2012/10/20 23:17
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走行ルート

磐梯吾妻スカイライン1
磐梯吾妻スカイライン-1
既に見頃は過ぎていると報じられていた磐梯吾妻スカイラインだが、どうしてどうしてまだまだいける!
いや、むしろ今回のツアーでここが一番見ごたえがあった。

磐梯吾妻スカイライン2
磐梯吾妻スカイライン-2
紅葉の色合いはもちろんだが、この雄大な大自然は圧巻だ!

磐梯吾妻スカイライン3
磐梯吾妻スカイライン-3
このスカイラインは地元のローディーにも人気があるのだろう。下ってくる数人のローディーとすれ違った。
みんな下ってくる。上るものはクルマの他は僕一人。

磐梯吾妻スカイライン4
磐梯吾妻スカイライン-4
めったにお目にかかれない紅葉と絶景、しかも勾配も決して強くない。
こんな最高のコースを飛ばして通り過ぎてはもったいないというものだ。
勾配に関してならば国道115号の方がきつく、大型トラックの通行を考慮して随所に登坂車線が設けられている。
その点観光道路のスカイラインはダンプが通行する心配はないので快適だ。

磐梯吾妻スカイライン5
磐梯吾妻スカイライン-5
自転車を止めては景色に見入り、写真を撮り、居合わせた方とこの至福の時を共有する。
そして、傾いた日差しが演出する厳かさに思わず合掌したくなる。

磐梯吾妻スカイライン6
磐梯吾妻スカイライン-6
傾きかけた秋晴れの午後の日差しはいまだ輝きを放ち、斜面の紅葉を見事に描き出す。
いやいや実に壮大な眺めではある!

磐梯吾妻スカイライン7
磐梯吾妻スカイライン-7
このスカイラインには随所にこのような立て札が立っている。全ルートが見所満載なのだが、立て札があればやはりどれどれと確かめたくなる。
そして看板に偽りなく、いずれも見事である。

磐梯吾妻スカイライン8
磐梯吾妻スカイライン-8
日差しが雲に隠れれば幽玄な雰囲気が立ち込める。この厳かなたたずまいを前にすると、古代の人々が神が山に住むと信じたのもむべなるかな…である。

磐梯吾妻スカイライン10
磐梯吾妻スカイライン-9
ひとたび太陽が雲間から顔を覗かせれば、山々の斜面は一転して黄金の輝きを放つ。

こうして写真で見ると、下るクルマがほとんどで、上る車はほとんどない。
もう既にそういう時刻だったのだ!
一瞬見せるあたりの輝かしさに、時刻のことはすっかり忘れていた…

磐梯吾妻スカイライン11
磐梯吾妻スカイライン-10
峠はまだまだ先だ。
写真では辺りは明るいが、既に薄暮だった。
最近のデジタルカメラは自動で撮影すると、勝手に露光時間を長くしたり補正したりして明るい絵作りをする。

磐梯吾妻スカイライン12
磐梯吾妻スカイライン-11

磐梯吾妻スカイライン13
磐梯吾妻スカイライン-12
ようやくスカイラインの最高地点に到着!
1622mの高地まで登ったような疲れがない。気持ちがハイになっているときはこんなものだろう。まだまだどこまでも行けそうだ。

磐梯吾妻スカイライン14
磐梯吾妻スカイライン-13
一切経山が彼方に見えてきた。浄土平はこの麓にある。

浄土平1
浄土平-1
浄土平に到着する頃には気温はぐっと下がり、多少の防寒着ではつらい。
いくらなんでもまだ全指のグラブはいらないだろうという予想は見事に裏切られた。
手がかじかんでシフト操作がぎこちない。

浄土平2
浄土平-2
看板の前で自転車をモデルに写真を撮っていると、「記念に撮りましょうか?」と親切な中年の方。
2枚ほど撮っていただいた。
下から登ってきたのか?これからもとの道を戻るのか?と尋ねられて、福島まで下るというとビックリして「え~っ、これからですか!気をつけて下ってくださいね」とお気遣いいただいた。
僕を地元の人間だと思ったようで、福島から新幹線で東京に帰ると聞いて二度ビックリ!

