2014/09/06 21:19
念願の北アルプス登山が実現しました。
前回の大菩薩嶺に連れて行ってくださった石かわ珈琲のご夫妻と一緒です。
Ishikawa-SさんとIshikawa-Kさんのお二人です。

木曜日の午後10時15分に毎日新聞社本社がある竹橋のパレスサイドビルで待ち合わせしました。
前回は僕の方が後だったので今回は10時よりかなり前に行きました。
イヤレシーバーを耳に入れて音楽を聴きながら歩いていると肩をたたく人が…
Ishikawa-Sさんでした。今回も僕より早く来てらっしゃいました。
僕の姿を認めて名前を呼びながら後を追いかけてきてくれたのに全く聞こえませんでした。
まだ集合時刻には早いのでサンマルクカフェで時間調整をしました。

事前にIshikawa-Sさんから聞いていた話では、登山口近くの道路が狭いのでやや小さめのバスということでした。
確かに大型ではありませんが、座席はゆったりしていてとても快適です。
前夜の寝不足のせいもあって走り出すと間もなく眠りに落ち、談合坂SAまでぐっすり眠ることができました。

登山口に到着するとばしゃばしゃと雨が降っています。しとしとなどという生易しいものではありません。
登山者たちはテントや軒下でレインウエアを着て雨中の登山に備えます。

僕たちもすぐに雨を突いて登り始めます。
ここで今回ひとつめのトラブルが発生しました。

晴れあがって絶景が現れても電池切れで困らぬように、予備電池もフル充電して持参したデジカメがうんともすんとも言いません。
トレッキングポールを握りながら右手に下げていたのでポールにぶつかったり雨に濡れたり…デジカメには過酷な条件でした。
そろそろ寿命なので惜しくはないのですが、今回の登山の写真が撮れないのはかえすがえすも残念です。
スマホのカメラで代用するほかありません。

しかしながら自分のスマホは修理中なので、本日携帯しているのはdocomoから借りている代替品です。
雨水を侵入させたりするとペナルティーが発生するので、雨がやむまで写真は撮れません。
したがってその時まで写真は1枚もなし…
Ishikawaさんから写真を頂いたら画像の空白を埋めようと思います。

登山ルートは足元がよくないものの、雨の登山も悪くはありません。愉しくないまでも、苦痛ではありません。
上りは実に快調なペースでした。かなりの登山者を抜かすことはあっても、一組にも、一人にも抜かされません。
前回の大菩薩嶺の時も感じたのですが、今回も上りは比較的強いと信じ込んでいました…
しかし後になって、これがただの自信過剰か誤解だと判明します。

登るにつれて雨も時々小康状態になり、やがて霧雨程度に落ち着きました。すると遠くの山々が雲の切れ間から姿を覗かせます。
さすがに北アルプスの一角ですね。谷の深さや山の険しさは前回の大菩薩嶺とはスケールが違います。

00雨の燕岳
雨の燕岳
燕山荘にたどり着くと一時は篠突くような勢いだった雨もずいぶん小降りになりましたが、それらしい方向に目を転じても燕岳の影も形もありません。
しかし風がさ~っと吹いて雲が流れ去ると、ほんの一瞬ですが雨空に煙る燕岳が姿を見せてくれます。

今日泊まる燕山荘はこんな天気にもかかわらず引きも切らず登山客が訪れ、日本で一番人気がある山小屋とされているのも頷けます。
僕たちもすぐにはチェックインができないほどの混雑です。

まだお昼ご飯を済ませていないので、チェックインを済ませて早速山小屋での昼食です。
もっともまだ12時にはずいぶん間がありましたけど。
01山小屋ランチ
燕山荘のランチ
メニューが豊富で驚きます。
山小屋なのに!というのは山小屋初体験の僕の偏見でしょうか。
他の山小屋のことはわかりませんが…
ビーフシチューランチをご飯大盛りでいただきました。
やはり山小屋でちゃんとおいしい料理が出てくるのは驚きというほかありません。
晩ご飯や朝ごはんも立派な品ぞろえと味付けで、山小屋でこんなにおいしくご飯がいただけるとは思いもよらぬことでした。

02燕山荘内部
燕山荘宿泊棟内部
荷物の整理を済ませたお二人はお昼寝をするというので、山小屋が初めての僕は何もかもが珍しくて起きて館内をあちらこちらを探検して歩きました。
収容できる人数は並々ならぬもので、建物自体の規模も下手なホテル顔負けです。
寝るところはもちろん山小屋らしい雰囲気ですが、整理整頓や掃除が行き届いていてとても清潔で快適です。

本を読んだり写真集を見たりして雨止みを待っていると、次々とグループや団体の登山客が訪れます。
寝泊りする場所があるのかと心配になるほどの人数です。

所在なくて窓からそぼ降る雨を恨みがましく眺めていると、時折雨が上がって雲が流れ、燕岳がちらりと姿を現すようになりました。
やがて青空さえ覗くようになりました。

03燕岳
雨が止んで雲が切れ始めた燕岳
お二人が昼寝から起きてくるころには雨もすっかり止み、頻繁に燕岳が姿を見せるようになりました。
他の登山客たちもこの時を待っていたかのように、ぞろぞろと外へ出てきました。

04燕岳
雲がどんどん流れて…
谷底から湧き上がってくる雲が風に吹き飛ばされて次第に薄らいでいきます。
ついに頂を吹き渡る風が湧き上がる雲をすっかり払って燕岳が全容を見せました。

05燕岳
燕山荘の周囲360度も日が差し始め…
周囲を覆っていた雲も次第に晴れて日差しが出てきました。

06ブロッケン現象
初めてのブロッケン現象
人生初のブロッケン現象も見ることができました。
写真では今一つはっきりしませんが、虹のような輪ができてそこに人々の影が映ります。
居合わせた人々は手を振ったり万歳をしたりして自分の姿を映して楽しんでいました。

07燕山荘遠望
雨上がりの燕山荘遠景
燕岳に少し近づいて振り返ると、燕山荘のロケーションがいかに素晴らしいかわかります。
燕岳と向き合う小高い山の頂に建っているのです。

08燕岳夕景1
全貌を表した燕岳
西の空から少しずつ夕焼けが始まりました。
山を取り巻く雲も間もなく消え去ろうとしています。

09燕岳夕景2
雲も茜色に焼けて
雲海のかなたのより高い雲が茜色に染まり始めました。

10燕岳夕景3
色とりどりのテント村
色とりどりのキャンプ村にも明かりがともり始めました。
大きくて重い荷物を担いで登ることができる若い人たちにはこういう楽しみ方もあるんですね。

12燕岳夕景5
シルエットになった燕岳
夕焼けがその色を益々濃くし、やがて夜の帳が下りようとしています。
燕岳もすでにシルエットになろうとしています。

13槍ヶ岳夕景
振り返れば槍ヶ岳も
振り返ると槍ヶ岳が茜色の雲を背景にその姿を見せています。
槍ヶ岳は登山愛好家たちには特別な思い入れがあるようです。
槍ヶ岳が姿を現すと感動の声を上げ、一斉に顔を向けています。
いつかは槍ヶ岳に!そう思っているのでしょうか。

14月のある夕景
雲海を照らす月
雲海の上には白い月がかかっています。

夕食の後には満天の星空を眺めることもできました。明るい月が出ていてさえ、普段目にすることのできない暗い星々も美しく瞬いています。

この星空と夕焼けは明日の晴天を約束する証に違いありません。
山小屋の消灯時刻は午後9時…
都会では信じられない時刻ですが、明朝ご来光が拝めることを信じて山小屋中が静かに眠りにつきます。

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2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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