここはどこでしょう?」みたいなショットばかりになりました。

07日光東照宮
日光東照宮

08日光東照宮
日光東照宮

09日光東照宮
日光東照宮

10日光東照宮
日光東照宮

11日光東照宮
日光東照宮

12日光東照宮
日光東照宮

13日光東照宮
日光東照宮

14日光東照宮
日光東照宮

15日光東照宮
日光東照宮

16日光東照宮
日光東照宮

17日光東照宮
日光東照宮

18日光東照宮
日光東照宮

19日光東照宮
日光東照宮

東照宮を楽しんでいるうちに雨は極小降りになり、自転車で走るのに問題ありません。しかし東照宮で時間を消費しすぎて、当初のルートを走る時間は残されていません。
さてどうしよう…このままむざむざとは帰れません。代替ルートを考えながら駐輪場へと向かいました。


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Author:shimagnolo
2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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