2014/03/04 21:23
※前半(浜松~伊良湖)へ戻る

本日の走行ルート
本日の走行ルート

予定より大幅に遅い伊良湖出航となりました。
フェリーの客室はがらがらで、これでは燃料費も出ないんじゃないかと心配になります。
もちろん運賃収入のメインはクルマですが、ドライバーだって客室でくつろぐはずだから、これはやはり営業成績がまずい状況なのではないかと気になります。
フェリー出航
伊良湖を出航
強烈な風でデッキに出るのは勇気が必要です。
波しぶきはまだしも転落や転倒の危険もあります。
それでも対岸に到着するまでの55分間は退屈なので、乗客たちはかわるがわるデッキに出たり入ったり…
僕も読むものもないし、スマホの電池も残り少ないので退屈です。

800人の島
800人の島
伊勢湾にはたくさんの島があるのですが、これもその一つです。
説明のアナウンスによれば、人口は800人程度だとか…暇な割にはちゃんと正確な数字を聞いていません。

鳥羽到着
鳥羽到着
鳥羽に着いて自転車を組み立てて走り出すころには既に3時近い時刻でした。
一旦は当初の予定通り志摩方面に走りだしましたが、それでは一番の目的である伊勢神宮には行かれません。
志摩方面はショートカットのコースでしたが、それでも75kmほどあります。
どんなに急いでも伊勢に戻るころには6時になってしまいます。

志摩半島は次の機会に譲ることにして、Uターン!
まず伊勢神宮の内宮を目指すことにしました。

途中は時計とにらめっこしながらも、伊勢湾の景色を楽しみました。
伊勢湾の養殖
伊勢湾のノリの養殖の定置網?
まずこれです。ノリの養殖と思われる定置網が仕掛けてあります。
ワカメかもしれませんね。いずれにしてもその種の養殖だと思われます。

伊勢湾の養殖-1
伊勢湾の養殖:こっちはなんでしょう?
で、こちらは何の仕掛けなんでしょうね。
近くに人がいれば尋ねるところですが、クルマがびゅんびゅん追い越してゆくだけです。

途中に夫婦岩で有名な二見興玉神社があるので立ち寄りました。
夫婦岩1
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)
こういう場所はどこも商魂たくましいのですが、ここも例外ではありません。
バスや車を降りた観光客は地元の土産店が軒を連ねる建物を通って行かないと夫婦岩には行きつきません。
(実は駐車場の奥にある関係者専用のような通路を走れば近道ができることを帰り道で知りました)

夫婦岩2
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)の夫婦岩1
高齢者ばかりかと思ったら、意外と若い人たちの姿が多く、外国人観光客もちらほら…鳥居の中に見える背の高い男性)

夫婦岩3
二見興玉神社(ふたみおきたまじんじゃ)の夫婦岩2
方角からすると夫婦岩から昇る朝日が一番ありがたいのでしょうか。w

宿泊することも念頭に入れつつ、時間がないので飛ばします。
北に向かってるのにどうして向かい風? 風向きが変わったみたいです。
気温もどんどん下がっています。朝の暖かさはどこへ行ったんでしょう。
このまま帰っちゃおうかという考えが一瞬頭をよぎります…が頭を振って邪念を振り払いつつ伊勢神宮に向かうことにします。

海沿いの道から内宮目指して内陸に向かいます。
山間部をうねるようにアップダウンする道路ですが、走りやすく舗装もきれいです。

内宮へ向かう道
内宮へ向かう道
内宮の参道(と言っていいのか)まで走ってきました。あたりは物心両面で伊勢神宮に護られているのがひしひしと感じられます。
だって他に何もないところですから。

内宮1
内宮1
到着です。第一の鳥居(と言っていいのか)の前に簡易な駐車スペースがあり、二輪車を停められるようになっています。

内宮2
内宮2
僕はまだ外宮にもいかないければならないので、他の人たちに倍する速度でずんずん歩きます。

でもなぜでしょうねぇ、不思議に思ったのは内宮の橋は右側通行で、外宮の橋は左側通行です。
もっとも外宮の橋は人工の流れを跨いでいるので、自然の川を跨いでいる内宮の橋とは機能面で違いがあります。
これらの橋は神域に入るための関所のようなものであって、橋本来の機能としての意味はあまりないのかもしれません。
僕は神社のことは何も知りません。せっかく訪れるのに事前の勉強も怠っています。
では何のために訪れるのかと言えば、建築美と庭園美を味わいたいからなのです。
お参りするという感覚は、はっきり言って皆無です。罰当たりでしょうか…

