2013/08/18 08:06
奥日光 & 山王峠:№1へもどる

後半:山王峠~川俣温泉~大笹牧場~下今市

000本日の走行ルート
走行ルート

061山王峠
山王峠へ1
光徳牧場を過ぎるとすぐに登り勾配は急になる。
一昨年一緒に走ったEYさんが後になって「山王峠はいろは坂よりきつかったですよ」と仰った。
確かにそうかもしれない。平均斜度は5~6%ほどだと思うが、頻繁に10%を超え、大体7~8%の感じだ。
しかし今日もそうだが、特に秋口などはクマが出るんじゃないかというドキドキ感の方が強くて、ここの上りを辛いと思ったことはない。
ま、理由はともかく好きなんでしょうね。好きなコースはどんな走り方をしても疲れない…特に気持ちが


062山王峠
山王峠へ2
標高を上げるとあたり一帯はみごとなカラマツ林だ。こんな林道でありながらこれほど見事なカラマツ林がある道を走ったことがない。
葉を落とす初冬には木々の間から戦場ヶ原が見える。それに晴れ渡った空があれば、もう他には何もいらない。

065山王峠
山王峠1
峠で二人のローディーに出会ったが、うち一人はあまりにそっけない山王峠の姿を嘆いていた。
実は峠といったって上りと下りが出会うだけのとんがった場所、というだけの味も素っ気もないところが多い。
いい眺めが伴わない峠はおおむねこんなものだ。

067山王峠
山王峠2
葉が落ちるころには、眼下に湿原が姿を見せるのだが…

071山王峠
山王峠3
紅葉の季節には錦織なす…という陳腐な表現そのままに、実に見事な景色を展開するのだが、葉がみっしりと繁ったこの季節は何の風情もない。
訪れる場所にはそれぞれにベストシーズンがあるものだ。

082川俣温泉間歇泉
川俣温泉間歇泉1
川俣温泉の渓谷に間歇泉があるのは以前から知っていたが、気が短いものだからなかなかその時を待てない。

084川俣温泉間歇泉
川俣温泉間歇泉2
昨年の秋に訪れた時(こちら)にも目撃できたのだが、間歇泉の見事さよりも、それを待つ人々の反応の方がずっと面白かった。

085川俣温泉間歇泉
川俣温泉間歇泉3
今日もたくさんの人が集まってきて、言いたい放題!
間歇泉が焦らすように噴出しないのを擬人化して御託を並べている。
待つこと30分弱、見事に吹き上がった。大きな歓声があがるまもなくすぐにしぼむ…しかし、めでたしめでたしである。

川俣湖に向かう道では、間歇泉の噴出を一緒に待った人々が、クルマで追い越し際にクラクションを鳴らしたり手を振ったりして励ましてくれる。
これもいつもどおりの情景だが、こんな小さなことでも元気が出る。
追いつ追われつでこんなことを何回か繰り返す。

088川俣湖
川俣湖1

090川俣湖
川俣湖2
地域によっては豪雨災害が発生していると言うのに、川俣湖は干上がらんばかりだ。
岸辺の土が大きく露出している。

091川俣湖ことわざ
川俣湖3
こんな看板が…
間違えてるので、訂正の朱が入っている。(笑)
それにしてもこの店の主はこの種の警句が好きらしく、他にもいくつか…
「李下に冠を正さず」が「李の下で冠をなおさず」となっていたり…思い出せないがもう一つ誤りとも言えない誤りがあった。
こういうのはできれば正確にやって欲しいと思うのだが、まぁいいか。


092川俣湖
川俣湖4
ここは一層渇水状態が酷い。ひび割れた底が見えている場所もあるほどだ。

093瀬戸合狭方面
瀬戸合狭方面
紅葉のシーズンではないので瀬戸合狭は通り過ぎることにした。あの断崖のしたあたりに渓谷が広がっている。

095蛇王の滝
蛇王の滝
見る人もない立派な滝! その名も「蛇王の滝」という。

102川俣ダム下流のダム
このダム湖も紅葉の時期には、黄色に染まった山を映して見事だった。

106大笹牧場への上り
大笹牧場へ
今日は久し振りに大笹牧場に登って帰ることにした。
しばらく振りに走ってみると、距離も長いし斜度もきつい。山岳を長丁場走った後の脚にはなかなか厳しい。
もうずいぶん前になるが、この峠を一緒に走った人が遅れに遅れて、彼が到着した時には大笹牧場が閉鎖されてしまうと言うこともあったっけ。
下り返して迎えに行こうかと思ったほどの時間経過だった。

110大笹牧場
大笹牧場1
馬の親子! 子馬は母馬の腹の下にもぐって乳を飲んでいるようだ。

111大笹牧場
大笹牧場2
ようやく補給できるところまで上ってきた。
ここが閉鎖されてしまうとこの辺り一帯にいるのは牛馬のみで、補給や休憩ができるような場所は全くない。

114大笹牧場
大笹牧場3

115大笹牧場
大笹牧場4
埜庵や慈げんのかき氷には遠く及ばないが、一応天然氷だという。喉が渇いているこんなときは、埜庵や慈げんよりもぜんぜん滲みる!

