2013/05/10 22:20
急に思い立って房総半島に行くことにした。
ルートだが、どっちみち出発が遅いのだから、遠回りでも久里浜まで走ってフェリーで房総に渡ることにした。
083本日の走行ルート
本日の走行ルート

せっかくリアライトをサドルレールブラケットに替えたので、KING3で行く。
帰路のことを考えてパンダーニの超簡単輪行袋も携行する。

9時の出発はやや遅すぎだが、R134沿いを渚橋まで進み、長柄方面へ左折して湘南国際村の下へ出て横須賀方面に向かうことにした。

084七里ガ浜
七里ガ浜
今日の相模湾は水平線が厚ぼったくかすんで、空と海の境目にドライアイスで冷やされた水蒸気がたまっているみたいだ。

逗子の蕎麦屋おかもとの下を通るのだが、昼には少し早いので断念。

池上十字路手前300mくらいのところでサドルに違和感がある。
もしかして…とサドルを動かしてみるとやっぱり。やぐらの取り付けボルトが緩んでいる。
サドルレールブラケットを取り付けるときにやぐらのボルトをちょっと緩めた気がする。
締めなおした気がしない…かなりぐらぐらしている。

ローディーが通りかかれば止まってもらってヘキサゴレンチを借りるところだが、こういう時に限って通らない。
目の前にファミリーマートがあるので、"まさかヘキサゴレンチは売ってないだろ~な"、と思いつつ探してみたがやっぱりない。

そこで店のおばさんに六角レンチはないでしょうね、というと「おいてないですね」といいながら、微妙なずれを感じてくれて、「ああ、店のを貸してくれないかってことね!ちょっとお待ちくださいね」と親切にも店の奥からツールボックスを持ってきてくれた。

普通5mmのヘキサゴレンチって使わないのだろうか。6mmとか7mmのはセットにあるのだが5mmはない。
刃先の幅が5mm近いマイナスドライバーでボルトをちょびっと回すのがせいぜいだ。
とりあえずおばさんにお礼を言って、"このままじゃ帰るしかないかな…" と、そ~っとサドルに乗って池上十字路の方へそろそろ走っていった。

すると十字路のすぐ手前の左側に自転車とバイクの修理を兼ねたような店があった。
事情を説明すると人のよさそうな店主がレンチで締めてくれた。
「お代は…」というと、「ああ、いいですよ」とニコニコしながら顔の前で手を振っている。
丁重にお礼を述べて走り出した。

でもちょっと気になる。かなり気になる。なんだか変なのだ。
自転車を降りてよく見ると、レールを押さえるシャフトのようなものが斜めに締め付けられている。
サドルもちょっと曲がって固定されている。カーボンレールが折れたりしても困るぞ。
もう一度戻ってやり直してもらうのも気が引けるしなぁ、と十字路を右折して "工具を売ってる店がないかなぁ" とキョロキョロしたら…
なんと専門の"TOOL SHOP"がすぐ右側に!
085ヘキサゴレンチ
5mmヘキサゴレンチ
そこで買ったのがこれである。
さすがに自転車で携行する軽量のヘキサゴレンチはなく、どれもがっちりしていて重い。
「セットですか、バラですか」、と尋ねられたがバラだって大きくて重い。
しかも値段も高い!1本で1200円以上もする。仕方なくバラで…

安心してサドルに体重をかけて久里浜のフェリー乗り場へ急ぐ!
12:20発の白浜丸に乗船できたが、予定より大幅遅れだ。
097フェリーのバイク
フェリーで輪行
350円払うと自転車はこんな風に止めてくれる。

087フェリー客室
フェリーの客室
空いてるなぁ、これでやっていけるのだろうか。
川崎~木更津間のフェリーはアクアラインに負けて早々に撤退したが…

095サンダルの薦め
こんなサービス!
フェリーを輪行に使う自転車乗りが多いんだろう。こんなサービスがあるのはちょっと嬉しい。
僕のルックのクリートはノンスリップではないので、わずかな傾斜でも滑りそうになる。
でも面倒でスリッパには履き替えなかったけど…

091フェリー甲板
フェリー甲板
空がどんよりしているのが残念だが、デッキで海の風に吹かれるのは気持ちがいい。
電車輪行やバス輪行に比べて快適さでは断然船だ。

094久里浜をあとに
久里浜がどんどん遠ざかる
久里浜から金谷までほんの40分、脚も気分もリフレッシュできて丁度いい時間だ。


099保田漁港ばんや
保田漁港:ばんや
房総半島の南端に向かって数キロ走ると保田漁港だ。
ここの漁業組合が経営している「ばんや」はいつも大賑わいだ。
広い敷地内に店が三軒と日帰り温泉や宿泊施設まである。
にぎりが食べたくて、「ばんや寿司」を注文した。ガツガツ食べて写真はなし…