浄土平3
浄土平-3
この上が浄土平である。
後世の幸を念じてか、こんな時刻にこんな寒さの中を登ってゆく人もいる。

浄土平4
浄土平-4
レストハウスで一休みしようと思ったが、時間がない。実際は写真以上に辺りは暗い。

浄土平5
浄土平-5
草紅葉も美しく色づいている。

浄土平6
浄土平-6
賽の河原に向かって下ってゆく。

浄土平7
浄土平-7
「有毒ガスが発生しているので、窓は開けないでください」なんて立て札が立っているが、自転車やオートバイはどうすりゃいいの?

浄土平8
浄土平-8
見ての通り、福島に向かう車はほとんどない。
それより何より寒い!!

浄土平9
浄土平-9
日中だったら、全く別の顔を見せてくれたんだろう。
辺りが薄暗い分、ずいぶん不穏な景色だ。

浄土平10
浄土平-10
これで浄土平に別れを告げて、いよいよ福島に向けて長い長いダウンヒルだ。

県道70のDH
県道70号のDH-1

県道70のDH2
県道70号のDH-2
ここで身につけられるものは全て身につけた。七分丈のビブの上にパッドなしのロングタイツを重ね履きし、ウインドブレーカーを羽織った。

県道70のDH3
県道70号のDH-3
本来が暑がりなので、いつも汗をかく心配ばかりして防寒はおろそかにしている。
なんとか無事に下れたのも、いつもなら持たない防寒着があったからこそだ。

県道70のDH4
県道70号のDH-4
これ以降の写真はピントが甘くブレている。
自動でシャッターを切るとシャッター速度はかなり遅くなり、手ぶれ補正もあまりあてにできない。
だが、そのお陰で実際とは似ても似つかないほど明るく撮れている。

県道70のDH5
県道70号のDH-5

県道70のDH6
県道70号のDH-6

県道70のDH7
県道70号のDH-7
そろそろライトつけなければ危険な暗さになってきた。時折下ってくるクルマも前照灯をつけている。

県道70のDH8
県道70号のDH-8
はるか下方には福島市街のあかりがちらちら見えるほど日は暮れてしまった。

県道70のDH9
県道70号のDH-9
この写真のシャッター速度は1秒だった。それほど辺りは暗かったのだ。
橋の欄干にカメラを据えて撮ってもこの程度だ。

ここまではまだ写真なんか撮っている余裕があったが…
日は完全に暮れた…街灯一つ、人家一軒ない真っ暗な山の中の県道だ。
県道70号線は磐梯吾妻スカイラインと比べると道幅はかなり狭く、しかも急カーブが連続する。
ライトがなければ路肩はもちろん路面の状況も全くわからない。普通は夜でもうっすらと状況がつかめる程度の明るさがあるのに、ここにはそれすらない。
先の見えない急カーブなどでは、たまに後ろから現れるクルマのライトを今回ほどありがたいと思ったことはない。いつも程度の頼りないフロントライトしかもっていなかったらどうなったんだろう…
それにしても福島駅は遠い!下れども下れども平地はこない。

なぜこんな状況に陥ったかは、道中の時間配分がめちゃめちゃだったことがその原因の一つだが…
地方の道路の暗さと市街地の狭さを忘れていたのも大きな理由だ。
都会に暮らしていると、「道路には街灯があり、少し走れば市街地になる。街灯がなくてもなんとか見えるし…」…普段からそういう感覚が身に沁みている。
ところが地方では事情が違う。県庁所在地の福島市といえども、街灯の設備がある道路は中心地だけなのだ。

" 福島発なら午後10時過ぎの新幹線に乗っても、その日のうちに東京に帰れる!" と考えて、道中急ぐ気が全くなかったのも迂闊だった。いろいろなことに配慮できず、交通機関の心配しか念頭になかったからこその結果だ。

