2016/07/25 23:17
2016.07.23

今日のカメラは、Canon PowerShot G7X

岡谷~浜松1
天竜川沿いサイクリングルート:岡谷~浜松

01早朝の飯田の町
早朝の飯田
朝起きて窓のカーテンを引くと……ど~んより。
雲の感じが不思議です。上空はともかく、下の方にたなびいているのはいかなる理由でこうなるのでしょう。

朝ご飯はコンビニで済ませることにして早めにスタートすることを昨夜のうちに決めていました。
二日目の今日は6:30には出発する朝型サイクリングです。

まずは阿智村に向かいます。3月のひな祭りの時期がこの村が賑わう旬のようです。
この時期はイベントもなくひっそりとしていますが、民家のある路地を走ればどんな地域にも興味を引く情景があります。

02阿智村の民家
阿智村の民家
様々な地方の石をコレクションして、道路に面したところに展示のように並べている家。
僕にはそれぞれの石がどういう地域的特色を持ってるのかわからないですが、これを集めた人にはちょっと興味が湧きます。
しかしこの手の人に質問などしようものならその場に足止めさせられること必定です。アブナイ!

03阿智村の民家
阿智村の民家
村にはなまこ壁の蔵を持つ屋敷が多いですが、なまこ壁と言えば下田がよく知られています。
しかし阿智村はなまこ壁の蔵ではなく、星空の美しさで有名なのですね。でも今日の空模様ではたとえ夜までいても綺麗な星空には出会えません。
これも日頃の行いゆえか…そのように指摘する向きが多いので先に言っておきます。(笑)

04阿智村の墓地
阿智村の墓地
国道を下に臨むただならぬ広い丘一面にお墓が建てられています。近くに菩提寺となるべきお寺がないのが不思議です。

阿智村を過ぎて阿南町に向かう国道はアップダウンが厳しくて決して楽な道のりではありません。
もう数年前になりますが、R19を名古屋まで走った時の辛さと重なります。その時もYZさんと一緒でしたが、通過した多治見は熊谷などと並ぶ夏の高温都市!その日は多治見が全国最高気温を記録した日でした。

05阿南町リンゴ
阿南町はリンゴ産地
阿南町はリンゴの生産が盛んなようですが、消毒液が散布された跡が残っています。皮をむかずには食べられません…

06阿南町天竜川
阿南町の天竜川
天竜川はダムが多いことでも知られていますが、実際このように川が堰き止められた箇所に幾度も出会います。ほとんど広い湖のような光景になります。

07a平岡へ
平岡へ:ダウンヒル
R153が決して楽な道でなかったことは、阿南町からR153を外れて平岡へと向かう道が長い下りであることからもわかります。
山間を縫うようにして下る道は実に気持ちがよく、景色はもちろん舗装状態も申し分ありません。

07平岡へ
平岡へ:YZさん
一つ上の写真の光景が楽しめる休憩ポイントで記念撮影しました。高いところから撮影して極端な短足に写ってしまったので、大幅にトリミングしました。w

08平岡へ
平岡へ:僕
考えて低い位置から撮ってくれたYZさんでした。これは傾かずに水平に撮れています。w

09平岡付近のダム
平岡近くのダム
まもなく平岡という地点の天竜川。実に水量豊かな立派なダムがありました。

平岡を過ぎるといよいよ遠山郷へと向かいます。今回最も訪れたかった場所です。
遠野とか遠山郷とか、遠のつく地名はなぜか旅情を誘います。遠州はどうか…森の石松か?w

10遠山郷へ旧道に架かる橋
遠山郷:旧道に架かる橋
旧道にかかる鉄筋コンクリート製の橋。なんていい感じなんでしょう。
軽量強化構造のモダンな幾何学的構造美に溢れた橋もいいですが、無駄に頑丈そうで計り知れない程に重そうなこの様子!実に素晴らしいです。

11道の駅遠山郷とかぐらの湯
遠山郷:道の駅遠山郷かぐらの湯
下栗の里への上りの険しさはつとに有名です。途中でハンガーノックや脚攣りになってはたまりません。道の駅でお昼ごはんを仕込んでいくことにしました。
簡単に食べられてエネルギー量もたっぷりということでカツカレーを食べましたが、激坂を前にして普通は絶対に選ばないメニューです。しかしそこまで考えずに、暑いので辛いものが食べたくてついうっかり。

