2015/05/28 22:49
北陸新幹線が開通したら金沢と能登半島に行くと決めていましたが、いつとは決まっていませんでした。

昨年脊椎間狭窄症の手術をした姉夫婦がすっかり元気を取り戻し、最近やや退屈の様子。
僕の北陸行に合わせて一緒に行きたいというので、急遽新幹線輪行でクルマと自転車との付かず離れず関係の能登半島の旅をすることにしました。

市街地は僕が運転し、安全に楽に走れるルートは運転を任せて自転車で走る予定です。

01往切符
東京→金沢:割引切符
毎度しつこいですが、30%引きの割引切符です。
同じ新幹線でも「のぞみ」は割引対象になっていませんので、「かがやき」もそうだろうと諦めていましたが…
なんと30%割引の適用対象でした。対象外は「のぞみ」だけなんですね。

02東京駅
東京駅
北陸新幹線が開通してから、今回ですでに3回めです。もちろん3回とも東京発です。軽井沢まで、長野まで、そして今回はターミナルの金沢までの乗車でした。
前回と前々回は「はくたか」で、今回は「かがやき」です。
さすがに速いですね。東京~金沢がわずかに2時間半!

03金沢駅
金沢駅東口 1
金沢駅で下車するのは二度目です。前回金沢を訪れたのはもうずいぶん前のことなので、当時の駅の様子は全く記憶にありません。それ以外はクルマでの北陸旅行でしたから、実質的に金沢駅は初めてのようなものです。

北陸新幹線開通に合わせてリニューアルされたのでしょうか。
広々としてとても明るいです…
しかし開放的過ぎて「加賀百万石の城下町」に降り立った気分がしなかったですね。

04金沢駅
金沢駅東口 2
金沢駅のシンボルとも思える「鼓門」は篝火の台のような、寺の山門のような、いわく言い難いデザインです。
そうは言うものの、名前からするとデザインコンセプトは鼓ですね。
とても印象的で、その存在感は半端ではありません。
しかしガラス張りのドームのような駅舎とのマッチングはどうなんでしょう…

06金沢駅
金沢駅東口 3
こんな位置から見るとやや違和感があるように思えてしまいます。
でも駅舎も鼓門も現代建築の技術とデザイン力の粋を集めて造られたのでしょうね。
ケチをつける気はないのですが、東京駅の時代を越えて圧倒的な存在感を誇る建築美にはとても及びません。
やはりこういう建築物は時代を超越し続けるものであってほしいと思いました。

07金沢駅西口
金沢駅西口
西口はやや地味で、裏口という印象がぬぐえません。
その裏口にあるトヨタレンタリースでプリウスを借りて能登半島を走ることにしました。

さすがに世界中で売れているだけのことがあるプリウス。
静粛、低燃費、走行性能など、総合的なドライバビリティーは一級だと思いました。
スタイルの好き好きはあると思いますが、実用性を中心に考えたらもはや何の不満もない仕上がりです。
ハンドリングもブレーキングのフィーリングも素晴らしい!

08千里浜
千里浜なぎさドライブウェイ 1
快適に千里浜まで走ってきました。
もちろんカーナビに道を案内してもらいました。僕、無類の方向音痴ですから…

09千里浜
千里浜なぎさドライブウェイ 2
本来ならここでクルマを降りて自転車で走るはずでしたが、自転車に比べると(当たり前ですが)あまりにも楽です。
もう少しだけクルマで…
その後も、もう少しだけ…とだんだん無精になります。
なかなか自転車に乗り替えられません。

ちゃんとサイクルジャージにビブショーツ姿で、自転車で走る気満々でした。
そのはずでしたが、人は楽を覚えるとなかなか足を洗えないもののようです。

今回は自然の景観を楽しむほかに、神社仏閣や歴史的な建物を拝観するつもりだったので、自転車のペダルはSPDに換えてきました。シューズもそれに合わせてスニーカー風のSPDシューズです。
なので、そのまま車の運転も問題ありません。
それもクルマからなかなか降りられない理由の一つだったかもしれません。
何と言ってもロードはロード専用ペダルでないと…

千里浜なぎさドライブウェイの後は寺社や北前船で財を成した商人の家などを訪れました。

興味を持たれた方は、僕のいい加減な記事よりもネットで検索していただいた方がよろしいと思います。
詳しい沿革や写真もご覧になれます。

10a気多神社
気多神社(けたじんじゃ) 1

10気多神社
気多神社(けたじんじゃ) 2
檜の見事な鳥居です。やはり海から比較的近いという地理的な理由もあるのでしょうし、能登特有の冬の厳しい風雪に晒されるという厳しい気象条件もあるでしょう。木肌がすっかり白んでいます。
しかしそれが逆に深い味わいとなっています。

11気多神社
気多神社(けたじんじゃ) 3
いかにも格式と歴史を感じさせる佇まいです。

12a気多神社
気多神社(けたじんじゃ) 4
神門全体の姿はいかにも能登の厳しい自然を耐えてきた様子。
茅葺屋根はとりわけかなり傷みが激しく、今後の保存の行方が心配されます。

12気多神社
気多神社(けたじんじゃ) 5
神門から見られる拝殿も同様に白んで、寂を感じます。この佇まいと傷みとが背中合わせとは皮肉です。
しめ縄も普通目にするものとはやや異なりますね(僕がものしらずなだけ?)。門とのバランスの妙が素晴らしい。

