2012/06/23 23:36
天気予報を見て急に出かけることになった。
コースを検討している余裕もなく、先日MYさんとKKさんをご案内することになっていたなじみのコースにした。
本日の走行ルート
本日の走行ルート

半蔵門線直通の田園都市線の始発は比較的余裕なのだが、北千住から東武日光まで乗る東武伊勢崎線はわずかに6両編成。
しかも後ろ2両だけが下今市で切り離されて東武日光に向かう。東武日光で下車する乗客は最初からこちらに乗りたい。休日の早朝は登山客が多く、自転車乗りも意外と多いのだ。
この列車の困るところは、車両の最後部(車掌室の前)まで座席が設置されているので、輪行袋を置く場所がないことだ。皆さんに迷惑がかかるのを承知で、ドア至近の席の肘掛に縛り付けて少し離れた席に陣取った。
しかしあの格好だ!逃れようがない(笑)

列車を下りるときにはさほどのローディーはいなかったのだが、改札を出たら…!
東武日光駅
東武日光駅
全部で20人近くはいただろう。同じ列車だったら乗り切れない人数だ。
既に支度を整えているもの、輪行袋を解いて組み立て真っ最中のものなど…もっと早い列車で到着したようだ。

大きなグループが二つ、残りは単独輪行のようだ。
グループの出発にやや遅れて走り始めた。

走りなれたコースなのであまり休憩もせず、写真も撮らず、明智平まで一気のぼりだ。
明智平
明智平
いろは坂は勾配もゆるく、ヒルクライム初心者にはうってつけだ。
明智平や中禅寺湖のほとりで出会って挨拶を交わす方々はこぞって「え~っ!いろは坂登ってきたんですか。すごいですね~」と仰る。
しかし東京近郊の鶴峠や風張峠に比べたら赤子の手をひねるようなものだ。
コレ、本当です!

竜頭の滝付近
竜頭の滝
はじめて訪れた人はこんなものだろうか…、いや違うな!
「ここは華厳の滝かしら?」「どうかしらねぇ、もっと高い気がするけど」なんていってる。
だいいち日本人の大人なら字が読めるだろう。こういうおばさんに限って、大声だから周囲の人にも聞こえてしまう(笑)

竜頭の滝を過ぎると少し登りになるが、男体山が真正面に見える。振り返れば中禅寺湖だ。
男体山1
男体山1
紅葉の頃、このあたりは錦の織物の中を走るような豪華絢爛さだ。
今見る景色はどうということもない。
やはり場所には訪れるべき時期というものがあるのだ。

一部のハイカーを除くと多くの人が知らずに通り過ぎるのが小田代ヶ原林道への入り口だ。
一般車両の通行は禁止され、鉄の扉で閉ざされているので歩く人々も素通りしてしまうのだろう。
自転車はなおのことだ。
小田代ヶ原1
小田代ヶ原1
ここに至る林道は最高だ! 原生林の中を自分の道のように、空いた舗装路を快適に走れるのだ。
ブナと思しき巨木の足元にはびっしりと熊笹が生えている。クマたちが冬篭りの支度をする秋に訪れると、木の黒い祠までクマに見えたりしてちょっとびびる。
今日もクマよけの鈴を用意してハンドルにぶら下げた。

小田代ヶ原2
小田代ヶ原2
前々回か前回か…何度も来るのではっきりしないが、友人数名を案内して訪れた時に、数年に一回現れるか現れないかの見事な現象に遭遇した。
半端ではないほどの多量の雨が降ると周囲の山々がその水を含みきれず、湿原に水を吐き出すので、一夜にして湿原は巨大な湖に変貌するのだ。
チャンスがあったらその場に立ち会うことを是非お薦めしたい。

奥日光が超人気の観光地であることは間違いないのだが、それにしても人が多い。
それもカメラマン気取りのお年寄りだ。身近にもそういうのがいるのだが…
戦場ヶ原1
戦場ヶ原1
そうしたお年寄りの中では若いご夫婦が僕をみとめて話しかけてきた。
例によって、「いろは坂のぼってきたんですか。すごいですねぇ、でも帰りは下りだからいいですね」と仰る。
「これから金精峠を登って沼田まで行くんです」というとひっくり返りそうに驚いて、「あの~、失礼ですけどお歳は…」
来たな~と思った(笑)
実年齢をこたえると、大仰に感心し、「姿はお若く見えるけどそこから(ヘルメットから)見える髪を見て50歳過ぎかなぁと思いました」というのだ。
お世辞だとわかっていても悪い気はしない。
「私たちも勇気づけられます」の一言はいいのだが、決まって自分の亭主の袖を引いて「ほら、あなたも…」という流れになる。
体にいいことをしていないメタボ気味のご亭主にはいい迷惑だ(笑)

男体山2
男体山と戦場ヶ原
わたすげやオレンジ色の花が咲き乱れている。もう少しするとこのあたりはお花畑に変貌するのだろう。

戦場ヶ原2
戦場ヶ原の見晴らし台
記念にセルフタイマーでワンショット! 
今回も準備が間に合わずに横向きショットだが、これでいい。

この後の食事どころにも中高年というかお年寄りというか、そういう連中がごまんといた。
そして挨拶を交わす人毎に、「いろは坂」の話が出る。
友人と連れ立っていく時もしばしばこういうことはあるのだが、一人だと頻繁だ…

湯滝上
湯滝上
ここから湯の湖の水が流れ落ちて湯滝となる。滝つぼの対語はなんというのだろう?
ま、そういう場所だ。

湯の湖
湯の湖
腰まで水に浸かってフライフィッシングをする人々。
コレも面白そうな遊びだが、一箇所に落ち着いているのが苦手な僕には向かないかもしれない。

金精道路1
金精道路入り口
ここを通る度に思う。栃木県と群馬県では距離の測り方が違うのか!
ここから沼田まで63キロとあるのに…
金精道路を登って(少なくても5キロはあると思う…)峠に到着するとそこは群馬県だ。
なんとそこには「沼田まで65キロ」という表示がある。
頑張って登った距離がマイナスになってるってどういうこと!

金精道路2
金精道路の眺望1
こんな絶景がある! 男体山や湯の湖はすでに遥か下界だ。

金精道路3
金精道路の眺望2
そしてこんな絶景もある! 
日光市に続く道路が、航跡のように自転車で辿ってきた道を示している。
山に登って振り返ったときに見えるこの景色が好きだ。

金精トンネル
金精トンネル群馬県側
寒冷期(といっても10月半ば)に通過したとき、トンネル内の漏水が凍って小さなオブジェを形作っていたことがあった。
ここから丸沼高原方面への下りは暖かい季節に限る。それほど群馬県の底冷えは厳しい。

菅沼
菅沼
木立の間から見え隠れする湖水は翡翠のような色をしている。さぞかし深いのだろう。

丸沼
丸沼
金精峠を下り始めた頃から青空が大きく広がり始め、丸沼まで下ると初夏のような日差しが降り注いできた。
ここではまだ夏は遠く、夏の入り口にたどり着いたばかりだ。

吹き割れの滝
吹き割れの滝
いつもどおりこのコースの〆だ。
今日は水の量が一段と豊かで、滝つぼからは水煙が上がっていた。

いつものことだが、この後が結構辛い。
すっかり上りは卒業したつもりになっているのに、沼田市街に入るまでには5キロくらいのそれなりに厳しいアップダウンを走らなければならない。

しかも途中で腹ごしらえをしていたばかりに沼田駅では列車に一台乗り遅れた。
さすがはローカル駅だ。次は1時間後…
悪いことは重なるもので、高崎線が車両故障で遅れること30分。
何もない駅で1時間半も暇をつぶさなければならない。
しかも、スマホは電池切れ寸前なのでつかえない。
本屋もない、喫茶店もない。
だから食うしかない。
ろくなものがないからジャンク菓子だ。

こんなことなら、最初から新幹線の上毛高原駅まで走ればよかった。


Twitter: @pa_hoehoe
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2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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