内宮3
内宮3
玉砂利の敷き詰められた境内の通路は広々として、広場と見まごうばかりです。
砂利を踏みしめた時の音が、まるで何かを奏でているようでとても気持ちがいいです。
足裏に伝わる感触も他の地面にない感覚です。硬いとか柔らかいとかで表現できない感覚です。

内宮4
内宮4
ほとんどの樹木は自然のままですが、この広場にある松は見事なバランで植えられ整えられています。

内宮5
内宮5
田舎の村にある小さな神社と違って、境内のあちらこちらに鳥居が建てられています。
先ほどの橋と同様、鳥居の手前と先を隔てる確かな理由があるのでしょう。

内宮8
内宮 正宮1
正宮にやってきました。
まずは階段の下から拝観します。

内宮6
内宮 正宮2
昨年は式年遷宮の年でしたから、現在の正宮は見目麗しい檜で輝くばかりです。
ただ伊勢神宮のような格式が立派な神社は、秘匿して人の目に触れさせないものがあまりに多い気がします。
正宮の肝心なところは聖域として人の目に触れさせません。
至る所立ち入り禁止です。
そして警護の方に注意されて気づいたのですが、正宮は石段下の通路からの撮影のみが許されているので、最初の1枚を除いて他の2枚は違反写真でした。
誠に申し訳ございませんでした…でも削除はしません。

内宮7
内宮 正宮3
夕日を浴びた檜の肌と色が黄金のように輝いています。
それに茅葺のどっしりとした厚みある切妻の屋根、千木や鰹木とのバランスが絶妙です。
(写真は完全に建物が写っていません)
神社建築が日本の建築の中で一番好きです。重すぎず軽すぎず、洗練された建築美の粋を纏いながらも華美にならず、簡素の美を極めているからです。

内宮9
内宮 正宮前の神木?
正宮の階段下に巨木があります。
二人の男女がそこに手のひらを当て、こうべを垂れて黙とうしています。
どんな意味があるでしょうか。

内宮10
内宮6
境内には○○宮と名付けられた建物が幾棟も建てられています。
その一つ一つが見事なのですが、正宮を見てしまうと…

内宮11
内宮7
駆け足気味でしたが、境内のほとんどを回ることができました。
最後に自転車と伊勢神宮のツーショットで別れを告げました。

赤福
赤福:売り切れて閉店間際
赤福でお茶を…と思いましたが、完売で店を閉めるところです。

おかげ横丁界隈1
おかげ横丁界隈1
おかげ横丁界隈はもうすっかり日が陰っています。
どこも店じまいし始めて、横丁の路地を冬の冷たい風が吹き過ぎていきます。
「ここでの買い食い」の目論見はもろくも潰えました。店に入って食事をすることもできません。
フェリーで鳥羽にわたる時刻が遅すぎたのが悔やまれます。

おかげ横丁界隈2
おかげ横丁界隈2
もっと早い時刻なら、このあたりは大勢の人がそぞろ歩きしながら楽しんでいるのが見られるのですが、この季節のこの時刻だとずいぶん寂しいです。

おかげ横丁界隈4
おかげ横丁界隈3
ざっと横町を通り抜けて、次のポイントに移動します。

かなり速度を上げて外宮まで走ってきましたが、風の強さが半端ではありません。
しかも気温がぐんと下がって、漕いでも漕いでも体が温まりません。
頑張って走っても芯から冷えて震える寒さです。

北風に凍えながら外宮に到着しました。
外宮1
外宮1
ここを今回のツアーの最後と決めて拝観させていただきました。
この橋は左側通行です。
※今ブログを書いていて、通行区分の確信が揺らいできました。昨日の疲れでボケましたか…

外宮2
外宮 正宮
こちらが外宮の正宮です。内宮に比べるとその厳かさに於いてやや見劣りがします。
が、こちらも鳥居の内側での撮影は禁止されています。
警護の方に注意されるまでもなく、鳥居をくぐったら拝観するだけでカメラを向けることはしません。

