2017/01/11 20:34
2017.01.10

駿河湾フェリーを下船して、さてどこへ…
まだ13時半なので珍しく日没までに余裕があります。

学生時代に飯田線の旅の帰りにふら~っと立ち寄った「三保の松原」に行ってみることにしました。実は印象が薄い場所だったので近くに来てもスルーしていました。

フェリーからも傍に見えるので近いのかと思ったら、予想外に距離がありました。しかし名所を訪ねるときには案内板が充実しているのであやまたず行くことができます。
しかし帰り道は何も案内がないのでいつも困ります。今回も…

30三保の松原 神の道
三保の松原:神の道
もはやほとんど記憶がなく、「神の道」の存在など全く知りません。もう50年近く前だからそのころは無かったのだと思います。世界遺産登録時に急ごしらえしたものかもしれません。
実際木道は比較的新しい。両脇の松も植えたのかもしれません。ただ事ではない50年の歳月…

31a三保の松原 羽衣の松
三保の松原:羽衣の松
「これが羽衣の松かい?」と訝しく思いながら写真だけ撮ってきたのですが、帰宅後に調べてみたら現在のものは三代目の松だそうです。
伝説上のものだから真偽の程はさておき、一代目は富士宝永山の噴火で海に流され、二代目は老朽化して枯れたとか…
現在のものは平成22年10月に三代目と認定されたようです。

31三保の松原 白砂青松
三保の松原
ああ、ここで友だちと寝転んで春の空を見上げたんだなぁ……ゆくりなくも当時の光景がうっすらと記憶の襞から浮かんできました。その友だちも今では鬼籍に入っています。

32三保の松原 波
三保の松原
仰向けに砂利に並んで寝て、寄せては返す波の音を聞きながら語り合ったのでした。

33三保の松原 波
三保の松原
世界遺産の一隅にある三保の松原ですが、居合わせたのは東洋から来たツーリストばかりでした。写真を撮るこの二人も。

しばし昔を懐かしみ、三保の松原を後にしました…が道がわからない!
清水方面という標識は大きな通りの信号に出ないとありません。
先日Reliveムービーをアップしたばかりに、この事実もすでに見破られていました。by kty-san

34清水漁港へ流入する川
巴川の河口付近
R149に出て、ようやくにして清水へと戻ってきました。ここは巴川が清水漁港へ流れ込む河口だと思ったら、半島状の三保の松原が作る湾状の部分までが巴川のようです。

国道を走っている間は道路標識があるので問題ありませんが、立体交差では軽車両進入禁止になります。やむを得ず側道を走ります。やがて側道がない突き当りになり、はて右か左かと迷います。
まぁ、ここは左だろうと…右は海ですからね。
目指す薩埵峠も海のすぐ上ではありますが、その間には東海道やら東名やら鉄道やらが通っていますから、ここで左を選択するのにさして不安はありませんでした。(少しは不安でしたが…)
そうこうしているうちにいつかktyさんと行ったタイ焼き屋さんも通り過ぎてしまいました。
前回一人で走った時は由比から薩埵峠を越えて興津へと下ってきたので、タイ焼き屋さんに苦もなくたどり着いたのですが、生憎その時はお休みでした。

少し進むと手書き風の薩埵峠の小さな案内看板がありました。やはり間違いなかったようです。
その札に従って進んでいくと右折しろとあります。やや不安です。道が狭い。しかもどんどん狭くなりクルマは絶対に通行できません。集落のはずれにある個人のお宅の裏庭のようなところを上っていきます。

35薩埵峠へ
薩埵峠へ
すると墓地にぶつかりました。道はそこまで。
墓地の真ん中には急な山道で見かけるような階段があります。戻ったところで行くべき道もわからないのですっかり困りました。

