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2012/11/02 23:18
柳沢峠か風張峠を予定して家を出たのだが、途中で気が変わった。
せっかく輪行袋(パンダーニ簡易型)を持って家を出たのだから、乗ったことのない電車に乗ってみようか…
走行ルート

PCでルート作りをしていてなんとなく記憶に残っていたのが「新秋津・秋津」の両駅
秋津で西武線に乗り、秩父まで輪行してて志賀坂峠と八丁峠に上り中津峡に下るコースに決めた。

西武秩父駅1
同じ秩父でも西武秩父駅とJR秩父駅はとんでもなく離れている。日没後に駅探しに苦労するゆえんだ。

西武秩父駅2
西武秩父駅で下車したレッド・アロー号

下調べがないといろいろ不便がある…
秋津駅につくと飯能行きの急行が目の前を通過! JR新秋津と徒歩で結んでいる駅だから急行は止まるんじゃないか、とはこちらの勝手な思い込みだ。
さんざん待って秋津から乗るも小手指どまり。小手指でまた相当待ってやっと乗った電車は飯能行き各停だ。
飯能からは特急に乗れる!…が待つこと30分弱。
ところがこの特急、名前ばかりが勇ましく(Red Arrow)、"これ、ホントに特急なの?"というとろさだ。いつも乗っている田園都市線の各停の方が断然速い。
そんなわけで西武秩父駅到着は11時を回っていた。自転車で奥多摩に向かっていれば、奥多摩駅はとっくに通過している。

新旧秩父橋
走り出して間もなくわたる秩父橋!
右手から新しい橋に合流する古い橋の雰囲気が素晴らしい。
現在は橋の上には花壇が作られていて、歩行者と自転車以外は通れない。

小鹿野1
小鹿野には「わらじトンカツ?」だったかな、名物のトンカツがある。前々回友達と訪れた時に食べたことがあるのだが、今日は西武線のお陰で時間がないので、悠長に飯など食っている暇はない。

R299沿いのコンビニの店先で粗末な昼飯を立ち食いし、エネルギー源になるものをバッグに詰めて先を急いだ。

小鹿野2
辺りはだんだんと山の様相が濃くなり、上り勾配も徐々にきつくなってくる。
だがこの絶景がしんどさと引き換えなら、大歓迎だ。

志賀坂峠へ1
まだ両神山は遥か頭上に聳えている。

志賀坂峠へ2
山は互いに重なり合い、谷はその深さを増してくる。
ここまで来ると、正丸トンネルまでのあの危険極まりないR299がウソのようだ。通過する車もほとんどなく、地元の軽トラが目立つ程度だ。
ブドウ峠を越えて甲州に抜けられる道なので、時折、バイクが追い抜いていく。

志賀坂峠へ3
今回ほどこの看板にリアリティーを感じたことはない。
「出そうなのだ!」
同じ死ぬんでもクマには食われたくない。
口笛を吹き、歌をうたいながら登る。
愉しそうに聞こえるかもしれないが、急なのぼりで心拍が上がっている状態だからなかなかツライ。
オマケに風邪が完治してないので尚のことだが、出る咳もクマ除けの鈴代わり!

志賀坂峠1
志賀坂峠に到着! ここまでは距離も勾配も大したことがない。ここからはR299を外れて林道に入る。
この先クルマはもっと減りそうだし、クマはどうなんだろう…と少し心配になる。

志賀坂峠2
時間があれば志賀坂トンネルの向こうに出てブドウ峠から野辺山に抜けたいところだが、今日は日没と競争しなければならないので諦める…

八丁峠へ1
林道は決して上等な舗装ではないが、気をつけて走れば問題はない。
よそ見をして瓦礫を踏んだりしないように神経を使う。
山々はいっそう深さをまし、彼方には八丁峠周辺の尖った山も見えてきた。
まだまだ先は遠そうだ…

八丁峠へ2
両神山はその個性的な山容から、一度見たら忘れられない。
秩父には武甲山というおどろおどろしい姿の山もある。セメント材料の石灰岩を採掘しすぎた結果、山の容を変えてしまったのだ。
人の力で山の容を変えてしまった例は、世界広しといえどもそれほど多くはないだろう。

八丁峠へ3
相変わらずクマが出没しそうな山道だが、標高を稼ぐにつれて木の葉の色づきも一段と鮮やかになってくる。晩秋のサイクリングツアーの醍醐味だ。

八丁峠へ4
過ぎたことをなんでも忘れてしまうのは今に始まったことではないが、「八丁峠って、こんなに上るんだっけ? しかもこんなに急勾配だったかなぁ…。これじゃぁEYさんがしんどかったのも当たり前か!」
…と振り返ると両神山が彼方に見え隠れしているが、既にその頂に近い高さまで登ってきた。
このルートでは、両神山は稼いだ標高のバロメーターになりそうだ。

八丁峠へ5
視界が開けたかなたに聳える両神山の頂は、目線とはいわないまでも、既に見上げるほどの高さにはない。

八丁峠へ6
樹木を切り出した山の斜面には、これから上ってゆく道がどこまでも続いている。
こうして上る道が見えるのがいいのか、はたまた樹木に隠れて先が見えないのがいいのか、好みの分かれるところだろう。登り好きや挑戦好きには可視化(検察の取調べかww)がいいかもしれないが、"峠はまだかよ"のぼやき組には不透明化がいいかもしれない(笑)

八丁峠へ7
目前に目指す峠が見えてきた。目前とはいいがたいが…
山々の頂が作り出す襞の間から差し込む日差しが、陰影に富んだ紅葉風景を演出する。
素晴らしい!!

