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2011/10/29 23:20
今回のツアーでは後半ルートがメインだ。
いろは坂を登りきってフラットな道に慣れた脚にはやや厳しいかもしれないが、「山王峠越え」が楽しみだ。
走行ルート

はじめて山王峠越えをしたのは2年前?の秋だった。
10月も半ばだったろうか。なんとここで「雹(ひょう)」が降ってきた。
直径5mm以上を雹というのだそうだ。それより小さいものは「霰(あられ)」というらしい。
ヘルメットにあたってカンカンと音を立て、あたりは氷の粒でたちまち真っ白!
山王峠への道1
山王峠への道1

荒天で寒い地獄のような前回に比べて、今回は天国に上る道のようだ。
周囲の紅葉は少し物足りないが、吸い込むとひんやりするクリアな空気がたまらない。
山王峠への道2
山王峠への道2

空はあくまでも青く、見渡す限り雲ひとつなく、からりと乾いた日本の秋だ。
この空の下を走り、この空気を吸うためだけでも訪れる値打ちがある…と思ってしまう。
山王峠への道3
山王峠への道3

山王峠到着1
「山王峠」で待つことしばし。
KKさんが現れる!
やがて反対側から20代後半と思われる若者が登ってきた。
あたりをきょろきょろしているので、「ここが峠らしいですよ」というとバイクを降りて少し立ち話をした。
日光から霧降峠を越えて川俣温泉経由で上ってきたという。
これからどういうコースを取るのか聞いたら、湯元に下って金精峠を越えるという。
日光から沼田まで一人で走るなかなか頼もしい若者だ。
男体山の裏を通るか表を通るかの違いで、似たようなルートを走ったことがあるので、なんだか親近感が湧いた。
金精峠からの下りは激寒なので、着るものは持っているか心配したら大丈夫だという。
「気をつけて」とお互いに無事を気遣って別れた。

山王峠到着2
続いてEYさんが到着。「距離は4~5キロだけど、いろは坂より勾配がきつい」と仰っている。
確かに距離こそいろは坂に及ばないが、勾配は山王峠の方が少しきついかもしれない。

山王峠から川俣へのダウンヒルは絶景の紅葉ルートだ。
それを見せたくて仲間を誘ったのだが…
今年は紅葉以前に広葉樹の葉が散ってしまい、白々とした裸の幹や枝が目立つ。
秋になってからの気温の下がり方は紅葉を促すいいペースだったように思うが、肝心の葉が散っていてはどうにもならない。
川俣への下り1
川俣への下り1

そうは言っても、それなりの紅葉の姿を見せてくれる。
山は険しく谷が深いので、やや傾きかけた陽に山肌の陰影が美しい。
川俣への下り2
川俣への下り2

このあたりは山の斜面を流れるような紅葉が見事なはずなのだが…
川俣への下り3
川俣への下り3

遥かかなたに川俣湖がひっそりと青く沈んでいる。
川俣への下り4
川俣への下り4

傾きかけた午後の日差しに染まる紅葉の赤や黄が鮮やかだ。
川俣への下り5
川俣への下り5

下りきったところが、川俣温泉だ。
本日のルートでは、山王峠から川俣までの区間が一番冷えた。
これは予想通りなのだが、KKさん、EYさんは初めてなので少し辛そうにしている。
前回の降雹事件に比べれば、今日の寒さは小春日和みたいなもの!
でも、そんなこと言ってもなんの慰めにもならないな(笑)。

川俣温泉は日光の温泉地に比べると地味で質素な感じだ。
山間の深く狭い谷にひっそり息づいている感じだ
川俣温泉1
川俣温泉1  

高度を下げると、散り残った葉が多くて紅葉もきれいだ。
この写真の左手に谷に張り出した見晴台のようなものがあり、そこには小さな足湯がある。
婆さん2名とタバコを吸う爺さんの三人が世間話をしながら温まっている。
そこから間歇泉が見られるらしいのだが、何度も通ったのに一度もその機会に恵まれない。
川俣温泉2
川俣温泉2 

計画通りのペースではなかなか走れず、川俣湖まで下った時にはもう3時だ。
陽は西に傾きはじめ、あちらこちらに長い日陰ができている。
川俣湖1
川俣湖1

山の日暮れは寂しく、気づかぬうちに闇が迫る。
あまりのんびりしていられない。
EYさんを急かすように、このあたりから少し速度を上げた。
川俣湖2
川俣湖2

KKさんが瀬戸合峡の紅葉に最後の頼みをかけている気配…
でも期待薄だなぁ、と思いつつ湖を周回して瀬戸合峡を目指す。
川俣湖3
川俣湖3

川俣湖4
川俣湖4

瀬戸合峡の紅葉がこの度のメインイベントのはずだったが…
KKさんの期待を裏切ることとなった…無念!
自然は気まぐれなのに、過剰に期待を持たせてごめんなさいorz…
深いV字の渓谷美は変わらず、息を呑むほどのスケールだ。
渓谷の両側に聳える断崖は100mを下らない!
瀬戸合峡1
瀬戸合峡1

