2015/05/11 10:03
2015.05.10

00日光-金精峠-上毛高原
今回の走行ルート

明智平から中禅寺湖まではものの15分もあればたどり着けます。
二つのトンネルをくぐるので勾配のゆるさにも助けてもらえるからです。

そう言えば、(その1)の黒髪平の石碑の陰で参っていた若い自転車乗りはどうしただろう。スニーカーで上ってきたのでまだ初心者だと思われますが、げんなりしていました。そのげんなりさ加減にさすがの僕も声をかけるのがためらわれました。

ここまでは、この素晴らしい天気を誰に感謝すればいいのだろうなんて謙虚な気持ちもありましたよ。
17中禅寺湖
中禅寺湖 1
なのに、なんだなんだこれは! 
中禅寺湖の信号が見えるか見えないうちに気温はみるみる下がり、風はゴ~ゴ~吹いています。ゴ~ゴ~が大袈裟だとしても、木々がザワザワなどというレベルではありません。

急に気温が下がったわけでもなく、突然風が吹き出したわけでもなく、中禅寺湖は最初からそんな天気だったようです。
自転車をこいでも進まないばかりか、おっとっと!となりそうな強さです。
南伊豆で吹かれたほどの強風ではないものの、自転車中の匹敵する風を探すなら今日の風しかありません。

18中禅寺湖:華厳滝への流れ
中禅寺湖 2
華厳の滝は当然スルーです。中禅寺湖から流れ出る水の行く先が華厳の滝ですから、この水を見て華厳の滝は見物したことに…

帰りたい、引き返したいと気う気持ちにだんだんと負けそうになっている自分が嘆かわしくもありましたが…
いや本当に寒い。強風も吹き荒れているので、そもそも人が外を歩いていません。
これ、本当に日曜日の日光ですか?

桐生に向かった小径車のおじさんと、横浜まで200km走って帰った過去の自分が頭をよぎりました。
頭を振って急いで打ち消し、"湖から山沿いに移動すれば少しは風が凪いで寒さが和らぐかもしれない"、それまでの辛抱だと思って、とりあえず旧イタリア大使館別荘の公園に向かうことにしました。

19中禅寺湖:残雪の山
中禅寺湖 3
中禅寺湖の信号を左折すると湖越しに見える山々は薄っすらと、いやかなりはっきりと雪化粧しています。
湖越しに見える山々って、この後行くはずのところです。

20中禅寺湖:中禅寺
中禅寺湖 4:中禅寺
道の正面に中禅寺が現れますが、もちろん拝観はしません。

21中禅寺湖:中禅寺
中禅寺湖 5:中禅寺
湖側から見た中禅寺はなかなかスケールが大きいことがわかります。
これまでは無視して通り過ぎるばかりだったので、全体を見たのは今回が初めてでした。

22中禅寺湖:男体山
中禅寺湖 6:男体山
大きいものは何でもそうですが、近寄りすぎると全体がわかりません。近すぎると全体が分からなくなるのは、器の大きな人間も同じですね。僕など近づかないとわからない小粒人間ですが…
季節にもよりますが、中禅寺湖を挟んで眺める男体山が好きです。

それよりイタリア大使館の別荘行きも取りやめました。風が強くて、気温が低くて行かれません。

実は今回も準備が悪く、半袖ジャージにビブショーツといういでたちです。つまり真夏と同じ!
(いつも上りで汗をかく不快さだけが気になっています。しかも荷物軽量というおまけまでつくので…)
アームカバーと紙のように薄いウインドブレーカーだけは持ってきました。
アームウォーマーではなく、アームカバーですから保温性はほとんど期待できません。湿疹を紫外線から守るために携行したものです。
ウインドブレーカーはこれ以上薄いのはないという代物で、極軽量小型です。単に携行するだけで安心する向きにはいいですが、実用性は??
雨はもちろん通すし、風も通します。普通そう言うのをウインドブレーカーとは言いませんね。

23中禅寺湖:湖畔のレストラン
中禅寺湖 6:湖畔のレストラン
そうだ、こうも状況が悪いんじゃぁ飯でも食うほかない!と湖水沿いのレストランに入りました。
風を避けてバイク乗りの一団と外人が休んでいました。

24中禅寺湖:湖畔のレストラン
中禅寺湖 7:湖畔のレストラン
あまり食べたくもないカレーを注文し、体が温まるのを待ちました。いや風が少しでも弱まるのを待ちました。

結局風が弱まる気配はなく、身体も暖まらず、午後になったというのに気温も一向に上がってきません。
"湖沿いから山へ移動すれば風は弱まるかもしれない。この風が体感温度をここまで下げているに違いない"
自分にそう言い聞かせて、引き返すのはやめて少しでも中禅寺湖から離れることにしました。

25中禅寺湖:ボートハウス
中禅寺湖 8:ボートハウスから
ちょっとコーヒーが飲みたくなって金谷ホテル直営のカフェに入ろうと思いましたが、中禅寺湖の風から逃れたい気持ちのほうが勝ちました。でもせっかく自転車を降りたので、ボートハウスのテラスに出てみました。
この強風の中、一組の夫婦が弁当を食べようとしています。押さえていなければ弁当も飛んで行ってしまう強風下ですよ。

強風の上に、何故か最後まで向かい風でした。もちろんこの時も!
僕の脚力では全然進みません。傾斜の強い上りでは止まっちゃいそうな速度まで落ちます。
追い風なら歓迎ですが、横風で煽られないだけよかったのかもしれません。