それでも今回は二つの幸運が重なった。いい加減な準備で山を甘く見ている人間が、こういうのを幸運といっていいのかどうか…
いつもなら自転車のフロントライトは当方の存在をアピールするだけの、決して明るくない、しかも絶対に路面状況を確認できない程度の代物だ。
ところが今回はツアーに出かける前に馴染みのイトイサイクルで、軽量だがそれなりに明るく、路面もしっかり照らしてくれるライトを購入してでかけたのだ。
これがなければ、自転車に乗って下りてくることは間違いなく不可能だった。
あの長い下りを延々自転車を引いて下りてきたらどういうことになっていたのだろう。
この季節、山へ行くなら防寒着とフロントライトはとてつもなく大事だ!
大きな教訓を得たツアーであった。

一つ書き忘れていた。
福島駅でみどりの窓口に切符を求めに行くあいだ、駅ビル内に鍵をかけて自転車を停めておいた。
戻ってくるとごく普通の会社員風の30代の女性が自転車を見ている。
「DE ROSA KING3 に乗ってるんですね。すごいですねぇ!」と仰る。
最近はこの方のようにローディーとは思えぬうら若い女性から声をかけていただくことがある。
「どちらからおいでですか?」とお尋ねになるので、「横浜です」と答えると、それでは輪行でいろいろなところへいかれるんでしょうね。気をつけて!と言葉をかけていただいた。
ロードバイクも次第に市民権を得つつあるのだろうか。


Twitter: @pa_hoehoe
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2 Comments

  •  

  • 素晴らし写真の数々ですね!
    紅葉の見ごろは一瞬で、色んな条件が重ならないと今回のようなツアーは叶いませんね
    次回、土産話を聞かせて下さいね 期待してます

    しかし、無事に帰還できて何よりでした
    ブログを拝見させて頂きながら...
    ”えっまだここに居るの”
    ”ぼちぼち暗くなる・・・”
    "あ~やっぱり"

    私は宮ケ瀬から牧馬峠を越えて山のはちみつに立ち寄り、青根から道志道を戻って来ました
    多少の紅葉を期待していたのですが、まったく期待外れでした
    この当たりはまだ時期が早いのか?
    紅葉樹が少ないのか?

    でも、雲は無く空は澄み渡り、風はひんやり程度で気持ち良く・・・
    今日の様な気持ち良い日も、年に何度も有りません
    正にベストシーズンでした

    そうそう
    山のはちみつでいつも和服の方が”何時もご一緒の年長の方は?最近見えないけど、お元気ですか”と聞かれたので

    はい、私より元気です!
    ってお返事させて頂きました

    kudou!




  • 2012/10/21 18:07 | URL 
  • shimagnolo 

  • kudouさん、今日も秋晴れの爽やかな一日でしたね。
    宮が瀬方面も気持ちよかったでしょうね。一緒に行きたかったなぁ。
    今日は娘一家がやってくるので、準備をしながら一日家で待っていました。
    かみさんがいないので僕が晩ご飯を用意しましたよ、エライでしょ!

    今回は(も?)反省点の多いツアーでした。
    亀の甲より年の功なんて言いますが、僕には縁のない言葉です。歳はとっても何の功も身につきません。むしろ図太くなる分始末が悪くなる一方です。

    しかし顧みると、今回ばかりは反省点、それも特大の反省点が山盛りです。
    山岳サイクリングはこの上なく愉しいですが、命あっての物種です。
    向こう見ずな性格は死ぬまで治りそうもないですが、今後はせめて準備だけは整えて出かけようと思います。

    本日の紅葉はまだ少し早かったようですが、近郊の紅葉が楽しめる時がきたらみんなで出かけましょう。
    輪行して紅葉前線を追いかけなくても、やがて麓や近場にも下りてきますからね。

    はちみつ鯛焼きのおばさんは僕を覚えてくださったんですね。僕はあそこの主と同い年なので、心配してくださったのでしょう。あの主は医者の不養生の典型みたいなもので、あまり健康そうではありませんね。
    でもkudouさんより元気!とは言いすぎですよ(笑)

    是非またご一緒させてくださいね!
  • 2012/10/21 19:00 | URL   [ 編集 ]

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2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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