温泉施設の一角にある食事処なので、靴を脱いで裸足になって上がります。
このあと激坂で汗を大量にかくから大丈夫とは思いましたが、安心のためにトイレを済ませました。
まだ時間もたっぷりあるのでそのままテーブルについて脚の疲労回復も図ります。

20分かそこら経過したでしょうか。食堂の接客係の方が歩み寄ってきて、「あの、お客さま…トイレのスリッパ」
自分の足元を見てぎょっ!トイレからそのまま履いてきてしまいました。しかも20分も時間が経っています。
隣のテーブルのおばあちゃんがトイレに行ったらスリッパがなかったのでそのことを件の女性に伝えたようです。
もしやと思って客の足元を調べたのでしょうね。ああ、恥ずかしい!

ま、そのお陰で隣のテーブルのご夫婦とも話が弾み、ご主人の実家が下栗の里と聞いて二度びっくり!
これからそこを訪ねるとお伝えして自転車に戻りました。

12遠山郷ダム
遠山郷:小さなダム
しばらくは遠山川に沿って緩やかな上りの道が続きます。この区間のお陰で、胃袋に入れたカレーはかなり消化したようでした。激坂でこみあげてくることはありませんでした。w

道の駅から目指す下栗の里までおよそ14km、そのうち激坂と言えるのは6km強でしょう。その区間の平均勾配は7~8%ですが、実際はそれ以上に感じられます。13~14%の坂がしばしば現れ、そこで体力を奪われるからです。
しかし心理的には追いつめられることはありません。目的地を目指すときには前向きな気持ちが自分を激励してくれますからね。

13遠山郷入り口
遠山郷:序盤の上り
最初の休憩ポイントです。まだ余裕の笑顔のYZさんです。

14遠山郷入り口
遠山郷:序盤の上り
クルマの通行もほとんどないので、道にひっくり返ってみました。こんなことができるうちはまだまだ余裕なんですね。

途中にY字路が出現しました。右へ向かう方がやや広いのでそちらだろうと見当をつけて上り始めましたが、二股路のすぐ下に家があるのでそこまで引き返して道を聞くことにしました。

15遠山郷二股路
遠山郷:道を尋ねた
親切に道を教えていただいたついでに立ち話。こちらの方は同じくYZさんというお名前で、この地域には多い姓だそうです。田舎にはよくありますが、先祖の職業を冠にして、この方は「鍛冶屋のYZさん」として通っているようです。
以前は名古屋などの大きな都市でサラリーマン生活だったそうですが、退職を機にこちらへ移り住んだとのこと。この辺りの山を所有する地主さんでもあります。
この方が所有する山の檜を数本伐採して、遠山川の流れる谷と聖岳の眺望が楽しめるようにしてほしいと、地域の観光課から要望があったそうです。

我々が立ち話をしているといかにもタフそうなローディーがかなりの速度で上ってきました。
「辛いっすね~」と一言いってペースを変えずにそのまま激坂に姿を消しました。

16遠山郷地主
遠山郷:遠山川を望む
この写真が木を伐採して開いたポイントです。雲が多くて聖岳は見られませんでしたが、空が晴れていれば正面に高く聳えているはずです。

我々が目指す集落は二股を右手に、そして「民宿ひなた」に行くのに間違ってよそのお宅に入らないようにとご忠告もいただきました。この方も含め、実に親切な人々との出会いに感激すること数度。今の世も人情は捨てたものではないと…

17遠山郷と遠山川
遠山郷:遠山川を望む
中央地溝帯に近いこの地域、さすがに山が険しく谷は深い。

18遠山郷
遠山郷:下栗の里へ
人はこんなに厳しい環境でも生を営んでいけるのだと、目の当たりにして改めて人の強さを思い知りました。

19遠山郷下栗の里へ
遠山郷:下栗の里へ
あ、とうとう引いて歩いてます。でもいいんですよ。誰もいなければもちろん、誰かが見ていたって意地を張らずに軽い気持ちで自転車から降りる勇気を持ちたいと思いました。これから先も長く自転車を楽しむにはそうした潔さが必要です。

20遠山郷下栗の里ひなた
遠山郷:下栗の里・民宿ひなた
おお、やっと、ようやくたどり着きました!

