2012/03/27 21:00
御殿場までは、昨年12月12日(ブログあり)とほぼ同じルートを辿った。
前回は師走のことでもあり、日没の時間が早くて御殿場からの箱根越えを断念したので、その後ず~っと心残りだった。

本日の走行ルート
本日の走行ルート
計画性の欠如した性格で、本日も走り出してから行き先を決めるという体たらくだ。
秩父の白石峠にしようか、久里浜からフェリーで房総に渡ろうか…どこに行こうかなぁ?

空の色を見て行き先を決めた。道志みちを辿って乙女峠で箱根越えをする!
今日は前回果たせなかった箱根越えを実現してリベンジしておかなければ…
小田原あたりで輪行に切り替えるべく、一応 "パンダーニの輪行袋" を携行したのだが、役に立つ場面はなかった。結局、走行距離は久し振りにかなりの長距離となった。およそ200キロである。

道志みち
道志みち・大室山登山口の吊橋
道志みちに入ってまもなくコンビニ(ヤマザキショップ)があるが、以前ほど賑わっていない。
"つねっさ" の数百メートル先にセブンイレブンができたせいだろう。
かく言うぼくも通過して、セブンイレブンで補給した。
エネルギー補給しているローディーが3人ばかりいた。軽く挨拶をして、トイレで七分のタイツの下にはいていたフルレングスのタイツを脱いで上りに備えた。

パンと珈琲で第二の朝食をとっていると、同じような年恰好の老ディーがやってきた。
挨拶をして立ち話。
「どこへ行くんですか?」と尋ねるので、「籠坂峠と乙女峠を越えて箱根に下り、できたら自走で帰ろうかと思ってます」と答えた。
少し遅れてその老ディーの奥方がロードに乗って現れた。
「どのくらい待った?」とご主人にお尋ねになる顔を見れば、外人さんだ。日本語は流暢である。
ご夫婦は逗子の開成町にお住まいだという。
ここまで走ってきただけでも立派なのに、これから山中湖に下りて富士山を一周するのだという。
お互いに200キロコースだ。
先が短いから頑張るのか(まさかね!)、老ディーたちは元気な面々が多い。
体力では適わないが、気力は若い人より横溢しているかもしれない。
少々のことではへこたれない図太さがある。まんざら無駄に長く生きてきたわけでもない?
お互いの健闘を約して、僕が一足先に走り出した。

道志川
道志川
道志の春はまだしばらく先のようだ。木々の芽吹きはもちろん、花のつぼみも固いままだ。

道志みちの富士山
道志みちの富士山

いつもの "どうし道の駅" で昼ご飯にした。
そうそう、その少し手前にあったコンビニは店を閉じてしまった。道の駅がすぐ先にあるとわかれば、二度目に訪れる人は通過してしまうだろう。立地が悪かったか!

道の駅の食堂に入ると、一度目の補給のセブンイレブンの前をトレインを組んで疾走して行ったごく若いグループが丁度食事を始めたところだった。
一番の年少は中学生か高校一年生くらいか?まだ初々しいローディーだ。中に大声でくだらない話をするバカっぽいのが一人いて、周囲の顰蹙を買っているが本人はもちろん同行の年長者も気づかない。やれやれ…

ポトフとおにぎりを注文して、水曜メンバーからのメールに返信した。
"間もなく山伏峠です" なんて書いたが、食事を済ませ少し休憩してから登ったのだから、このメールは正確ではない。実際に峠に到着するのはそれより随分後だ。
コンタクトをすると老眼で携帯がよく見えないので打ち直すのも面倒だし、…だいたいどこら辺にいるかわかればいいか…とはいつものことだ。

件の若者たちは、食事を終えて山伏峠目指してぶっ飛んでいくのかと思いきや、あっさり引き返して行った。
それを確認して、僕も峠を目指して出発した。
先に出発して、奴らにぶち抜かれたくなかったのだ。

ドリンクの補給のために自販機で立ち止まっていると、今朝会った同年輩のおじさんが目の前をよれよれ登っていく。
数分後に後を追ってスタートした。後ろを振り返ると、少し遅れて奥方がこれまた頑張って登ってくるのが見えた。
仲のいい夫婦でも、上りは各自のペースで別々に走るのか!正しい選択だ。
おじさんは速度が上がらないようで、すぐに追いついた。
「お先に!日が暮れるので先を急ぎます」と挨拶して峠を目指した。

山伏峠
雪の残る山伏峠
標高が高くなると、日陰にはまだ結構雪が残っている。
だが気温は8度もあるのだから、寒さは感じない。
山伏峠にも確実に春は近づいているということか。

山伏トンネル
山伏トンネル
はじめて道志みちで山中湖へ下ったとき、このトンネルにたどり着いた時の感激は今でも忘れられない。
いい年をしたおじさんたちが、「やった~っ!」と大騒ぎをしたものだ。今にして思えばちょっと可愛くもあり、笑える話でもある。道志みちも辛くてしんどくて、こんな道が世の中にあっていいものか!などと大いに嘆いたものだ。
しかし人はいくつになっても進歩するんだねぇ(笑)
"一昨日の風張峠に比べりゃこっちの方がずっと楽じゃん"、と思えるようになったんだから…

