2018/09/06 12:00
2018.09.05
今日のカメラとレンズはFUJI X-T2 + XF16-55mmF2.8 R LM WR

東武鉄道野田線 南桜井駅
夏休みも明けて秋めいてきた(はずの)この日、早朝から一人で出かけたのですが、秋にはほど遠く、汗を拭きふきの長月5日でした。
*******首都圏外郭放水*******
首都圏外郭放水路は治水施設の一つであり、地下に埋設された巨大な放水路です。その世界的規模もさることながら、写真で見たその光景は実に魅力的でした。中でも巷のファンから「地下神殿」と呼ばれて人気を集めているのが「調圧水槽」です。
夏休みに入ったら孫と一緒に訪れたいと思っていたのですが……
見学には事前の申込みが必要で、電話でもネットでもできます。8月のある日、ネットで手続きをしようとアクセスしたら夏休み中はどの日もどの回も満員で締め切り!
結局孫を連れての見学は実現せず。
単独ながらようやく実現したこの日でした。

01 首都圏外郭放水路
施設への移動や地下施設内は案内担当の女性スタッフのあとに従います。小中学校の遠足か、団体ツアー客を彷彿させる光景だと思えば間違いありません。施設への移動に当たって参加者は1列に並んでと言うのですが、なぜか先頭になるのを逡巡する人たち。直ぐそばで話を聞きたかったので案内の女性の前に進み出ました。
長い階段を下りて辿りついた地下施設、実物を目の前にするとやはり圧巻です。
シンプルで巨大で力強い大空間!湿り気と涼感に満ちた空気!神秘的でさえあります。
機能的には水を溜める水槽に過ぎないのですが、同時に観光客向けの施設であることがわかります。

02 首都圏外郭放水路
案内の女性に夏休みの経緯を話したら、その頃の様子を教えてくれました。孫には悪いけれど、話を聞いて8月に来なくて正解でした。夏休み中は1回に55人の方を案内したそうです。地下の「調圧水槽」に降りるには長く急な階段を下らなければなりませんが、人数が多くて移動に時間が取られ、地下施設の見学時間を削らざるを得なかったそうです。

03 首都圏外郭放水路
壮大かつ荘厳な空間なのですが、かつて写真で受けた印象とどこかが違う……
この日は霧がかかったようにミストが立ちこめ、列柱も床も濡れそぼっています。案内の女性にその点を確かめると、数日前の大雨の時に「調圧水槽」に水が流れ込んだのだそうです。そして季節によってもドライであったりウエットになったりするようです。秋から冬にかけては乾燥し、視界はくっきりとするそうです。この日の地下の温度は15度ほどだったそうですが、冬場は10度ほどに下がるそうです。「調圧水槽」は閉ざされた地下空間ではなく、立坑で外部とつながっているので気温も季節によって変化するようです。

04 首都圏外郭放水路
この日は夏休み中の混雑とはほど遠く、この回の参加者は10人程度と少なく、ゆったりと見学できました。平日ということもあってリタイアした方が中心で、外国人は台湾から観光で訪れていたカップル1組でした。

05 首都圏外郭放水路
ルールを守れない(理解しない)老人が少なくないという世間の声をよく耳にするので心配しましたが、眉をひそめるような行動はありませんでした。

06 首都圏外郭放水路
一人だけ周囲の顰蹙を買っていたと思われる老人がいましたが…
案内の女性が「撮影時間は十分あります。先ずは危険を防ぐために注意事項と施設の説明に耳を貸してください」と言うのを完全に無視。撮影熱心なあまり明後日の方を向いてファインダーを覗き、頻りにシャッターを切っていました。
地下への階段や踊り場でも撮影は禁止されていましたが、列の後方にいたこの方はちゃんと守っていたのかどうか。足元もややおぼつかないだけに、足を滑らせて転落してからでは遅い。

07 首都圏外郭放水路
放水路の構造的な仕組みはネットでご覧いただくとして、こちらは増水した中小河川から水を呼び込む立坑であり、5本あるうちで河川と直結していない唯一のものだそうです。5本は一つにつながり、「調圧水槽」へと水を流してくるのです。そして外にある大型のポンプで汲み上げて江戸川へと流す仕組みになっているのです。