13気多神社
気多神社(けたじんじゃ) 6
お参りを済ませて振り返ると巫女さん。建造物の木肌全体が白っぽく変色した景色に、朱色の袴がより一層眩しく映ります。

次に訪れたのが「日蓮宗 妙成寺」です。
14妙成寺
妙成寺(みょうじょうじ) 1
石積みの階段の上には堂々とした仁王門が聳え、いかにも格式の高さを感じさせます。

15妙成寺
妙成寺(みょうじょうじ) 2
境内の伽藍配置も見事ながら、その建物の10棟は重要文化財にしてされています。

16妙成寺
妙成寺(みょうじょうじ) 3
仁王門正面奥の階段の上には五重塔。
実にバランスのいい姿です。新緑の中に堂々と、しかもすっくと立った様子は本当に素晴らしい。

17妙成寺
妙成寺(みょうじょうじ) 4
鐘楼と本堂、その間に屋根が見える建物は祖師堂です。いずれも初夏の新緑の中で清々しいまでに美しい姿です。

18妙成寺
妙成寺(みょうじょうじ) 5
どのお堂も厳かなだけでなく、やや親しみが持てる佇まいです。

19妙成寺
妙成寺(みょうじょうじ) 6
拝見してその建築美を観賞するだけで、お堂の名称や意味役割などはほとんどわかりません。(まさに子供的観賞です)

20妙成寺
妙成寺(みょうじょうじ) 7
境内一番奥には両脇を二体の像に護られたお釈迦様が安置されている釈迦堂があり、その周囲には墓地が広がっていました。

19a妙成寺
妙成寺(みょうじょうじ) 8
これは「三光堂」という名称のお堂のようです。

この後は能登半島ならではの自然を楽しみます。
21a能登金剛 巌門
能登金剛 巌門 1
季節が夏に移りつつある今日、日本海は誠に穏やかな色合いです。
水温が上がり気温も30度になろうとしているので、水平線もぼんやりと霞みます。

21能登金剛 巌門
能登金剛 巌門 2
海から吹き付ける冬の烈風、その激しさを物語るように木々は山に向かってその幹が湾曲しています。

22能登金剛 巌門
能登金剛 巌門 3
複雑な入り江の中には島や大小の岩礁があり、見事な景観を作り上げています。

23能登金剛 巌門
能登金剛 巌門 4
巌門は思ったより小さく、小舟でも通過が難しそうです。

23a能登金剛 巌門
能登金剛 巌門 5

24a能登金剛 巌門
能登金剛 巌門 6

25能登金剛 巌門
能登金剛 巌門 7
遊覧船を利用する観光客もなく、船頭さんは暇そうにしていました。
「自転車で来たの?どこからです?」と尋ねられたので、"いや、クルマです"とも言えず、"金沢から…"とウソを言いました。すみません。

26トトロの岩
トトロの岩 1
数年前に自転車で走った時に休憩した岩場が見えてきました。

27トトロの岩
トトロの岩 2
近づいてみるとその岩は変身していました。
トトロになっています。(笑)

28天領黒島 角海家
天領黒島 角海家 1
ここは北前船で財を成した角海家(かどみけ)の広大で豪壮な家屋です。
海運業で成功した角海家には文化的にも一級の収蔵品が展示されています。
蕪村直筆の軸や、丸山応挙の軸もごく普通に床の間を飾っています。
なんとか鑑定団の鑑定士が訪れて驚いたとか…

29天領黒島 角海家
天領黒島 角海家 2
外から見た様子は海風を避けるかのような一面の板張りですが、中の造りは巨大な梁や大黒柱からなり、いかにも贅を尽くした往時が偲ばれます。
近くを通ったら是非寄りたいところです。
屋敷内を案内し、解説してくださるおじさんがとてもよかったです。

30a総持寺祖院
総持寺祖院 1
次に訪れたのが、曹洞宗「大本山総持寺祖院」です。

31総持寺祖院
総持寺祖院 2
このお堂だけが修復工事から免れていました。

32総持寺祖院
総持寺祖院 3
外国人の修行僧です。きちんと日本語で挨拶をしていただきました。

33総持寺祖院
総持寺祖院 4
残念なことに改修工事の真っ只中で、ほとんどの建物は工事用の幕や囲いに覆われていました。

34総持寺祖院
総持寺祖院 5
お寺を訪ねて修復中!という場面に出くわすことが多いこの数年。松島の瑞巌寺、日光東照宮など…

一日目の最後は千枚田です。
輪島で宿を決めてチェックインを済ませ、荷物を下ろして再度クルマで出かけます。

千枚田は明朝向かうルートの途中にあるのですが、西の海に面しているので朝では仕方がありません。

日没に出会えそうなのでクルマで飛ばしました。
左側の海岸線からは傾いた太陽が金色の光を放っています。
35千枚田
千枚田 1
夕日を受ける千枚田ですが、まだ辺りは赤く染まってきません。

36千枚田
千枚田 2
いよいよ夕日は西の水平線に沈もうとしています。間に合ってよかった!

37千枚田
千枚田 3
以下は時間の経過に従って撮影しましたが…

38千枚田
千枚田 4
こういう場面に出逢うと写真のセンスのなさと、本格的な機材を持たないことが悔やまれます。
写真は半端な気持ちや程々の機材ではどうにもならない場面が多いですね。
それよりセンスと腕かもしれません…能力がない人間に限って道具のせいにしたがるものです。(^^;

39千枚田
千枚田 5
その点自転車は実力でカバーできる部分が多いかもしれません。
カバーできない僕は軽い財布をはたいて機材だけはプロ並!(笑)

40千枚田
千枚田 6

明日は能登に来たらお目にかからずに帰るわけにはいかない方を訪ねようと思います。
とても楽しみです!


Twitter : @pa_hoehoe


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2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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