103長狭街道1
長狭街道1
少し木更津側に戻って長狭街道を右折して大山千枚田へ向かう。
長閑な山里風景がなかなかいい。

104長狭街道2
長狭街道2
房総半島の山は低いので長い登りや下りはないのだが、短くても勾配のきつい坂道が随所にある。

105大山千枚田1
大山千枚田1
棚田はほんの一部に田植えが始まったばかりだ。
空が青いと棚田に写り込んできれいなのだが、今日はイマイチである。

107大山千枚田2
大山千枚田2
天皇が来た記念だとか何とか、碑にはそんなことが刻まれていた。

106大山千枚田3
大山千枚田3
さすがに能登半島の千枚田には及ばないが、初めて訪れた時には、房総の山の中にこんな棚田があることを知って驚いたものだ。

111大山千枚田4
大山千枚田4
居合わせたカップルに写真を頼まれ、そのお返しに1枚撮ってもらったので…

113大山千枚田5
大山千枚田5
千枚田を見下ろす高台に棚田倶楽部がある。
夏ならここでかき氷を食べるところだが、今日はそういう天気ではない。

115渓谷
君津付近の渓谷
房総半島には渓谷とまで言えないこんなスケールの小さな流れがあちらこちらにある。

マザー牧場と鹿野山に寄り道しようと、分岐点のコンビニで補給休憩をしているとパラリ…
上空には黒い雨雲が流れて来ている。
時間も押していることだし、雨に濡れるのもいやなので、木更津に向かって最短の道を行くことにした。
ここから木更津までは退屈この上ない平らな道が待っている。
多少上りや下りがないわけではないが、新しく作られた幅広い道路はクルマ用のダラ~っとした長い坂道で全然楽しくない。

118木更津でおやつ
木更津でおやつ
我慢してやっと木更津にたどり着いた。つまらない道でも腹だけはしっかり減る。
バスの車中で空腹に耐えるのも辛いので、駅前でおやつにした。
ところで木更津は禁煙に関してひどく遅れているのではないか。
この店はほとんどが喫煙スペースで、タバコを吸わない人は店に入ってすぐの落ち着かないスペースで飲み食いしなければならない。

119バス輪行1
バス輪行1
夕方になったら風が出てきた。
地面に置いたヘルメットが流されて車道に転がったり、バイクもちゃんと立てかけておかないと簡単にひっくり返りそうだ。

120バス輪行2
バス輪行2
バスに自転車を積もうとしたら…
床下のスペースが狭くて積めない!
見かねた運転手さんが下りてきて、「積めないですか。このバスは新しい車両が来るまでの代車なんですよ。すみませんが、バスの一番後ろの座席に載せてもらえますかね」という。
載せてくれるならどこだって構わないし、車内ならもちろん異存はない。

で、こんな風に一番後ろの席を独り占めすることとなった。
こうやって自転車をバスに積んだのはこれで三回目だ。
一回目は平湯から高山まで行った時。自走するつもりだったが雨降りになったので、急遽バス輪行したときのことだ。しかも三台!
二回目は草津から軽い沢に引き返す時で、せっかく待ったバスが普通の乗り合いバスで床下に大きな荷物を詰めるスペースがなかったのだ。そしてこのときも三台!
三回目が今日だ。
いずれの時も親切な運転手さんが特別に配慮してくれたのだ。

今日のバスは木更津を出ると、途中停車するのは袖ヶ浦と浮島だけだ。
袖ヶ浦に停まったときのことだ。
バスに乗り遅れまいと初老のおばさんが軽快に走ってきたかと思うと、僕の席の窓の直下で見事にばったりところんだ。
2秒ほどピクリとも動かない。周囲の人が心配して駆け寄ると、件のおばさんはむっくり起き上がり、礼を言う様子もなく、右頬を手で押さえながらバスに乗り込んできた。
きっとすごく恥ずかしかったのだろう。
僕は笑いこそしなかったが、先日の落車事件を思い出していた。


Twitter: @pa_hoehoe
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2 Comments

  • doroke 

  • 川崎~袖ヶ浦間のバス輪行っていつも考えてました。できるんですねえ。
    木更津や冨津のあたりは海のものが美味しくて、最高ですよね。
    と、怪我の方は回復されたようで何よりです。
    また、一緒にロングライドお願いいたします!!
  • 2013/05/11 11:52 | URL 
  • shimagnolo 

  • > 川崎~袖ヶ浦間のバス輪行っていつも考えてました。できるんですねえ。
    > 木更津や冨津のあたりは海のものが美味しくて、最高ですよね。
    > と、怪我の方は回復されたようで何よりです。
    > また、一緒にロングライドお願いいたします!!

    ドロケさん
    六本木からだと、品川~袖ヶ浦のほうが便利ですかね。
    床下に自転車が収納できないバスは初めてでした。空港行きのリムジンと違って床下がスーツケースで占領されるなんてことはまずありませんから、複数名で行っても大丈夫です。頻繁に来ますから、一度に乗れないときは次にずらしても問題ありません。
    話のわかる(いい加減とも言う)運転手だと、袋に入れなくても載せてくれたりします。(笑)
    怪我は原始人並の回復力で、右頬がちょっと傷む程度です。
    またロングライドに行きたいですね。
  • 2013/05/11 12:47 | URL 

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2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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