08 首都圏外郭放水路
この第1立坑を上から覗けるコースが見学コースとして開放されたのがこの8月からとのこと。
しかし「調圧水槽」からは落下の危険があるので近づけません。ここからは覗くことはできないのです。
安全管理のために立ち入り制限があるのは背後の「調圧水槽」でも同様で、きりなく奥に進むことはできません。ここまでの箇所にロープが敷いてあります。うっかりまたいで注意を受ける人も。

09 首都圏外郭放水路
階段を上り返し、立坑を覗ける地点まできました。高所恐怖症に限って高いところから深い底を覗くのが好きですが、隙間からちょこっと覗けるに過ぎません。底は見えるはずもなく恐怖感がまったくないのが残念……
*******キッコーマンもの知りしょうゆ館*******
南桜井駅までバスで戻り、5つ先の野田駅まで乗り鉄です。結果的には行かなくてもよかったかな。
野田と言えば醤油、キッコーマン醤油の町です。小学校の遠足で訪れたことがありますが、一部の建物に当時の面影を残すのみ。
映画を観た後(僕は上映に間に合わず終了後から参加)工場内を案内娘の説明を聞きながら、ガラス越しに醤油の製造工程を学びます。しかし撮影は禁止されています。

01 キッコーマンもの知りしょうゆ館

02 キッコーマンもの知りしょうゆ館

03 キッコーマンもの知りしょうゆ館

04 キッコーマンもの知りしょうゆ館・お土産
最後まで真面目に見学ツアーを修了すると、このご褒美がいただけます。我が家の食卓で使っているのと同じ醤油です。
敷地内の別棟に小さな「御用醤油醸造所」があり、こちらは見学と自由な撮影が許可されています。こちらでは全て国産の原料(小麦・大豆・塩)で醤油を醸造するとのこと。そしてその醤油は宮内庁に納められ、「亀甲萬御用醤油」として市販もされているそうです。

05 キッコーマンもの知りしょうゆ館・御用醤油醸造所

06 キッコーマンもの知りしょうゆ館・御用醤油醸造所

07 キッコーマンもの知りしょうゆ館・御用醤油醸造所

08 キッコーマンもの知りしょうゆ館・御用醤油醸造所
*******二子玉川途中下車*******
夕方天気がよかったら…の願いが叶いそうです。多摩川河川敷から美しい夕暮れと日没が楽しめそう。
それが見たいばかりに途中下車し、疲れた足を引きずりながら河川敷を歩きました。
すると若い女性の飼い主さんに連れられた犬が尻尾を振って駆け寄ってきました。動物は自分のことが好きかどうかちゃんと本能でわかるのですね。イヌを挟んでしばし立ち話をしました。犬を連れているならともかく、カメラを首から提げているだけの老人を立ち話の相手に選んでくれたイヌと飼い主に感謝です。

01 二子玉川途中下車・ライズ

02 二子玉川途中下車・ライズ

03 二子玉川途中下車・多摩川河川敷

04 二子玉川途中下車・多摩川河川敷

05 二子玉川途中下車・多摩川河川敷

06 二子玉川途中下車・多摩川河川敷

07 二子玉川途中下車・多摩川河川敷

08 二子玉川途中下車・多摩川河川敷
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Twitter : @pa_hoehoe
今日のカメラとレンズはFUJI X-T2 + XF16-55mmF2.8 R LM WR

東武鉄道野田線 南桜井駅
夏休みも明けて秋めいてきた(はずの)この日、早朝から一人で出かけたのですが、秋にはほど遠く、汗を拭きふきの長月5日でした。
*******首都圏外郭放水*******
首都圏外郭放水路は治水施設の一つであり、地下に埋設された巨大な放水路です。その世界的規模もさることながら、写真で見たその光景は実に魅力的でした。中でも巷のファンから「地下神殿」と呼ばれて人気を集めているのが「調圧水槽」です。
夏休みに入ったら孫と一緒に訪れたいと思っていたのですが……
見学には事前の申込みが必要で、電話でもネットでもできます。8月のある日、ネットで手続きをしようとアクセスしたら夏休み中はどの日もどの回も満員で締め切り!
結局孫を連れての見学は実現せず。
単独ながらようやく実現したこの日でした。