外宮3
外宮2
風雨に晒されてすっかり傷んでしまっています。
居合わせた老人が「馬小屋だな、こりゃぁ」なんて言ってます。
こういう人は罰当たりと言ってもいいのでしょうね。w

フェリーに乗る前は、"できるだけ名古屋に近いところまで自走し、日が暮れたら輪行に切り替えよう" なんて思っていましたが、伊勢市駅からの輪行がやっとです。
外宮から伊勢市駅までは自転車で5分か10分の距離です。
"これで寒さから解放される!"と気が緩みましたが、伊勢市駅前は何も面白いものがなく、暇つぶしには向きません。

駅に着いて発車時刻表示を見ると「みえ24号 17:50発」とあります。
これは名古屋直通の特急ですが、これを逃すと当分直通はありません。乗り換えが多く、しかもただの急行だったり、各停だったり…
時計を見ると17:48です。いくらパンダーニでもこれは無理だ!と一旦諦めました。

が、すぐにパンダーニは30秒で輪行できる!が謳い文句であることを思い出しました。
なりふり構わない勢いで前輪を外し、輪行袋をほどき広げ、自転車にざっと被せて大急ぎで駅員のところへ行って「名古屋行の切符ください!」

駅員は、「この電車に乗るんですか!」と…まだ来ない列車を確かに"この"と言いました。
電車が目の前に停まっているかのような、すぐにも発車するかのような、そんな切羽詰った時刻でしたから、もう1分あるかどうかです。
目が血走るか、鬼気迫るか、そんな表情をしていたんだと思います。

1枚の紙を渡しながら「中で乗車券を買ってください。あ、それから自転車はちゃんと袋に入れてくださいね」と件の駅員が言い終わるか終らぬうちに、さっとその紙切れを受け取って改札を通してもらいました。

実はJR2
実はJR 1
伊勢市駅からの上り列車は、改札を通ってすぐ前のホームから出るのです。
これが別のホームだったり、階段を上ったりだったら間に合いませんでした。
すれすれで乗り込むことができました。

4両編成の一番後ろが指定席で前3両は自由席です。
自転車がはみ出した輪行袋を提げて先頭車両に移り、安堵の息をつぎました。

駅員がくれた紙には確か「乗車証明書…」とか書いてあったと思います。
「乗車したらすぐに乗務員から切符を購入すること。次回からは事前に切符を購入すること」などと書かれていたので、最後部の車掌室に行って切符を買い求めました。
1940円ですと言うので、千円札を2枚渡しました。すると乗務員の方がにこにこしながら、「1枚多いです」と返してくれました。
よっぽど焦ってるんだな、と思ったに違いありません。
重ね重ね、あぁ恥ずかしい!

座席に戻ってホッとしたとたんに思ったことは、"あの紙切れを写真に撮っておけばよかった!"でした。
我ながらやや救いがたい…

それは撮りそこないましたが、車内で発券された切符はちゃんと写真に撮りました。
実はJR
実はJR 2
これです。

実はJR3
実はJR 3
以前にも似たようなことがありました。
その時は電車の運転手が停車位置を何度かやり直して手間取っていたので間に合いました。
ダイ・ハードのジョン・マクレーンじゃあるまいし、なんでいつもこうなるの…

走り出してしばらくするまで近鉄に乗っているのだとばかり思っていましたが、なんとこの「みえ24号」はJRが運行する列車だったんです。相互乗り入れというやつでしょうか。

「みえ24号」が名古屋に着いたのは19:31でした。
19:35名古屋発の「ひかり480号」がありますが、「大人の休日倶楽部ジパング」の割引切符は窓口で並ばないと買えないので4分では無理です。
さすがにパンダーニ作戦はここでは通用しません。
ところが次の20:24発の「ひかり534号」に乗っても、新横浜着の時刻は30分遅くなるだけです。
まぁ、悪いことばかり続かないものです。
もう慌てふためくのは嫌なので、車両の一番後ろの三列シートの通路側の指定券も買いました。

気持ちにも時間にも余裕が出来たら急に腹が減ってきましたが、改札内だから何にもありません。
風がびゅーびゅー吹いて激寒なので冷えた駅弁は食べたくありません。
東京行きのホームに「きしめん」を食べさせる立ち食いそば屋がありました。
「最後の最後にこれか!」と思わないでもありませんでしたが、すごくおいしかったです。
味も気の持ちようでしょうか。

