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2011/08/03 21:12
いつからか風張峠は僕にとって特別な峠となった。
50代半ばによたよたとスタートした老ローディーには決して日帰りでは楽しめない峠!
そう思い込んでいた。
ある意味思い込まされていたと言ってもいい。

曰く「ベテランだってあそこは日帰りは無理だ。数馬の湯で一泊だな」或いは「激坂が何キロも続くから、素人には登りきれないよ」などなど…
ごく身近にいたロードの先輩が言うのだから、そうに違いないと何の疑いも挟まず素朴に信じていた。決して近づいてはいけない禁忌の場所というわけだ。

ところがある時、仲間の一人が早朝出発して180キロほどの距離を、しかも風張峠を越えて午後2時頃に戻ってきたのだ。
彼は僕よりも15~6歳若いし、体力も格段に優れているので、その時点ではまだ自分には無理だと思っていた。

それから2~3年後に僕より3~4歳年上のローディーと知り合うことになる。
性格はなかなかアグレッシブなところがあるが、走りははっきり言って…ボチボチ。
ま、僕の勝ちでしょう(笑) ”読んでたら、ゴメン”
その彼がある時「この前風張峠に行ったんだけど、やっぱり五日市側からの方がいいねぇ」
んんっ、なんだと!
それを聞いて一念発起!
それから何日もおかずに風張峠に挑んだ。

初めてということで、やや不安もあって、少し優しい奥多摩湖側から上ることにした。
ドリンクが不足したり、濃い霧に閉じ込められたり…、多少のトラブルはあったものの登りきれたではないか!
ずいぶん時間がかかったが、ちゃんと生きて帰ってこられたのだ。
明らかに自分より体力のない人が眼前で実証してくれたからこそだ。
これはその後も大いに力になっている。
それから幾星霜を経て、今では風張峠ルートは僕のお気に入りコースの一つである。

結論:自分より経験の少ない人に「無理」や「ムリ」や「むり」は禁句!
以来、どんな峠のことを尋ねられても「たいしたことないよ!」「ゆっくり行けば、誰でも大丈夫!」と言うことにしている。
だってそれは本当のことなんだから。
でもそれを聞く人誰もが不信感いっぱいの顔つきになるのはなぜだろう? 
フトクノイタストコロってやつだろうか。

僕の峠行に関心を持ってくれているMKさんが、本日風張峠に行ったというメールをくれた。
こんな老ローディーが登れるんだから…
彼の背中を押す力になれたならちょっとうれしいと思ったのである。

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2 Comments

  • kudou 

  • 6時に家を出て、マンションの下でいつものようにサイコンをリセット・・・?
    なんとバッテーリー切れ!
    電池を確認するとCR2450
    この手はコンビニでは扱っていない
    と言う訳で昨日は一切の数値データ無しの走行に成りました

    結果、「それもまた良し」かな~なんて思いました

    町田街道から先を見ると、山に掛かる雲は結構低く、その姿を見る事は出来ない空模様でした
    「山はきっと雨だな」
    「でも行ける所まで行こう!」
    そんな気持ちで走っていたら、走行速度に合わせて雲が晴れ上がって行くんです
    いつか風張峠に登ろう
    そんな私の気持ちを神様が察してくれたのでしょうか

    結局、時折晴れ間が覗く薄曇りの中、風張峠に登る事が出来ました

    長い登りを景色や街道の文化を眺めらがのんびり登るのはとても好きです
    特に、料金所から先が気に入りました
    道も、景色、も最高でした!
    交通量も少なく(無い)、聞こえるのは風音、鳥の囀り、自分の鼓動
    道中、心拍やケイデンスが少々気になりながら上がってきましたが、「どうでもいいや、楽しめる心拍とケイデンスで今日は行こう」
    そんな気持ちが風張峠まで連れて行ってくれた気がします

    風張峠は気温19℃で先は霧で真っ白
    予定は鶴峠から上野原に下りたかったけど・・・
    「今日はここまで!またお出で」
    何て聞こえたような気がして周りをキョロキョロ
    林道入り口が有るじゃないですか
    脇のちっちゃな階段を越えて、ダイナミックな下りの始まり
    林道は豪雨のせいか流れ出した石が多かったですね
    時折、つんのめる様な個所をゆっくり下り
    「これ、落ちたら死ぬな、誰も見つけてくれないな、メールをしておこう」
    こんな時、カンパのブレーキ性能の良さを実感するんですが、この林道では”バネ指”を実感しました

    しかし、早いショートコースですね
    あっと言う間に、豆腐屋を過ぎて、役場に出て、武蔵五日市
    ちょっと拍子抜けする程でした

    途中、かみさんからメール「こっちは凄いゲリラ豪雨だよ!」
    相原あたりから町田まで雨に降られましたが、クールダウンにちょうど良い感じでした

    今回は体重も落とさず、補給も成功!
    食べないと走れませんね!
    大食はサイクリストの条件ですね

    沢山食べて、沢山走りましょう
    こんな楽しみを教えて頂いて感謝しています
    御一緒出来る日を楽しみにしています

    kudou


  • 2011/08/04 11:14 | URL 
  • shimagnolo 

  • kudouさん

    念願の風張峠を越えましたね。
    決してラクな勾配ではないけれど、上川乗から先の檜原街道はとても好きな道です。

    真夏は檜の木立が猛暑を忘れさせてくれますが、一転して冬の数馬の里の午後はなんともいえない厳しさを見せます。昼を過ぎたばかりだというのに、日差しは山の頂だけを眩しく照らし、谷の底に沈んだ部落全体は黒ずんで死んだように静まっています。
    ここも東京なんだ…、冬の檜原村でいつも思うことです。

    どの峠もそうですが、一度上ってしまえば二度目はラクですね。
    今度は季節を変えて訪れてみてください。
    別な発見があるかもしれません。

    また新たなルートをご紹介しますので、楽しんでください。
  • 2011/08/04 12:15 | URL   [ 編集 ]

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Author:shimagnolo
2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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