それほど多くの人の知るところではなくても、狭い日本にもまだまだ隠れた名所や景勝地がある。
瀬戸合峡もその一つといっていいだろう。
有名になって多くの人々の耳目を集めるか、無名のまま終わるか…
人も場所もほんの小さなきっかけや些細な条件の違いで、行く末が大きく分かれる。
瀬戸合峡2
瀬戸合峡2

鬼怒川に向かう途中、右手にある蛇王の滝。
もっとアクセスがよければ、蛇王の滝も名瀑の誉れも夢ではなかろうに…
蛇王の滝1
蛇王の滝1

道路からの観瀑ポイントに一軒の茶店があるのだが、寄る人とていない。
こんなにいい滝があるにもったいないなぁ。
ばらばらに走っていたので、仲間にも見せられなかった…
蛇王の滝2

鬼怒川駅に着いてすきっ腹を満たそうにも店がない。もしくは既に閉めている。
なんとか一軒の稲庭うどんの店を見つけて「電車の時間が迫ってるんだけど、どのくらいでできますか」と聞くと、茹でる時間で5~6分だという。
あったかいのが食べたかったが、盛うどんが早いとのことで全員それ。
KKさんも僕も食べるのが早い。
僕らの盆を見て、EYさんが「サラダはどうしたんですか」というので、「もう食った」というと、私だけについてるのかと思っただと!
走るのも遅いが食べるのも遅いEYさんだ(笑)

帰路は東武特急スペーシアだ。チケットは無事に買えたのだが、最後の5枚のうちの3枚だったようだ。
車内放送で「本日のスペーシアは満席でございます」といっている。
座席は車両のドンつきで、目の前が壁とドアのよくない席だった。
特急券
特急券(スペーシアは全席指定)

電車輪行は帰路も楽しいところがいい。席の良し悪しなど気にならない。
自転車の話題はもちろんのこと、普段あまり話題に上らないようなことも時間を気にせず語り合える。
KKさん& EYさん、本日もお疲れ様でした。
お陰で今年も楽しい紅葉ツアーができました。
ありがとうございました。

※写真はCanon PowerShot S90


Twitter: @pa_hoehoe
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2 Comments

  • kazu+kano 

  • いろは坂は2回目、今回はさすが紅葉時期だけあって交通量が多い。明智平手前で、幅寄せされて(何で一通なのに寄って来るんだ!)脇の段差ある落ち葉の中に転落、転倒。運転している爺さんに「幅寄せしないでよ」と大声でいいました。何故か、どこも痛くない。前回、突然の土砂降りのため途中で引き返した小田代が原への道を奥まで行った所、幻想的な光景が現れました(クマ出没注意とか…)。ハイカーで込み合っていましたネ。戦場ヶ原を軽快に進み、前回、雨宿りした光徳牧場へ。アイスクリームでも食べようかと思っていると通過…、どこに行くのかと思いきやそのまま峠越えの道でした。気持ちを切り替え山道をヨタヨタとクマなんか出ないだろうなと思いつつヒルクライム。下りは日陰になっており寒い、ウインドブレーカーを着て降りたものの寒、寒…。道路工事なんかやっていて舗装はされているもののガタガタ道もある中、川俣温泉に下りました。紅葉があればお見事!と思えるロケーションが続いたものの落ち葉になっており、葉無しで残念。夕日に映える川俣湖、紺碧の空、紅葉があれば…。鬼怒川温泉駅に着いた頃には真っ暗、駅前・中のお店は既に店じまい(早)。それでも、何とか、うどんを食べ、スペーシアに乗り(よくぞ乗れました)、楽しい車内会話をしている内に帰宅となりました。次回は、はたまたいずこに・・・。
  • 2011/10/31 17:10 | URL 
  • shimagnolo 

  • kazu+kanoさん
    一昨日はどうもお疲れ様でした。
    幅寄せでの落車はは何事もなくよかったですねぇ。
    サンデードライバーや高齢ドライバーは怖いですね。
    思いもよらぬコーナリングをしたり、アクセルやブレーキペダルの踏み方も通常の予測を外したりしますから…

    小田代が原の"小田代湖化"は思いがけない出逢いでしたね。
    でも、湖が消えた小田代が原もなかなか感動的な絶景ポイントです。

    光徳牧場でアイスクリームですか!そんなこと考えていたんなら、僕はいつだって大賛成です。
    あまり停まって飲み食いすると顰蹙を買うんじゃないかと、いつもかな~り遠慮してます。
    僕は飲み食いのお誘いの断り方を知りません(笑)

    光徳牧場から山王峠を越えて川俣湖に下るコースは大好きですが、やや寒かったでしょうか。
    目を奪うような紅葉真っ盛りなら少しは寒さも和らぐのでしょうが、ちょっと残念でしたね。

    我々の住まいから日光方面は抜群のアクセスですね。
    所要時間も納得できる範囲だし、乗車賃はメチャ安ですね。
    今回の帰路は運良く?スペーシアに乗れましたが、特急の便がないときには帰路の運賃がさらに1000円安くなります。
    あの距離で往復3500円は他の場所ではあり得ません。

    僕はほとんど毎週のように輪行計画やロングライドの計画を立てています。
    「一緒に行ってやってもいいぞ」と思う時にはお問い合わせください。
    あんまり頻繁にこちらからお誘いするのは憚られますので…


  • 2011/10/31 17:58 | URL   [ 編集 ]

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2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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