116大笹牧場
大笹牧場5
ここから霧降高原を越えた雨のそぼ降る夜のことは、今思い出しても泣きそうになる。
雨はともかく飲み物もなく、おまけに空腹気味だった。しかも電燈一つない雨の夜だから真っ暗。
初めて通る道だったので、勾配のきつさも、途中に補給地点が一つもないことも、なんにも知らなかった。
事前のリサーチが大事だとこのときほど強く思ったことはない。

118大笹牧場
大笹牧場6
今日も雲行きが悪くなってきた。この辺りは地形的に天気が安定しにくいのだろうか。
行く手には今にも降り出しそうな黒い雲が張り出している。

119大笹牧場
大笹牧場7
何とか濡れずに駅まで走りたい…

120大笹牧場
大笹牧場8
でもあんまりかわいいのでポニーの写真を…

121.jpg
下今市に下るこの道は今では利用者が少なく寂れている。
山の深さも半端ではない。スマホを見ると圏外だ。
こんなところで何かあったら、ドコモでもAUでもソフトバンクでも、通信会社に関係なく救急車は呼べないのだ。

122.jpg
鹿などの獣害から守るためだろう。どの木も包帯を巻かれているかのようだ。それだけ野生の動物が豊かだと言う証拠でもある。

最後にやっぱり!という出来事が…

下今市に着いてスペーシアの切符を買おうと思ったら、一番早いのでも1時間後だ。列車案内の表示板には何本かの上り列車が表示されているが、ろくに行き先も見ていない。都会の電車の感覚だった。
後で気づいたのだが、浅草行きはほとんどなく、だいたいは途中までしか行かない。

働かない頭であれこれ考えてから、1時間待つつもりで切符を買いに窓口に行ったら「スペーシアは全席売り切れです。今日は特別に臨時列車がその1時間後に出ますが」という。
それって、2時間待てってこと?
それはやってられない。なんだかやるせなくて、他の列車の時刻も確認せずに腹ごしらえに駅を離れた。しかし店は閉まっていたり、入りたくない店だったり…
また駅に戻ってよくよく列車案内板を見ると、浅草行きの列車は数分後に出るのが最後だ。それを逃せば、当てにならない2時間後の臨時列車しかない。

焦りまくって輪行の支度にかかった。
パンダーニの輪行袋は30秒で支度ができる!が売り物だ。
3分もかかったら次の列車には間に合わない。今日はパンダーニ万歳だ!

ところがあの薄い生地だ。慌てているものだからファスナーがかんで開かない!
あれ~、困ったぞ!!
ファスナーの隙間から前輪用の袋だけ引きずり出して前輪を袋に詰め、後輪つきのフレームは裸で引っ担いでホームの階段を駆け上った。
もう列車が入ってくるのが見えている。
ところがこんなときでも天は見捨てることはなかった。
ホームに入った列車は進んだりもどったりを繰り返していて、なかなかドアが開かない。
メチャクチャ輪行スタイルを睨むようにしている車掌の目が痛かったが、運転手の下手な停車が幸いしてどうにか無事乗り込むことができた。
車内でファスナーの食いつきをなおしてフレームを袋に詰めると言う前代未聞のおおわらわ輪行で幕となった。

帰省客とのバッティングを避けて奥日光にしたはずだったが、ひしめく観光客とバッティングすることになってしまった…orz


Twitter: @pa_hoehoe
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2 Comments

  • Snufkin777 

  • 福島のコースは自分も是非自転車で行ってみたいです。車で今年は走りましたが、最高に綺麗でした。

    ともあれ、日光まで輪行で行かれたのですね。輪行では幾度となく小田原方面には行ったあるのですが、未だに東京駅を中心とする界隈と東京駅をまたいでの東の方には人が多いという恐怖心の為か行った事がありません。

    Shimaさんの写真を見ていると、自分も行きたくなりました。土日の時間のある時に今度自分も行ってみようと思います。
  • 2013/08/18 18:34 | URL 
  • shimagnolo 

  • > 福島のコースは自分も是非自転車で行ってみたいです。車で今年は走りましたが、最高に綺麗でした。
    >
    > ともあれ、日光まで輪行で行かれたのですね。輪行では幾度となく小田原方面には行ったあるのですが、未だに東京駅を中心とする界隈と東京駅をまたいでの東の方には人が多いという恐怖心の為か行った事がありません。
    >
    > Shimaさんの写真を見ていると、自分も行きたくなりました。土日の時間のある時に今度自分も行ってみようと思います。


    Snufkinさん
    福島の裏磐梯は本当に素晴らしいコースです。面白いことに景色の見事さは有料道路の通行料に比例しています。つまり、磐梯吾妻スカイラインがベストです。
    僕は紅葉シーズンと新緑の季節の2回走りました。甲乙つけ難しと言いたいところですが、やはり紅葉の見事さに軍配を挙げたいですね。
    日光は何度もクルマで訪れていますが、自転車で行ってその素晴らしさを見直しましたよ。日光駅を基点にコースがいろいろ考えられるところもいいですね。
    是非一度走ってみてください。
  • 2013/08/18 23:19 | URL 

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年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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