36薩埵峠へ
薩埵峠へ
よく見ると墓地の中に「薩埵峠0.9km 28分」という手書きではない立派な看板がありました。0.9kmは900m! 自転車を押したり担いだりしながらの山道としてはずいぶんな距離です。徒歩で28分なら、40分は軽くかかりそう…

道はどんどん急になってきます。しかも階段の両側に余地がなくなり、自転車が押せず担ぐことに…シクロクロスレースじゃないよ!
写真を撮る余裕もなく、汗を流しながら上ります。

37薩埵峠へ
薩埵峠へ
先に空が開けてきました。いよいよか!と思うものの、まだとても900mなんて進んでいません。

38薩埵峠へ 桜
薩埵峠へ桜
山道からは解放され、道のわきには桜も咲いています。何桜でしょう。自然のものではなく人工的に植樹したものなので峠は近い! そうでも思わないと嫌になってきます。

40薩埵峠へ 桜
薩埵峠へ 桜
あらら!人が歩くには整備されてよさげですが、自転車は完全に担ぐほかありません。しかも幅が狭くてコンクリート製の偽の木の柵にぶつけてしまいます。

41a興津側の薩埵峠か
興津側の薩埵峠か
上り切ってしばらく進むと「薩埵峠」の看板! でもいつもの薩埵峠ではありません。興津側の薩埵峠か?

42興津側の薩埵峠か
興津側の薩埵峠か
こちらも絶景ですが、歌川広重はここではあの絵は描きませんね! やはりバランス的にいまいちです。
そうは言ってもここが素晴らしい光景であることに違いはなく、それも今日の快晴があればこそです。

44a薩埵峠
いつもの薩埵峠へ
見慣れたいつもの薩埵峠まではまだ残りの道のりがあります。水仙が植えられ、休憩用のベンチも用意されています。春の暖かい日に、ここに座ってお弁当を広げて海を眺めるのもいいでしょうね。「春の海ひねもす…」

44薩埵峠
いつもの薩埵峠へ
いやいやそれにしても歩く方はいいでしょうが、自転車では二度と来たくない道です。幸い今日は歩く人が少ないので、笑顔で(本当はあきれ顔で)道を譲ってくださいました。

45薩埵峠
薩埵峠
ついに来ました!
いつもの、いや写真でも見る、いやいや歌川広重も浮世絵に描いた「薩埵峠」の展望台!
この美しく晴れ渡った絶景をカメラに収めようと、展望台周辺には7~8人(もっといたか)のカメラマンが!
しかも三脚を立てているので、自転車をひっかけないように気を遣って通過しました。

46薩埵峠
薩埵峠
もちろんその中に交じって写真は撮りましたよ。しかし道々疲弊し過ぎて、写真を撮るにも、シャッターを切る前に気持ちが切れていました。それでもたくさんシャッターを切りましたが…

こんな日はきっと富士山が染まる日没近くの時間が素晴らしいのでしょう。でもそこまで留まる気力がありませんでした。道を間違えたのがいけなかった…返す返すも

47由比倉澤地区への下り
由比倉澤地区への下り
踏みつぶされたミカンが急坂のところどころに…仲間内だけに通じる冗談ですが、もはや思い出して笑う元気もありませんでした。

あ、突然気がつきました。腹が減っていたんです。今日はまともなものを食べていません。一番贅沢なといってもコンビニおにぎりwを二つ買って食べただけでした。水もろくに飲んでいません。

48由比倉澤地区のみかん
由比倉澤地区:みかん
倉澤地区まで下ると門口でミカンを無人販売していました。去年訪れた時も買った覚えがあります。その時は20個入って100円!あまりの安さに驚いたものでした。
今回は大きめのが8個入って100円!やっぱり超安い。
貪るように5個食べて元気が出ました。何度でもこういう失敗には懲りません…我ながらなんとも