まだ時間があるので、ホームの柱に自転車をつないで地下通路にある待合室で温まりました。
ホームは寒いのでそこは列車を待つ人でごった返しています。
手持無沙汰なので土産物店や弁当屋を覗いて回りました。
売り切れだった「赤福」があったので、自分用にも8個入りを買いました。
伊勢に行ったのに名古屋駅で赤福か…
弁当屋も素通りできず、名古屋名物がいろいろ詰まっている駅弁とお茶を買って車内で食べることにしました。

指定席車両は空いていて、新横浜まで三列シートを独り占めでした。
隣に人がいないのを幸いに、駅弁のほかに赤福を4個も食べてしまいました。
まさにやけ食いとしか言いようがない、お粗末なツアーの幕切れとなりました。

遭遇した自転車屋さんの情報です。
愛知県西尾市にある、「有限会社 まるいち」さんです。
お話しさせて頂いたのは、代表取締役の犬塚一彦氏です。
よろしければ、リンクをクリックしてアクセスしてみてください。

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Twitter : @pa_hoehoe
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6 Comments

  • doroke 

  • お久しぶりです。自転車の世界に戻ってきました。

    昨日は急に誘いまして申し訳ございませんでした。
    こんなに夜遅くまで走っていたとは知らずに・・・

    それはそうと、鳥羽のあたりで宿泊した際(たしか4年前?)このあたりを走ると気持ちいいだろうなって思っていました。
    昔和歌山にいた事もあり、紀伊半島はいつかは走ってみたと思っています。

    伊勢神宮参りもすませ、最高のロングライドだったのではないでしょうか?

  • 2014/03/05 09:06 | URL 
  • shimagnolo 

  • >dorokeさん
    なんだか本当に久しぶりな感じがしますよ。しばらく連絡がないと、少し気になります。
    まぁ、ブログをやっていると僕も時々心配されますけどね。
    いろいろリセットして、また一緒に走りましょうね。

    紀伊半島は広大ですから、いかにdorokeさんと言えども一周したら何日もかかりそうですね。でもその時はご一緒させてください。

    今回は伊勢志摩のそのまた一部しか走りませんでしたから、改めて企画を立てて出かけたいと思っています。
  • 2014/03/05 10:14 | URL   [ 編集 ]
  • Tetsuya.K 

  • 思い立ったが何とやら、shimaさんの行動力には驚かされます!
    前日の寝る前に思い立って早朝には走ってることが多いみたいなこと仰っていましたが...。

    ちょっとしたトラブルはあったようですが何もないよりは想い出に残り良いかも知れませんね?
    でも伊勢で赤福が食べれなかったのは残念でしたね!(名古屋でも味は変わらないかも?)

    ご無事で何よりです(^^♪
  • 2014/03/05 16:13 | URL 
  • shimagnolo 

  • >Tetsuya.Kさん
    ありがとうございます。
    こういうのを行動力と言っていただいてうれしいですが、有体に言えばただのおっちょこちょいとも言いますね。いろいろ考えると出かけるのが億劫になるので、「人生は思い立ったが吉日」を座右の銘にしようと…(笑)

    でも、緻密な計画を立てないとこうなりますよ!の見本のようなツアーでした。学習能力が欠如しているらしく、何度やっても懲りません。そのうち火傷をしないようにしないと、ですね。
  • 2014/03/05 17:40 | URL 
  • kazu 

  • 天候にも恵まれて最高の旅ですね!
    伊勢神宮、いつか行ってみたいなあ。
    妄想ばかり膨らんでしまいます(笑)
    来週はどこを走りに行きましょうか?
  • 2014/03/06 00:47 | URL 
  • shimagnolo 

  • >kazuさん
    今週の土曜日は突然のキャンセルでごめんなさい。土曜日はインプラントの専門医の治療を受ける日なので、治療が完了するまではこういう迷惑をかけることがあるかもしれません。もうまもなく終了になるので、キャンセルは今回を最後にしたいです。

    伊勢には伊勢神宮の他にもたくさんの末社があり、時間があればそうしたところを訪ねるのもいいですね。輪行すれば、日帰りで妄想を現実にできますよ(笑)

    来週の土曜日こそいい天気の空の下を一緒に走りたいですね。今週の土曜日の治療が済んだら、僕も具体的にコースを考えてみます。
  • 2014/03/06 01:34 | URL 

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年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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