山中湖の富士山1
山中湖の富士山1
道志みちの途中から風が強まり、しかも向かい風気味だ。
でもそのお陰で富士山の姿を拝めたのかもしれない。

山中湖の富士山2
山中湖の富士山2
僕は特段富士山フリークではないのだが、カメラを向ければそこに富士山がある。
他には何もないのだから、どうしても富士山の写真のオンパレードになってしまう。

籠坂峠
籠坂峠
何回も書いたが、まことに色気のない峠が多い。たまに感動的なのもあるが…
クルマで走る者にとって峠はたいした意味はないのだろうが、自転車で上る者にとって、峠は試練を課す鬼のようでもあり、菩薩のようでもあるのだ。
喘ぎ喘ぎ上っているときは「これでもか!」と罰を与える鬼のよう。しかし峠に立つと自然に充足感や優しい気持ちが満ちてくる。
だから、籠坂峠のようにこんなに色気がないのは不満なのである。

籠坂GOLF CLUB の富士山
籠坂ゴルフクラブの富士山
kkさんがゴルフ好きなので、ゴルフ場の後ろに聳えるMt.Fuji を撮ってみた!

乙女峠の富士山
乙女峠の富士山
極めつけは乙女峠からの富士山だ。麓の街(三島か?)を睥睨するように、そして裾野を視野一杯に広げる様に、やっぱり「富士は日本一の山だ!」と納得してしまう。
この景色に惹かれて多くの人々が立ち止まり、カメラを向ける。
クロスバイクに乗った大学生らしい一団に写真を頼まれて、乙女峠の立て札をバックに「はい、チーズ!」

ここから箱根湯元まで一気にダウンヒルだ。
乙女峠からすぐトンネルを抜け、50キロ以上の速度で下ると寒いのなんのって!
途中の茶店の自販機の前のベンチに座って、今朝脱いだフルレングスのタイツを重ね履きして仕切りなおしだ。

箱根エリアに入ると工事渋滞で混雑している。
クルマの列を横目にあっという間に箱根湯元まで下り、小田原へ向かう…

小田原から先は道も面白みにかけるので、いっそ輪行をしようかと思った…が、疲れもないので自宅まで自走することにした。
GPSに「充電の必要があります」と表示されてから随分走ったので、途中での電池切れを覚悟した。なんとか自宅まで電池が死ななかったので、無事にログを取ることができた。

今日のコースは距離も長いし、山中湖へ下った直後に籠坂峠、100キロ以上走った御殿場からは三度目の上り(乙女峠)も待ち構えている。
籠坂峠から御殿場までの長い下りに慣れきった甘えた気持ちをリセットできないと、箱根越えの上りで心が折れるかもしれない。
しかし全コースを通じて(小田原からの国道1号は除く)変化に富んでいて飽きることがない。
だから山中湖を終点にするのはいかにももったいない。
ましてや、"どうし道の駅" で引き返すなど論外である。


Twitter: @pa_hoehoe
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2 Comments

  • kazu+kano 

  • シーズン全開の走りですネ~。見えなくなるわけです。YMさんが昔はあんなではなかったのに・・・と嘆いていたのがよくわかります。篭坂峠のゴルフ場は「富士ゴルフコース」ですね。懐かしいゴルフ場です。今を去る事、30年数年前になりますか、当時の私は売場主任でバリバリでしたが、やり過ぎで生意気と思われていたのか、上司とは相性が悪く超嫌わていました(嫌われて放り出されました)。お取引先主催でゴルフ会が開催され、上司ともども泊りでゴルフをしたのが「富士ゴルフコース」です。峠にあるのに比較的フラットなコースで不思議でした。日差しが春らしくなり、寒さも変わってきたように感じられます。shimagnoloさんの後姿を少しでも長く見られるよう踏まないと・・・いけませんネ。
  • 2012/03/28 21:16 | URL 
  •  

  • kazu+kanoさん、コメント恐れ入ります。

    長距離を走るのにさほど体力は要らない(と思います)。
    若くてエネルギー一杯の若者や僕らより若くて経験のある中年たちだって、ダメな人はダメです。
    体力の点で僕らは明らかに劣っていますが、長距離をこなす人は決して少なくありません。

    長距離を楽に走るには、無駄な力を使わずに自転車を転がすテクニックを身につけることは必須ですね。
    フォームしかり、ペダリングしかりです。
    そう容易いことではありませんが、特別な運動神経を必要とすることではありませんので、誰にも可能だと思います。

    もう一つのポイント!
    基本的にスポーツは何でも、脱力すべきところで脱力できるか否かが鍵ですよね。自転車の場合も、正しい省エネ走行は脱力がキーだ(と思います)。
    省エネ走行を理解してはじめて、フルパワー走行もできると思います。
    基本がなってない人は力任せに走るだけで、決して速くもないし、持久力もありません。

    体力がない我々こそ、理に適った自転車の乗り方に熱心になるべきなのかもしれません。
  • 2012/03/28 22:06 | URL   [ 編集 ]

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2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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