2017/04/23 23:31
2017.04.23

普段はソロか、もしくは人の背中について走ります。
今回は案内を頼まれたので先頭を走らなければなりません。少し緊張しました。
ルートを間違えてはいけない時に限って間違えるからです。
しかし一緒に走るのがわが子と孫の中間に位置する若いようさんなので、間違えて多少余分に走らせても罰は当たりません。
迷走したらそのときはその時、気にしないことにしました。

そもそもようさんが薩埵峠への案内を僕に頼んできたのは、先日他界されたご祖父様が生前訪れてみたかった場所だったのかもしれないと思い当たったからでした。
幼いころからかわいがってくれたおじいちゃんが大好きで、そのおじいちゃんの思いに気づいて実際に自分の目で確かめたいと思ったのでしょう。
もちろん一も二もなく引き受けました。

いつもの新幹線(こだま631号)で新富士駅で7:36に待ち合わせすることにしました。
乗った車両は別々だったのですが、それぞれ無事に乗車したことを互いにメッセージで伝えました。便利な世の中です。

01新幹線の車窓から新富士近く
新幹線の車窓から
昨日の天気予報では晴れ時々曇りのはずでしたが、曇り一時晴れさえ期待できそうもない空になります…この時はともかく、この後のことです。

02新富士駅
新富士駅
先に改札を出てようさんを迎えました。いつもはktyさんやトキちゃんに迎えてもらう立場です。

03新富士駅
新富士駅
自転車を組み立ててから出発前の儀式、記念撮影です。おそらく彼は新富士駅で降りるのは今日が初めてだろうと思います。文字通り記念です。

富士川を渡るときには、いつも広大な河口からの景色を楽しみますが…今日は残念な空模様でした。目を向けるものさえありません。そのまま黙って通過です。

富士川の堤防を遡上するのは諦めて、川に沿う東海道に下りて目的地に向かいます。
すると背後を走るようさんが「うまそうな饅頭屋がありましたね」というので、少し引き返して買い食いすることにしました。

04松月堂小まんぢゆう
松月堂:小まんぢゆう
箱詰めのまんじゅうが積み上げられ、朝から買い求める客が後を絶ちません。

05松月堂小まんぢゆう
松月堂:小まんぢゆう
恐る恐る「ばらで分けてもらえますか?」と尋ねて一人5個ずついただきました。手のひらに乗せると、でき立てでホカホカと暖かさが伝わってきます。
掌に載せただけですでにおいしい。w

06松月堂小まんぢゆう
松月堂:小まんぢゆう
店の前でさっそくいただきました。うまいです!一口の大きさが程よく、餡のおいしさと蒸かしたての皮の食感がたまりません。
10個にすればよかった…。w

04よし川支度中
よし川:支度中
まだお昼ごはんには間があり、お店が支度中なのはわかっていましたが、拙ブログやFBにたびたび登場する「よし川」を紹介しました。いつか来ようね!との意味を込めて。

07由比漁港
由比漁港
今日は帰りの時刻がほぼ決まっているので、野放図に時間を消費したり、寄り道しまくることはできません。蒲原の宿場も紹介できず、それならせめてと由比漁港へ案内しました。
実はこの漁港、どこがと聞かれると言葉に困るのですが、好きなんです。

08由比漁港
由比漁港
おりしも桜エビ漁解禁の真っただ中、漁船には水揚げした桜エビを入れる青いプラスチックの箱が積まれています。桜エビが大漁だった先日、桜エビが一杯に詰められた青い箱を市場に運び入れている光景を拝見しました。写真でですが。

由比の桜エビ通りも、大好きな倉澤地区も素通りです。

09薩埵峠へ
薩埵峠へ
膝の調子がまだ完全ではないようさんに、今回の薩埵峠は自転車を降りて徒歩で上がった方がいいとアドバイスし、僕は一足先に上って待って写真を撮ることにしました。
達成感があるわけでもないので、ここは歩いていろいろ見ながらの方が愉しいかもしれません。

10薩埵峠へびわ
薩埵峠へ
夏ミカンは実るままに放置されていますが、枇杷には袋がかけられています。これはたまたま袋が破れていましたが、実はしっかりと育っているようです。