01 首都圏外郭放水路
施設への移動や地下施設内は案内担当の女性スタッフのあとに従います。小中学校の遠足か、団体ツアー客を彷彿させる光景だと思えば間違いありません。施設への移動に当たって参加者は1列に並んでと言うのですが、なぜか先頭になるのを逡巡する人たち。直ぐそばで話を聞きたかったので案内の女性の前に進み出ました。
長い階段を下りて辿りついた地下施設、実物を目の前にするとやはり圧巻です。
シンプルで巨大で力強い大空間!湿り気と涼感に満ちた空気!神秘的でさえあります。
機能的には水を溜める水槽に過ぎないのですが、同時に観光客向けの施設であることがわかります。

02 首都圏外郭放水路
案内の女性に夏休みの経緯を話したら、その頃の様子を教えてくれました。孫には悪いけれど、話を聞いて8月に来なくて正解でした。夏休み中は1回に55人の方を案内したそうです。地下の「調圧水槽」に降りるには長く急な階段を下らなければなりませんが、人数が多くて移動に時間が取られ、地下施設の見学時間を削らざるを得なかったそうです。

03 首都圏外郭放水路
壮大かつ荘厳な空間なのですが、かつて写真で受けた印象とどこかが違う……
この日は霧がかかったようにミストが立ちこめ、列柱も床も濡れそぼっています。案内の女性にその点を確かめると、数日前の大雨の時に「調圧水槽」に水が流れ込んだのだそうです。そして季節によってもドライであったりウエットになったりするようです。秋から冬にかけては乾燥し、視界はくっきりとするそうです。この日の地下の温度は15度ほどだったそうですが、冬場は10度ほどに下がるそうです。「調圧水槽」は閉ざされた地下空間ではなく、立坑で外部とつながっているので気温も季節によって変化するようです。

04 首都圏外郭放水路
この日は夏休み中の混雑とはほど遠く、この回の参加者は10人程度と少なく、ゆったりと見学できました。平日ということもあってリタイアした方が中心で、外国人は台湾から観光で訪れていたカップル1組でした。

05 首都圏外郭放水路
ルールを守れない(理解しない)老人が少なくないという世間の声をよく耳にするので心配しましたが、眉をひそめるような行動はありませんでした。

06 首都圏外郭放水路
一人だけ周囲の顰蹙を買っていたと思われる老人がいましたが…
案内の女性が「撮影時間は十分あります。先ずは危険を防ぐために注意事項と施設の説明に耳を貸してください」と言うのを完全に無視。撮影熱心なあまり明後日の方を向いてファインダーを覗き、頻りにシャッターを切っていました。
地下への階段や踊り場でも撮影は禁止されていましたが、列の後方にいたこの方はちゃんと守っていたのかどうか。足元もややおぼつかないだけに、足を滑らせて転落してからでは遅い。

07 首都圏外郭放水路
放水路の構造的な仕組みはネットでご覧いただくとして、こちらは増水した中小河川から水を呼び込む立坑であり、5本あるうちで河川と直結していない唯一のものだそうです。5本は一つにつながり、「調圧水槽」へと水を流してくるのです。そして外にある大型のポンプで汲み上げて江戸川へと流す仕組みになっているのです。

08 首都圏外郭放水路
この第1立坑を上から覗けるコースが見学コースとして開放されたのがこの8月からとのこと。
しかし「調圧水槽」からは落下の危険があるので近づけません。ここからは覗くことはできないのです。
安全管理のために立ち入り制限があるのは背後の「調圧水槽」でも同様で、きりなく奥に進むことはできません。ここまでの箇所にロープが敷いてあります。うっかりまたいで注意を受ける人も。

09 首都圏外郭放水路
階段を上り返し、立坑を覗ける地点まできました。高所恐怖症に限って高いところから深い底を覗くのが好きですが、隙間からちょこっと覗けるに過ぎません。底は見えるはずもなく恐怖感がまったくないのが残念……
*******キッコーマンもの知りしょうゆ館*******
南桜井駅までバスで戻り、5つ先の野田駅まで乗り鉄です。結果的には行かなくてもよかったかな。
野田と言えば醤油、キッコーマン醤油の町です。小学校の遠足で訪れたことがありますが、一部の建物に当時の面影を残すのみ。
映画を観た後(僕は上映に間に合わず終了後から参加)工場内を案内娘の説明を聞きながら、ガラス越しに醤油の製造工程を学びます。しかし撮影は禁止されています。