28小田代ヶ原への道
小田代ヶ原への林道
どうにかこうにか小田代ヶ原に通じる林道に逃げ込むことができました。

あら、不思議! ほとんど風が吹いてません。もちろん凍えるような寒さからも解放されました。
"ほらね、やっぱり帰らないでよかったよ♪"

30小田代ヶ原
小田代ヶ原 1
まだ春が訪れていない小田代ヶ原です。訪ねる人もいません。たいていハイカーの一人や二人、カメラを携えたツーリストの二人や三人はいるのですが…

29小田代ヶ原
小田代ヶ原 2
これから向かっていくかもしれない山肌に積もった雪をみて気持ちが縮みそうになります。

31小田代ヶ原
小田代ヶ原 3
年配のハイカーがやってきて、あいさつもそこそこに「撮りましょう!」と仰ってくださいました。

33小田代ヶ原
小田代ヶ原 4
一人静かに湿原に向かいたい方のようで、じってベンチに座って飽かずに眺めていらっしゃいました。

32小田代ヶ原
小田代ヶ原 5
やがてともに立ち去ろうとしたとき、「もう1枚どうですか」とご親切なお申し出。
丁重に撮影のお礼を述べて小田代ヶ原を後にしました。

せっかく風も治まり、凍えるような寒さから解放されたと思ったら、湿疹が出て手足が無闇と痒くなってきました。
"日光皮膚炎"かなぁ…とやや不安になりました。朝から強い日差しに晒されていたからなぁ…
一旦そう思い始めると痒みはどんどん増してくるもののようです。

34小田代ヶ原:桜
小田代ヶ原 6
小田代ヶ原で小さな春を見つけました。目立たない可憐な桜です。
「宇都宮山翠会 結成二十周年記念植樹 平成十年五月」
「花の名前:オオヤマ桜 会の名前:宇都宮山翠会」となっていました。

R120 通称ロマンチック街道に戻って、進むか退くかもう一度悩みます。今度は湿疹が不愉快だから…
人の身体はよくできていると聞いたことがあります。体というより脳ですね。脳は一番つらいところや痛いところを人に伝えるものだという。人はいっぺんにたくさんの辛さや痛みに耐えられないので、自己防衛本能としての働きなのでしょうかね。

そういうことならば"風と寒さに耐えてやろうじゃないか"…

35戦場ヶ原
戦場ヶ原 1
日曜でこんなにいい天気なのに、しかも天下の観光地日光なのに、クルマの数が少ない。
自転車に至ってはいろは坂以降1台も出会っていないような…
寒さはともかくこの強風ですからね。自転車には不向きなんてものじゃありません。

36戦場ヶ原
戦場ヶ原 2
戦場ヶ原ももう少しすればワタスゲやニッコウキスゲやなどの高山植物が一斉に花開きます。
こんなに寒くない日にまたこよう!

37戦場ヶ原
戦場ヶ原 3
戦場ヶ原のレストハウスで補給とトイレを済ませ、展望台に来ました。高いところにあるわけでもなく、道沿いからの眺めよりいいわけでもないですが、すぐそばに広いパーキングがあるので車で訪れた人にはゆっくり眺められて便利ですね。
人がいないのを幸いに、セルフタイマーで自撮りです。w

38戦場ヶ原
戦場ヶ原 4
日光でもこんなにまっすぐで平らな道路はこのあたりだけです。アップダウンが当たり前のコースの中で、この平坦な直線道路は貴重です。

しかし、風が気にならなかったのはここまでです。特に風をさえぎるものがあるわけでもないのに、小田代ヶ原から戦場ヶ原にかけては、無風ではないものの、押し戻されるような強風は吹きませんでした。
この間は湿疹が気になっただけ。w

それなのに、一体どうして?
39湯滝
湯滝
湯ノ湖から湯滝となって落ちていく水のしぶきが、強風で飛んできます。
ぼんやりしていたらびしょ濡れになるほどです。
中禅寺湖より猛烈な風です。

40湯ノ湖
湯ノ湖
いつもは鏡のような湖面が波でささくれ立っています。
いつもなら腰まで水に浸かっている釣り人が多数いるのですが、今日は一人もいません。
湯ノ湖畔には湯元温泉があるのですが、たいてい修学旅行や子供会の団体で賑わってます。
この辺りまで来ると子供たちの愉しそうな喧騒が聞こえてくるのですが、今日はそれもありません。

引き返すかどうか、ここでまた悩みます。
この先の金精峠を越えた時、かつてない寒さに凍えた10月のある日
それは忘れようにも忘れられない経験だったはずなのですが…

脳みその働きのお蔭で、いつの間にか湿疹はすっかり引っ込んでいました。
強風と寒さには勝てないということでしょうか…


Twitter : @pa_hoehoe

スポンサーサイト

0 Comments

Leave a Comment













 管理者にだけ表示

Trackback

http://biciclette.blog.fc2.com/tb.php/869-f0008f90

プロフィール

shimagnolo

Author:shimagnolo
2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

My Blog Photo

Calendar 1.1

<
>
- - - - - - -
- - - 1 2 34
5 6 7 8 9 1011
12 13 14 15 16 1718
19 20 21 22 23 2425
26 27 28 29 30 - -

全記事

Designed by 石津 花

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最近の記事+コメント

訪問者数

カテゴリ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧


40代のロードバイク日記(今年50になりましたがタイトルこのまま)

サイクリングの記録(東京多摩から)

モーツァルトな走りで

趣味悠々

そーめぐのブログ

最新トラックバック

pictlayer

検索フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク