2012/05/19 10:05
朝も早よから起きだして始発で東京駅に向かう。
「あさま503号」東京発6:52で軽井沢まで輪行し、草津~白根~渋峠~志賀高原…長野まで走り、あさま548号で帰宅のスケジュールだ。
今回のツアーは「激坂もなんのその!是非行きたい!」と意気軒昂なお二人、MYさんとKKさんがご一緒だ。
ところが!である……全コースの走破はならなかった。

本日の走行ルート
本日の走行ルート

軽井沢駅
心はうきうき、空はどんより…
お喋りが過ぎて、もう少しで軽井沢を乗り過ごすところだった。
軽井沢は予定通りどんよりと曇り、どうやら先週に続いて山の低温攻撃に立ち向かわなければならないらしい。
それでも輪行してスタート駅に降り立つと、いつもどおり武者震いが出るような高揚感でいっぱいになる。

軽井沢駅1
軽井沢駅
昨年の9月はここに一人立って、未知の激坂を登る期待でやや興奮気味だったことを思い出す。

出発
出発
走り始めるなり、お二人ともサイコンのセンサーのあたりをいじっているが…
MYさんはこうして一日をマイル表示で走ったのである。

エピソードとしてはもう随分昔のことになるが…、MYさんは自他共に認めるアバウト人そのものだ。(人にそんなカテゴリーはないが、ことほど左様に彼はそういう人なのである。大雑把?それともいい加減?)
どこがそういう人かというと…
あるとき、「私はまだセンチュリーランをしたことないんですよ。スピードもあまり出せない」という。
単にメーター類がマイル表示になっていたのに気づかないでいたのである。1.6倍しないと他の人と話が通じない!
またあるときは、「タイヤの空気圧はちゃんとみてますよ」という。
ところがタイヤのエアプレッシャーの単位を間違えて極端に低めの空気圧で走っていたのである。彼がいかに軽量級とはいえ、ついにスネークバイトパンクをしてしまったのである。その時は僕がパンク修理をさせていただいたのだから忘れようがない!

浅間山1
雪残る浅間山
最初から話が脱線しまくっているが、浅間山もいつもの浅間山ではない。この季節に雪化粧か!?
先週の蓼科山の雪化粧を思い出してちょっといやな予感がする。

上り始めはこんな…
浅間山はほとんど雲の中…
厚い雨雲に覆われて、浅間山はほとんど姿を現さない。
晴れていれば、木立の間から、あるいは坂道の行く手に、その雄姿を見せてくれるのに…

浅間山2
やや晴れ間が…
時折雲が切れて青空が顔を出す。喜んでいる暇もなくまた雲に覆われて今にも降り出しそうになる。
今年の春の陽気をなんと表すればいいのだろう。

中軽井沢を上る
つかの間のぞく青空
昔は "女心と秋の空" なんていったが、この春の陽気は今様の " 男心の頼りなさ " というところか!

怪しくなる空模様
だんだん怪しい空模様…ポツポツ…
前回は長野原方面に向かって進み、ロマンチック街道を左折して草津まで登ったのだが、あまりの暑さと交通量の多さに辟易した記憶があるので、今回はかなり手前で左に曲がって別のルートを選んだ。
これまでは思いつきでこういうことをすると決まって迷路に入り込み、皆さんの信頼を失う結果となったのだが、さて…

草津湯畑
草津温泉 湯畑
今回は途中でルートを過たず、なんとかいいルートで草津にたどり着く。
といってもすんなりたどり着いたわけではない。降り出した雨を避けて広めの公共トイレの軒先で雨止みを待ったり、葉が繁った大きな木の下で雨を避けたり…
ようやくたどり着いた湯畑で湯気がもうもうと立つのを見ると、無性に風呂にはいりたくなった。
だが着替えはないし、その後で身を切るような寒さの中を走らなければならないことを思うと、風呂などとんでもない!

湯畑足湯1
湯畑足湯1
で、ただの(無料の)足湯に浸かったのである。
体が冷えているので、足を入れた途端「あちっ! あっつい~!」

湯畑足湯2
湯畑足湯2
しばらくすると…極楽である。
足だけでも長くつけていると温まった血液が体を巡って、ぽかぽかしてくる。
このままず~っと入っていたい誘惑に駆られるがそうもいかない。

話しかけてきた地元のおじさんが、「志賀草津道路は雪で閉鎖だよ!私は昨日も登ってきたんだが、今日は30cmくらい積もってるらしいよ」なんていってるではないか!
ありゃりゃ~、ここで引き返しかよ!
草津に向かう道から見た白根山に雪が積もっているのが見えたんだから、このことあるを覚悟するのが当然なのに!
強い向かい風のなかを寒さをこらえて上るのが精一杯で、他のことには頭が回らなかったのである。そうでなくても他のことには頭が回らないのだが…

草津で蕎麦
ようやく昼ごはん!
腹が減っては戦ができぬゆえ、KKさんが昔訪れて旨かったという蕎麦屋で昼ごはんだ。
通行止めだからもはや戦はないのだけれど、腹は減っている。
あんまり寒くて温かけりゃ何でもいい!うまいのかまずいのかもよくわからない!!

草津のカフェ
湯畑近くで珈琲ブレイク
「せめて珈琲が飲みたい!」という僕のわがままで、湯畑近くにカフェを見つけて "coffee break! "
こんな温泉町なのに、意外とうまい! 
蕎麦と同じで、飲む方の味覚が寒さでいかれていたのかも…

「軽井沢まで走るか?長野原まで走るか?」で意見交換をしたが、まとまらない。
どっちも楽しそうじゃないからだ。
寒いし、いつ雨が強くなるかもわからない。
帰りの新幹線は列車が指定されているから時間だけはたんまりある。たんまりいらないがたんまりある。
で万策尽きて、一番ラクで自転車ツアーらしくない手段で軽井沢を目指すことにした。
バス輪行である。

バスターミナルに行くと長野原行きのバスの発車までもう5分くらいしかない。
切符販売の窓口で、「袋に入れた自転車が3台あるんだけど、乗せてもらえますかねぇ」と聞くと、運転手さんに直接聞いてくれという。
「客が少ないから多分(多分だと!)大丈夫だよ」と運転手さん。
急いで階下で待っているMY & KK さんにバス輪行が可能であることを告げる。(坂の町、草津ならではで、斜面に建ったバスターミナルの2階からバスが出るのだ)

5分じゃぁ袋詰めして切符購入までは間に合わない。運転手は待つわけにはいかないという。そりゃ当然だ。
で次善の策だ。どうせなら長野原ではなく軽井沢行きのバスはどうかと調べると、およそ1時間後に出る。さっきと同じように自転車三台積めるかと聞くと、窓口では確認が取れないので、直接バス会社に電話した。「横っ腹にトランクのあるバスだから、多分(また多分か!)大丈夫だという。

袋詰めを済ませても時間がたんまりあるので、ターミナル内のレストランで「クリームあんみつ」を食べながら、かつ無駄話をしながら、バスの到着を待つ。

バス座席の輪行袋
乗り合いバス後部席の輪行袋
ようやく到着したバスを見れば、トランクのとの字もないではないか。ふつ~のバスだ。
運転手に恐る恐る尋ねると、「客が少ないからいいですよ。邪魔にならないようなところに乗せて」という。
人のよさそうな中年の運転者でよかった。

バス輪行で幕
バス輪行で幕!
朝8時過ぎに勇んでやってきた軽井沢駅に思いも寄らぬバス輪行で戻ってきた。
(相変わらず、お父さんと息子のツーショットだ!www)

まだまだ時間大尽だ! なんとか暇をつぶさねば…
食うか飲むか、他にすることはない! 駅構内のいい加減なレストランというか軽食喫茶というかで、「軽井沢カレー」のセットをゆっくり時間をかけて食べ、さらに余った時間は無駄話の続きである。
ようやく乗車予定の列車が到着する時刻になった。
東京までの車内の時間も無駄話の続きで、お陰で退屈することもなかった。

僕は自宅のある駅から袋を担いで帰るか、組み立てて乗って帰るか少し迷ったが、どうせいずれは組み立てるのだからと乗って帰ることにした。
そのときになってはじめて、クリートカバーの片方を失くしたことに気づいた。
高いものでもないし、もう随分使って元も取ったし、まっいいか!
帰宅後にメールがあり、KKさんは財布を落としてしまったという。
JRに問い合わせたが見つからない。
お気の毒でございました。
一方、僕はといえば、以前クリートの片方をなくしたMYさんがその片割れをくださるということになり、新しいのを買わずに済んだ。

今回はいろいろとついてないツアーだったが、別れ際には堅くリベンジを誓い合ったのでした。
MYさん、KKさん、どうもお疲れ様でした。
晴れ男になるよう、日ごろの行いに気をつけて暮らしましょうか(笑)


Twitter: @pa_hoehoe
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4 Comments

  • kazu+kano 

  • ゴルフ場の天気予報はピンポイント天気予報である。前日、今回通過する道に一番近いゴルフ場=草津カントリーの天気予報は、小雨である。雨覚悟の激坂峠越えにチャレンジする事が前日からほぼ確定していました。熱気で押し通すスケジュールである以上、亀組としては「弱気」は論外、ヨタヨタ行くのみである。さて、スタートすると案の定ポツポツきた。夏の小雨はミストシャワー替わりの筈だが、軽井沢の小雨は、「寒い」。路上の温度表示は7度・・・冬か、「寒、寒、寒」、手持ちの衣類を全部着こんでも寒い~。草津まで頑張って登り、「足湯」に入って、今回の輪行が完結しました。草津の足湯は良い湯でした。お詫び:草津の蕎麦やですが、路地の奥にもう一軒ありました(店の前に足場が組んであり分かりづらかった)。実は前回美味しかった蕎麦やさんはそちらで、今回食べた蕎麦やさんではありませんでした(申し訳ありません)。
  • 2012/05/19 21:28 | URL 
  • shimagnolo 

  • 無謀なことでは人後に落ちない僕の上手がいましたね!
    「せっかく休みまで取って決めたスケジュールだから、予定通り実行!」と力強いお言葉をくださったMYさんでしたね。

    雨に降られ、寒さに祟られましたが、これも自転車ツアーには避けて通れない経験です。
    先輩風を吹かせて、「もっと酷い経験をしているんだぞ!」なんて威張るつもりはないですが、失敗から学んだことは数々あります。
    たまたま学習能力が欠如しているために事後に役立てることができないのです。←そういうのは「屋上屋を架す」というヤツに他なりませんね(恥)

    そんな役立たずな経験はともかく、今年の春は専門家にも天候の変化が読めなかったですね。
    気象庁予報の「晴れ一時雨」ってあれかい?といいたいですね。
    実際は「終日曇りで雨は降ったり止んだり、最高気温は5℃~6℃でしょう。山岳では積雪にご注意ください」というのが正解でしたよね。

    蕎麦屋は違ったんですか?
    蕎麦好きのKKさんのお薦めにしては…、と一瞬思いましたが、寒くて自分の味覚がダメだったのかと思い込んでましたのでノー・プロブレムですよ。ありがたいことに、自転車で走ると何でもおいしく感じますよね!

    二週続けて激寒に堪えたのだから、次回のリベンジはどうか好天に恵まれますように!と切に願います。

    次回も宜しくお願い申し上げます。



  • 2012/05/19 22:07 | URL   [ 編集 ]
  • kudou 

  • 御無沙汰してます

    御三方の珍道中、何時も楽しく拝見させて頂き、楽しみにしています

    今回も期待に応えて頂き、吉本新劇に負けない展開だった様で何よりです

    しかし、何時も楽しそうな文面が伺え、なんだかんだと言いながら懲りない行動はしばらく続きそうですね!
    そのうちお仲間に入れて頂ければと思っています
    宜しくお願い致します

    昨日は隊長と相模湖から藤野-山のはちみつ-カフェゼブラと乾いた空気が気持ち良く、新緑ツーリングでした

    山のはちみつ店で”ジェラート”を始めた様で、ちょうど冷たい物が欲しくて、頂いてみました
    例によってここではいろんなはちみつが試食できるので、ジェラートにもたっぷりと・・・
    結構いけますよ
    次回、お試しください!

    帰りの相模川ではバイクチェンジでネオプリに試乗させて頂きました!(ネオプリ+手組ホイール)
    極上の乗り味でした
    私の乏しい自転車経験の中では最高の気持ち良さでした
    高速スピードと俊敏な反応速度を求めなければ、それに代わる対価が得られる様な気がします
    但し、全てのフレームで同様の結果が得られるかと聞かれると?・・・
    少なくとも昨日のネオプリは私を魅了するに十分でした
    また一つ自転車の楽しみ方を見つけました

    今日の午後は、マスターにお願いした”キンリンのリム”を受け取りに亜煉路館に行く予定です
    また、営業妨害しそうです(常習犯です!)

    kudouでした!


  • 2012/05/20 10:33 | URL 
  • shimagnolo 

  • 懲りない面々なんですよね! 
    あれっ、どこかで聞いたことのあるフレーズだなぁ、これ(笑)

    以前に比べたらこれでもおとなしくなったし、多少の慎重さも備わりつつあるつもりです。最盛期(?)には、一旦出かけたら何時に帰るかわからない。日にちが変わることも稀ではなく、家族から捜索願いが出たことも…コレ、ホントの話です!
    しかしそろそろそういうことも卒業しないといけませんね。
    家族や知人が心配します。

    今回は草津どまりでしたが、このコースの先は実に素晴らしいです。
    昨年の9月にはじめて一人で走破した全コースは、どこをとっても非の打ち所がありません。雄大な景色の素晴らしさ、変化に富んだ長いヒルクライム、そしてダイナミックなダウンヒル!

    昨年の秋の一人旅では長野駅が終点でしたが、昨年春には友人とこのコースを延長した2泊3日のツアーを企画していました。
    長野を過ぎて、野尻湖~黒姫~戸隠~白沢峠~白馬…まで走るコースです。白沢峠から雪を頂いた白馬をどうしても見たかったのです。ところが、3月だったこともあり、志賀草津道路が雪で閉鎖の虞ありで中止にしました。(今回は5月も半ばを過ぎているというのに積雪で閉鎖でしたが…)
    昨年春の阿蘇の外輪山周遊ツアーはその代案でした。

    手組みホイールは随分魅力的のようですね。
    僕もいつかクロモリかチタンに手組みのホイールを履かせて走るようになる日が来るのでしょうか。

    ようやく3台の自転車のクリーニングを終え、kudouさんと亜煉路館でお目にかかる前に滑り込みセーフでコメントさせていただきました(笑)
  • 2012/05/20 12:30 | URL   [ 編集 ]

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2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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