11薩埵峠へすれ違い
薩埵峠へ
下る車と上る車が鉢合わせ! 下り始めたばかりのクルマがバックして道を譲るほかありません。

12薩埵峠へ
薩埵峠へ
激坂を終えても先はまだそこそこ長いので自転車で上ります。

13薩埵峠へ
薩埵峠へ
薩埵峠の少し手前、交通の大動脈が綾を成すように走る様子はこの光景のポイントです。

15薩埵峠
薩埵峠
駐車場に自転車を止め、クリートカバーを嵌めて展望台へときましたが…
富士山がどこにあるか知らなければ、その欠片に気づくこともできません。富士山ばかりではありません。愛鷹の山々も雲をかぶり、霞んでいます。

14薩埵峠
薩埵峠
おじいちゃんの思いを孫の目を通してしっかりと脳裏に刻んでください。
生前のおじいちゃんの思い出話や亡くなる前後の話などをしながら、二人してしばし展望台に佇みました。
今日のこの天気が幸いしました。いつもなら順番を待つカメラマンたちが押し寄せるのですが、他の人に邪魔されることもなくしばらくは我々二人だけでした。

16興津のたい焼き
興津:伏見たいやき店
薩埵峠を下って興津のたい焼き!
ここを初めて訪れたのはktyさんに駿河湾沿いの宿場町を案内していただいた時のことでした。一時は火災で焼けて営業をやめてしまったようですが、現在はこうして新しいお店で再開しています。
ここのたい焼きは餡の柔らかい甘さと、薄くパリッとした皮が人気の秘密だと思います。いつも通り二つ食べました。

17興津のたい焼き
興津:伏見たいやき店
一つだけ買ったようさんですが、食べ終わると「おいしいですね。もう一つ食べよう」と言って追加していました。
その間に鯛焼きの作業を撮らせていただきました。

18興津のたい焼きランドナー
興津:伏見たいやき店
鯛焼きやに居合わせた60代後半と思しき方と話が弾みました。彼は池袋在住なのですが、京都まで輪行し、あちこち見物しながら夜はビジネスホテルに泊まって家まで走るのだと。
この日で既に5日になるそうですが、「家に帰りたくないw」と言ってましたが、気持ちはすごくよくわかります。
「この先お互いに気をつけて走りましょう」とあいさつし、彼は一足先に薩埵峠の下を通る道へと向かいました。

ロードレーサーもいいけれど、構えず気張らずのんびりとフラットペダルを踏んで走るランドナーの旅もいいと思いました。
こういうおじさんを見ると大いに共感します。

我々も腰を持ち上げてスタートします。
ここからは市街地になるので走りを楽しむ環境ではありません。
できるだけ国道を避けて…と思いましたが、うっかりすると道を間違えて遠回りや迷走の原因になりそうなので、早々に東海道へと戻りました。

19鞠子宿丁子屋
鞠子宿:丁子屋
今にして思えば鞠子宿に入る前に連絡しておけばよかった人がいました。ktyさんのお友だちのISGさんです。確かこの辺りにお住まいで、近くに来たら連絡くださいとおっしゃっていただいてました。
ようさんにとろろ汁で有名な「丁子屋」を紹介することだけは忘れませんでした。ここは建物の佇まいと規模が立派です。

20宇津ノ谷トンネル昭和と平成
宇津ノ谷:昭和と平成のトンネル
道の駅宇津ノ谷でトイレ休憩をして再スタートすれば、宇津ノ谷峠はすぐそこです。
峠の下には4本のトンネルが掘られているのですが、まずは手前の下り車線が平成の宇津ノ谷トンネル、その向こうの上りが昭和の宇津ノ谷トンネルです。
昭和のトンネルは自転車で走り抜けたことがありますが、心霊スポットとして有名な明治のトンネルよりリアルに怖いです。

21宇津ノ谷集落
宇津ノ谷集落
ここが宇津ノ谷集落の入り口です。記念のショット!

22宇津ノ谷集落
宇津ノ谷集落
写真を撮りながら自転車は押し歩きです。ようさんもここの雰囲気は気に入ってくれたようでした。

23宇津ノ谷集落
宇津ノ谷集落
集落を通り抜けて明治のトンネルに向かう手前、集落全体が俯瞰できます。

24宇津ノ谷明治のトンネルへ
宇津ノ谷:明治のトンネル
その先は竹藪とシャガが咲く気持のいい石畳の道です。

25津ノ谷明治のトンネル
宇津ノ谷:明治のトンネル
そして宇津ノ谷の明治のトンネル、集落側の入り口です。こちら側の方が雰囲気に富んでいます。見方を変えれば怖い…

26津ノ谷明治のトンネル
宇津ノ谷:明治のトンネル
初めての時は"お化けが出る!"という風評に一目散で走り抜けましたが、ゆっくり眺めれば実に雰囲気豊かなトンネルです。
照明も古いレンガにしっくりくるクラシックなもの。昔ながらの光を放つ照明です。

27a津ノ谷明治のトンネル
宇津ノ谷:明治のトンネル
おどけてますが、日没後に一人で訪れたら怖いよ!