実は最初にメールで予約を入れたのが「高原ロッジ下栗」。そして次に予約の電話を入れたのが「民宿みやした」でした。前者は予約でいっぱい、後者は電話に出ない。
そして泊めていただけることになったのが「民宿ひなた」でした。
人間何が幸いするかわまりません。「民宿ひなた」に泊めていただいたことは、今回の輪行旅の白眉と言っても過言ではありません。

21遠山郷下栗の里ひなたから
遠山郷:下栗の里・民宿ひなたからの眺め
宿の前には深く深く切れ込んだ谷。そこを流れる遠山川。そしてに豊富な水を供給する険しい山々が望めます。空が澄渡っていれば聖岳の勇壮な姿も見られます。
山頂がうっすらと雪化粧し、まだ紅葉が残る季節の光景は想像を超えて美しいに違いありません。ここのおばちゃんは親しいカメラマンからそんな瞬間が訪れた時には連絡することをお願いされているそうです。

宿泊者は我々を含めて5名です。お二人は翌朝4時出発で登山なさる方。もうお一人は抱いて寝たいほど大事にしている初期の「HONDA ななはん」に乗って福井県から走って来たM田さん。
みんなで一つの部屋でおばちゃんの心づくしの晩ご飯を頂きました。初対面で趣味もバラバラなのに互いに打ち解け、愉しく会話ができた不思議さ。実に気持ちのいい方が集まって一つ屋根の下で一夜を過ごせたこと、何ものにも替えられない経験でした。

食べたものを気にしてくださる読者(仲のいい友だちです)がいるので、おばちゃんの心づくしの晩ご飯をご紹介致します。
採れたての新鮮な食材をおばちゃんが心を込めて作ってくれた晩ご飯ですからね、徒や疎かな気持ちではいただけません。きれいに平らげるのが一番のごちそうさまだと、おいしくいただきました。
22山菜の天麩羅
民宿ひなた:山菜の天麩羅
23川魚の塩焼き
民宿ひなた:川魚の塩焼き
24フキインゲンなどの煮物
民宿ひなた:フキインゲンなどの炊き合わせ
25キュウリの変り浸け
民宿ひなた:キュウリの変り浸け
26て作り刺身こんにゃく
民宿ひなた:手作り刺身こんにゃく
27にどいも
民宿ひなた:にどいも
28冷や奴
民宿ひなた:冷や奴
29晩ご飯
民宿ひなた:晩ご飯のYZさん

30晩ご飯後
民宿ひなた:日没後の山
明日の朝が早いお二人は部屋に引き取り、残りの3人は夕涼みがてら眺めのいいテラスに集まりました。

31晩ご飯後ブルーベリー
民宿ひなた:ブルーベリー
そこへおばちゃんも出てきてくれました。庭先で育てているブルーベリーを摘んでそれぞれの手に分けてくれました。
大粒で実においしい!
好きなだけ採って食べていいよと言ってくれましたが、後に来るお客さんのことを考えるとそうはいきません。

32ひなたのおばちゃん
民宿ひなた:民宿のおばちゃん
少し照れて嫌がるおばちゃんの写真を撮らせていただきました。どうしても撮影したかったんです。僕よりもわずか10歳しか年上ではありませんが、人としての経験や苦労のゆえでしょうか、母親のような大きさと温かさを感じさせる方です。

33同宿のM田さん
民宿ひなた:同宿のM田さん
そしていかにもいい人という印象のM田さん。若いころの趣味が同じで、若さ故にお金がなく、なかなか手にできなかったその時の思いがお互いにわかりすぎるほどわかったり、年月を経てようやく手に入れた喜びをわがことのように理解しあえたり…
こんな風にお顔をブログに載せてしまってよかったでしょうか。名刺をお渡ししてあるので、拙ブログをご覧になって異論がある場合はその旨お伝えください。
それから大切なバイクやご本人の写真を撮らせていただいたので、もしもご希望でしたらデータで送らせていただきます。併せてお知らせください。

34NHKの取材写真
民宿ひなた:NHKの取材写真
最後の写真はNHKが取材に訪れた時に「ど~もくん」と一緒に写したものだそうです。
おばちゃんも若い。おばちゃんの息子さんや娘さんでしょうか。あるいはお孫さんでしょうか。それともご近所の方が集まってくれたんでしょうか。

【3】に続く←ここをクリックしてお進みください


Twitter : @pa_hoehoe


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2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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