2016/05/13 10:00
2016.05.12

今日のカメラとレンズは、X-T10、XF23mmF1.4 R、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

00長野~大望峠~小川天文台~善光寺
長野~大望峠~小川天文台~善光寺
今日も急に思い立って…
しかしこういうツーリングだからこそ、一人で思うが儘に走り、止まり、帰りのことも気にせずに過ごせる。そういう良さも捨てがたいのです。

01始発駅
始発駅のホーム
昨夜のうちに支度を済ませ、4:30にセットしたアラームで起きました。忘れ物がないか再度チェックします。そして何も摂らず、もの音をたてぬように静かに家を出ます。

いつも書きますが、始発は乗客が多いのです。すぐに席はふさがり、渋谷に近づくにしたがって立っている乗客の数が増えて行きます。

大手町で丸ノ内線に乗り換えて一駅で東京駅です。半蔵門線は6:00に大手町着。丸ノ内線は6:01大手町発。両線はエスカレーターの移動によらないと乗り換えできません。最短距離で乗り換えられる先頭車両に乗っても、丸ノ内線への乗り換えには1分しかありません。半蔵門線と丸ノ内線、何とかしてくれないかなぁ。
しかし今日はエスカレーターも駆け上がり、間一髪で6:01発に乗れました。
この時から帰りが遅くなる気がしていたので、少しでも早く現地につきたくて…。

東京駅の自販機でいつもの割引切符を買おうとしますが、拒否されてしまいます。
仕方ないのでその先にあるみどりの窓口へ。理由を尋ねたら、北しなの線はJRじゃなかったんです。
窓口で切符を買ってもどうにか6:16発のかがやきに間に合いそう。
買ったのは自由席券でしたが、中で買えば全席指定のかがやきに乗れるはず!
輪行袋を提げてさらに地下道を走ります。

「まもなく扉が閉まります」のアナウンスに間に合いました!
が、"中では買えないのかな?"と一瞬躊躇した隙にドアが閉まりました。
小田急のロマンスカーのことが頭をよぎったのです。あれは中では買えないシステムになっているのです。あ~あ…

02かがやきに設けられた荷物置き場
かがやきの荷物置き場
次の6:28発のはくたかに乗車しました。
北陸新幹線の新型車両に乗るたびに思うのですが、二人分の座席を犠牲にしてもこの荷物置き場は利便性としていいですね。輪行袋は載りませんけど…
といつも思うのですが、荷物が置かれているのを見たことがありません。不思議だなぁ~…

かがやきに比べればじりじりすることもなくはないですが、はくたかも十分速いです。
03ローカル電車
北しなの鉄道:北しなの線
8:06には長野に到着。8:13の北しなの線「妙高行き」にいい具合に乗り換えられます。
鉄道会社は互いに利用者の利便性に気を配ってくれないとね。
しかし数両連結した電車がワンマン運行とはちょっとびっくりです。
なかなか採算が取れないのでしょう。

04素敵な出会い
北しなの線車内で隣席に!
ドア横の二人掛けシートに座り、輪行袋をなるべく邪魔にならないように置きました。
そこにはおばあちゃんが座ってらっしゃいましたが、会釈して隣にさせていただきました。

そのおばあちゃん、足元を見ると軽登山靴を履いています。服装も山歩きに相応しいパンツとシャツです。
「ハイキングかトレッキングにお出かけですか」とお尋ねしたことから、黒姫駅まで話し相手になっていただきました。

博多からいらっしゃったと聞いてびっくり。
2年ほど前にご主人が亡くなり、家で悲嘆に暮れていたそうです。1年前にこれではいけないと思い直し、現在は風の向くまま気の向くままに電車を乗り継いでは、好きな山や地域を歩いているそうです。
同居の娘さんが背中を押してくれたこともあったそうです。

一人で計画を立て、交通も宿泊も自分で調べ、お友だちを誘うこともないそうです。
仲間は仲間で愉しいけれど、せっかく静かなところへ行ってもおしゃべりが多くてね、と仰います。
近くには息子さん一家もいらっしゃるようですが、一人旅はあえて知らせずに出かけてくるとか。心配をかけるからでしょう。
息子さんの家には大学生と高校生のお孫さんがいて、普段はお掃除や晩ご飯の支度を手伝うこともあるとか。
亡くなったご主人に申し訳ないと思うこともあるとおっしゃいましたが、決してそんなことはありませんね。安心して空から見守っていてくれるに違いありません。

僕はこの方と隣り合ったことが今回の旅の最大の幸運だと思いました。
間に合ったはずのかがやきに乗れなかったのがこうしてここに繋がっているわけです。
人との出会いはこうした偶然に支配されているのですね。

このおばあちゃんの姿は僕が目指す理想の老境です。あれっ、もう既に老境ですかね?w

人は助け合うことはあっても、もたれかかったり頼りっ放しはよくないですね。
もう年だからとか、独りではできそうもないからとか、いろいろな理由をつけて暮らすのはやめようと改めて思いました。
自分が目指している姿を目の当たりに見た思いがしました。

同じ黒姫での下車だと伺い、何かのご縁と写真を撮らせていただきました。
僕より8歳上の方でした。素敵な人でしょ!

06去りゆく姿
北しなの線:黒姫駅
「お気をつけて!」の言葉を残して、自転車を組み立てる僕を置いてすたすたと歩いて行かれました。

05黒姫駅
北しなの線:黒姫駅
黒姫駅はまさにローカルな雰囲気いっぱいです。今日の空のように爽やかな気持ちで走り出すことができます。
おばあちゃん、ありがとう!