01 キッコーマンもの知りしょうゆ館

02 キッコーマンもの知りしょうゆ館

03 キッコーマンもの知りしょうゆ館

04 キッコーマンもの知りしょうゆ館・お土産
最後まで真面目に見学ツアーを修了すると、このご褒美がいただけます。我が家の食卓で使っているのと同じ醤油です。
敷地内の別棟に小さな「御用醤油醸造所」があり、こちらは見学と自由な撮影が許可されています。こちらでは全て国産の原料(小麦・大豆・塩)で醤油を醸造するとのこと。そしてその醤油は宮内庁に納められ、「亀甲萬御用醤油」として市販もされているそうです。

05 キッコーマンもの知りしょうゆ館・御用醤油醸造所

06 キッコーマンもの知りしょうゆ館・御用醤油醸造所

07 キッコーマンもの知りしょうゆ館・御用醤油醸造所

08 キッコーマンもの知りしょうゆ館・御用醤油醸造所
*******二子玉川途中下車*******
夕方天気がよかったら…の願いが叶いそうです。多摩川河川敷から美しい夕暮れと日没が楽しめそう。
それが見たいばかりに途中下車し、疲れた足を引きずりながら河川敷を歩きました。
すると若い女性の飼い主さんに連れられた犬が尻尾を振って駆け寄ってきました。動物は自分のことが好きかどうかちゃんと本能でわかるのですね。イヌを挟んでしばし立ち話をしました。犬を連れているならともかく、カメラを首から提げているだけの老人を立ち話の相手に選んでくれたイヌと飼い主に感謝です。

01 二子玉川途中下車・ライズ

02 二子玉川途中下車・ライズ

03 二子玉川途中下車・多摩川河川敷

04 二子玉川途中下車・多摩川河川敷

05 二子玉川途中下車・多摩川河川敷

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プロフィール
Author:shimagnolo
2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。
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40代のロードバイク日記(今年50になりましたがタイトルこのまま)

モーツァルトな走りで
4 Comments
びび
小学生、中学生の頃に社会科見学にあちこち連れていって頂いた気もするのですが、一番覚えているのは、近所の郵便局だったりします(笑)
ものすごい空間ですね!
洋画の観すぎで、亀裂から水があふれでてくるのではと考えてしまいます(笑)
キッコーマンの工場でのアイスは、もしやしょうゆソフトだったりするのかしら!
お会いしたときにまた色々教えてくださいね!
shimagnolo
おいしそうなお蕎麦ライド拝見しましたよ。凄くうまそうで羨ましい。
それにしても疲労の秩父ライドでしたね。トキちゃんは知床峠を"肥えるため"とか行ってましたが、無理無理引き回されないように、決して油断しないで北海道を楽しんでくださいね。
社会科見学の一番の記憶が近くの郵便局って可愛いですね。それわかります。幼い子には興味がないのに、勉強だよ!と言わんばかりの企画が多かったような気がします。僕はバスで移動した愉しさしか覚えてません。w
確かに壮大で神秘的な空間でした。亀裂ができて水が溢れてきそうと言う発想はハリウッド映画の見過ぎかもしれません。でもそれもよくわかる。僕もパニック映画は好きでよく見ます。
醤油ソフトは遠慮して豆乳ソフトをいただいたように記憶してます。もう既にはっきりしないwww
北海道から帰ったらまた一緒に走りたいですね!気をつけて旅を楽しんできてください。土産話と写真を楽しみにしてます。
ルックルック
首都圏外郭放水路、本当に地下神殿みたいですね。
幻想的な写真なので特にそう感じました~
場所や予約の方法、いろいろと参考になりました。
shimagnolo
久し振りに社会科見学をしてきましたが、これはこれで面白い!
空気が乾燥する季節に訪ねれば、床が濡れてジメジメなんてことがない、乾いた神殿が拝めます。「調圧水槽」の冬期の温度は10度ほどと言うことなので、冬もよさそうです。一度ごらんになってもいいでしょうね。でも余り混雑しないときにお出かけになることをお薦めします。