八丁峠へ8
このコースの紅葉は遠近のバランスが楽しめる景色だ。福島や栃木で味わった風情とは一味違う。

八丁峠へ9
両神山が目線に下りてきた!

八丁峠1
八丁峠に到着! 反対方向から登ってきたらしく、意外な数のマイカーだ。
川越から来たおばさんに、「川越はどっちにいったら近いですか」と尋ねられ、傍らのおじいさんに「中津川に下ったほうが早いでしょ?」と同意を求めたら、「どっちも同じだな!」とつれない返事。
確かに大して変わりそうもないけど、中津川~三峰の方が道がよさそうだと思ったが、後はおじいさんに任せた。

八丁峠2
前回ここを訪れた時のことが強く記憶によみがえる。
あれは雨がそぼ降る師走の初めだったと思う。
林道には崩れた瓦礫が道を塞ぐように散らばっていた。気をつけながら走ったはずだったが…
トンネルに到着したとたん、「パンッ!」とはじけたような音がした。何事かと思ったら自分のバイクのリアタイヤバーストしたのだ。
「だれだよこんなところで!花火なんかしてちゃダメだよ!」とおどけるTMさんだったが、事の深刻さをわかってのことだったに違いない。
そんな彼が救いの神になろうとは! こんな時のためにチューブラータイヤの切れ端を携行していたのだ。
タイヤとチューブの間に挟みいれて、なんとかその場を凌いだ。
しかしエアはせいぜい2~3barほどしか入れられない。それ以上入れるとチューブラーの切れ端を押しのけてチューブが出てきそうなのだ。
ここから目的地の西武秩父駅までは50km弱だ。
路面状況のよくない急な下りや真っ暗なトンネルが続く山道をよくぞ無事に走ってこられたものと、思い出せば今でも脇の下に冷や汗が出る。
その割りに懲りてない?…たしかに

中津峡へ1
登りの景色があまりに見事だったので、トンネルを抜けてしまうと気が抜けたようになる。
この山の姿だって決して捨てたものではないのだが…

寒さが募ってきたので、バッグから防寒着を取り出して身につける。
シマノの収容量6Lの新しいバッグは、僕の用途にはピッタリサイズだ。

中津峡へ3

中津峡へ2
ニッチツ工業の作業員宿舎跡だ。かつて繁栄していた頃には多くの鉱山労働者で賑わっていたに違いない。
辺りに雪の様に積もっているのは原料なのか製造過程で出た廃棄物なのか…

中津峡へ4
冬枯れに訪れた時には気にならなかったが、この澄み切った空気の中では異様に映る。

中津峡へ5
ここは所帯持ちの作業員のための住宅だったようだ。
昭和の昔、こんな感じの集合住宅が生まれ育った町にも見られた。

中津峡へ6
現在は別の斜面に施設を作り直して製造を続けているようだ。鮮やかな紅葉や真っ青な空と不健康そうな工場との対比が不気味だ。

中津峡へ7
もともと資材を運び込んだり、製品を運び出すために掘られたトンネルだろうか。素堀りというのか粗堀りというのか、中は岩盤がむき出しの狭いトンネルだ。出入り口の化粧は後で行われたようだ。
クルマは相互通行ができないので、出入り口で待たなければならない。

中津峡1
日も傾いたので谷底を走る川沿いの下りはいかにも寒い。
道端に表示されていた気温はなんと!4℃だった。

中津峡2
前回訪れた時は八丁峠よりもこちらの紅葉のほうが印象が強かったのだが…

中津峡3
寒いのと、既に日が翳っているのとで、あっという間に走りすぎた。

ダム
滝沢ダムというそうだ。このダムで堰き止めてできた湖が奥秩父紅葉湖だ。

ループ橋
このループ橋は伊豆天城にあるのとはスケールが違う。あまりに大きすぎてよほどの広角レンズでなければ全容は収めきれない。
ここでトイレ休憩をしただけで、一路西武秩父駅を目指した。


やっぱり日が暮れて、夕飯はうまいものにありつけなかった。西武秩父駅にある仲見世も店じまいをはじめている。
その中のまともな一軒の蕎麦屋に飛び込んだ。
「天ぷらの盛り合わせとザル」を頼んだのに、「本日は揚げ物は終了いたしまして…」
で仕方なく山菜蕎麦で我慢。

遠回りにはなるが、西武秩父から座席指定特急で池袋まで行ってしまうのが一番早い。
こういうときの検索にスマホは便利だ。

どうせ座席はがらがらであたりに遠慮はいらないだろうと…
秩父号
やはりがらがらだった。僕が座る列は4席とも独占状態だ。

おやつ?
お菓子と飲み物を買い込んだが、大半は自宅までもって帰ることになったorz…

西武特急のために…
帰りの特急は、それなりに特急らしい走りでまずまずの速さだったことを申し添えておきたいと思う。
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Author:shimagnolo
2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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