今回は宿場町をたっぷり楽しむ余裕はなく、ゆっくり走りながら横目で楽しむ程度でした。それでもやはり倉澤地区の旧東海道沿いの町並みが好きです。

49由比漁港
由比漁港
いったん通り過ぎかけた「由比漁港」に立ち戻りました。細長い漁港にはおびただしい数の漁船が係留されています。
高架道路と線路に挟まれたこの漁港は独特の風景です。漁港名物の「浜のかきあげや」はすでに営業を終えていました。

また急に空腹が気になってきましたが、この近くに食処はほとんどありません。
そういえばktyさんに連れられて行ったお店が2軒あります。どちらもとてもおいしいお店です。

由比から見て手前の蒲原にあるのが「蒲原館」、一駅先の新蒲原にあるのが「よし川」です。
確か定休が月曜だった「よし川」は今日が振り替え休日だったな、FBで見た気がする…

50蒲原館
蒲原館
ならばと「蒲原館」に!
いかに暖かい日とは言え、そこはさすがに冬の夕方。気温が下がってきたので、何か温かい汁ものが食べたい!
ここはkty家お気に入りのお店で、懐かしさいっぱいのラーメンが実においしいのです。ご家族とご一緒してごちそうになったことがありました。

51蒲原館五目ラーメン
蒲原館
今日は冒険して(大袈裟なw)、「五目ラーメン」をいただきました。
これ、白湯スープで実においしい!僕としてはかな~りお勧めですよ!」(>ktyさん)

お腹もいっぱいになって、今日の予定もほぼ終了して、幸せな気分で新富士を目指しました。あ、もう一か所富士川から眺める富士山が残ってました。

52よし川
よし川
あれっ!「よし川」は営業してる。なんだ勘違いだったのか…。おかみさんが書いているエントリで読んだ気がしてました。
でも夜にこんな格好で伺うお店ではないですね。サイクリングウエアでは、夜の「よし川」は敷居が高そうです。

53新富士ではなく富士方面
新富士方面??
あれあれ、なんだか新富士駅には向かっていないようです。富士川を遡る道へと迷いこんでいました。
これも白状せずともばれていました。Reliveムービー恐るべしです。w

54富士川大橋
新富士川橋
引き返して富士川大橋へとやってきました。日本一の河口幅を誇る富士川に架かる最長の橋でしょうか。
すっかり日は暮れ、空にはぽかんと月も浮かんでいます。(これ以後の写真は手持ちなので、自転車のサドルや橋の欄干に置いてようやく撮れました)

55富士川から富士山
新富士川橋から富士山
いいアングルでは撮れませんでしたが、ここから眺める富士山は広いすそ野で悠揚迫らぬその姿が素晴らしい。愛鷹の山々と一緒に写る姿が好きなんですが、なぜかそうなってません…w

56富士川から富士山
新富士川橋から富士山
これが本日最後の富士山! 
人々の営みというか、生産活動というか、後の方がふさわしい!そんな様子と富士山の組み合わせも好きです。

57新富士駅
JR新幹線:新富士駅
新富士駅に到着しました。ここで最後の事件勃発!
自転車のハンドルにカメラバッグを取り付けた状態でさかさまにして記念写真を撮ろうとしたら…(僕の輪行バッグは逆さまに収納するタイプです)
フロントバッグのせいで安定せず、リアディレーラーを下にばったりと倒れました。逆さまだったのでリアディレーラーと床の落差が大きい!
リアディレーラーが床に激突!大袈裟ではなくそんな感じ。
ハンガーが曲がったか、ディレーラーそのものが曲がったか、それとも両方曲がったか、リアはトップ固定になってしまいました。
ここが新富士駅でよかった。ほっ!

新年早々いろいろとトラブル満載のサイクリングになりましたが、これが本来の姿!! のわけはなく…
一日で一年分の厄落としができて、その上快晴にも恵まれて、さらには絶景まで楽しめた最高のサイクリングでした。ww

今年も物事を自分に都合よく解釈するところは変わりそうもありません。ww

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2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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