27津ノ谷明治のトンネル
宇津ノ谷:明治のトンネル
明治時代に造られたとあれば、工事の犠牲者となった方も少なくないかもしれません。
そんなことから心霊スポットとして騒がれるようになったのでしょうが、ここを日常的に通行するであろう宇津ノ谷集落の方たちと親しく話をして以来、僕の中の恐怖感は払拭されました。

28津ノ谷大正のトンネル
宇津ノ谷:大正のトンネル
最後に大正のトンネルへと回って静岡に向かうことにしました。
構造的なことはわかりませんが、ここのトンネルの断面は珍しい形をしています。大正時代になると鉄筋コンクリート工法が普及したのでしょう。こちらはレンガ造りではありません。

さてさてお腹も空いてきました。すでに12時を回っていました。
前回訪れた時に世界一のたい焼きやのおじさんから、山奥に(タイ焼き屋も十分山奥です)丸子宿でおすすめのとろろ料理のお店があると教えていただきました。

今日は一旦たい焼き屋を通過して、とろろの「渓月」へとやってきました。こんな山奥なのになぜ!というほどの客が来ています。
僕たちはすれすれで間に合いましたが、ご飯やとろろが売り切れたところで閉店となるようです。言いたくないけれどこれも日ごろの行いの結果というべきでしょう。ww

「定食でいいですね」と有無を言わさぬ様子でしたが(感じが悪いわけではありません)、こちらは考える余地もなく、「ではそれで」と答えましたが、「大盛りって言い損ねましたね」とようさん。
すぐに席を立って、大盛りあるや無しやを交渉しています。「とろろもご飯も両方できますよ」と声が聞こえています。
29渓月とろろ
鞠子宿:渓月・とろろ
出てきた大盛りがこれ! すごい量です。

30渓月とろろ
鞠子宿:渓月・とろろ
忘れずに写真を撮りました。

食べても食べても底が見えません。とろろもご飯も!
しかし"多かろう、美味くなかろう"ではなく、量も味も満たされているとことが凄いです。

31渓月とろろ滑り込みセーフ
鞠子宿:渓月・とろろ
本当に満腹且つ満足して店を後にしました。
入り口にはこんな札が下がっていました。ようさんによれば、僕たちが入ってからすぐこの札が下げられたそうです。言いたくないですが、やはり日ごろの…以下略

少し山道を下って鯛焼きやです。
32鞠子のたい焼き
丸子宿:鯛焼きの丸子大鈩(おおだたら)本店
ちょうど大勢のグループが食べに来ていました。
初めて見た本物の世界一のたい焼き! 長さは実に60㎝! 焼くのに30分もかかるそうです。いやもっとかかると言っていたかもしれません。
向こうに大きさ確認のためのタバコが置かれていますが…これ、食べきれるのでしょうか。
しかしこの位置から見ると、鯛焼きというより巨大なアンコウ焼きという感じです。

33鞠子のたい焼き
丸子宿:鯛焼きの丸子大鈩(おおだたら)本店
そして僕たちも待つことしばし…一番小さいたい焼きとは言えすごいボリュームです。餡も甘めなので食べごたえは一通りではありません。
しかし熱々で実においしい。本日3個目にしてこの大きさのたい焼き!二人とも下戸とは言え、甘いものを食べ過ぎた一日でした。

走行距離はいくらもなく、獲得標高に至っては言うもおこがましいレベル。しかもお昼ごはんのとろろ汁は半端な量ではありませんでした。
カロリー摂取過多の、お世辞にも健康的とは言えないサイクリングでした。

ようさん、食べ疲れの一日でしたね。しかし何よりも歌川広重が描いた薩埵峠を見せられなかったのが残念です。
いつか他のメンバーも誘ってリベンジしましょう。
一日お付き合いありがとうございました。実に愉しい輪行サイクリングでした。

いつも以上に冗長な駄文と相変わらずの写真の羅列、長々とお付き合いいただきましてありがとうございました。


Twitter : @pa_hoehoe

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2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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