07戸隠へ
戸隠へ
いつも思うのですが、輪行は走り出すと既にそこは最高のフィールドです。
電車を乗り継いででも走りたいと温めてきたコースがほとんどなので、今日のような願ってもない天気だと、生きている喜びさえ感じます。大袈裟ですか?

戸隠に上る道は決して楽ではなく、10%以上の上りが頻繁に現れます。しかし…

08戸隠へ
戸隠へ
いつものことですが、山の名前は知りません。学ぶ気もありません。w
頂きは雲に隠れていますが、天気が崩れる気配は皆無です。

09戸隠へ
戸隠へ
この道、天候にさえ恵まれれば上りの辛さなんて物の数ではありません。
特にこの季節、萌黄色や浅黄色の芽吹きや若葉の中を走る気持ちの良さは他のどんなものとも比べようがありません。

10戸隠へ
戸隠へ
道の左側には深い谷が現れます。緑いっぱい!他に形容の仕方が見つかりません。

11戸隠へ
戸隠へ:サイクリスト

やがて前から下ってくるサイクリスト。互いに手を上げて挨拶を交わします。そのあと彼らは下りを楽しみ、僕は上りに苦しみます。

12戸隠へ
戸隠へ
この辺りの斜度は大体10%ほどです。しかし全く急ぎません。正確には急げません。w

急いで上るのがもったいなくて(急げないんだった!)、速度が二桁を超えることはほとんどありません。実は何度も自転車を捨てて歩きたいと思った程でした。
ゆっくりと時間をかけたいと心底思いました。

こんな道が戸隠神社の奥社あたりまでず~っと続きます。その後は名物の蕎麦屋、スキー場、登山口などが現れます。

13戸隠へ
戸隠へ:白いサクラ
種類は全くわかりませんが、白い花をつけたサクラらしき花も今が盛りです。

14戸隠へ
戸隠へ
山から流れる水の流れも聞こえてきます。この施設は今では廃屋同然になっていますが、かつては水の管理施設だった様です。

15戸隠キャンプ場
戸隠へ:戸隠キャンプ場
戸隠キャンプ場の案内に従って道を外れてみました。娘一家がキャンプ道具を揃え、クルマもそれ向きのものを購入して時々一家で愉しんでいる様子なので、ちょっと気になったわけです。
実に素晴らしいキャンプ場です。ロケーションも設備も共に備わっているのですからね。

16戸隠念仏池
戸隠へ:念仏池
水が湧き出ている小さな池です。「念仏池」となっています。
親鸞聖人が戸隠神社に参詣した折りにここで念仏を唱え、その念仏に大地が応えて地底から水を湧き出させたというのです。

17水芭蕉
戸隠へ:水芭蕉
そこここに水が湧きだし、豊かな大地の恵みもあって、あちらこちらに水芭蕉が咲いています。
尾瀬に行かなくても見られて嬉しい!とその場にいる方々が口々に仰います。

18戸隠神社奥社入り口
戸隠神社:奥社入り口
ようやく戸隠神社の奥社入り口に到着です。今日はビブラムソールのSPDシューズなので、往復4kmを歩いてみようかと一瞬思いましたが…先のことを考えてやめました。

19戸隠神社奥社入り口
戸隠神社:奥社入り口
奥社の鳥居の手前でこんな場面に出会いました。
相手の生年月日と名前をいただき、その後じ~っと目を見つめ、その方に相応しい言葉を絵とともに色紙に書くのだそうです。
優しい人柄を感じさせる方なので、いかがわしさは全然ありませんでした。
でも僕はただの見学者にとどまりましたけど。いい言葉を書いてもらえる自信もありません。w

20戸隠カラマツ林
戸隠カラマツ林
こんな素敵なカラマツの芽吹きにも出会えました。この溢れるばかりの生命力はすごいです!といつも思います。

22戸隠神社中社
戸隠神社:中社
お昼ごはんにはまだ時間があります。
戸隠神社の中社にお参りすることにしました。この近くにはたくさんのお蕎麦屋さんもありますし。

21戸隠神社中社
戸隠神社:中社
由緒ある神社なのでしょうが、佇まいそのものは決して目を惹くほどのものではありません。
地域全体が境内になっているのでしょうね。山全体を神域とでも呼べばいいのでしょうか。
都市近郊の神社のように整備された境内を持たないのが面白いと思いました。

23a戸隠そば
名物戸隠そば
写真の看板にある「徳善院 蕎麦宿坊 極意」という大層な名前の蕎麦屋は、前回義理の息子と自転車で走った時に立ち寄ったお店です。
美味しいですがお値段は少々高く、しかも開店が11:45とあり、まだ15分もあます。
そこで人々が並んで待っている人気店の「うずら家」でいただくことにしました。

23戸隠そば
名物戸隠そば
まずはそば茶とツユと薬味とおろし金つきの本わさび、野沢菜が出てきました。
野沢菜をつまみながらそば茶をいただきます。おいしい!

24戸隠そば
名物戸隠そば
ついで、ざるの大盛り! 思ったよりも量が多い。
本物の蕎麦屋は大体においてこれっぽっち!と言いたくなる、せいろが透けて見えそうな量ですね。

25戸隠そば
名物戸隠そば
そして山菜と野菜の天麩羅です。こちらはどうやら二人前を基本としているようで、皆さんシェアしています。

大きなテーブルで相席になった同年代のドライブ仲間たち。大阪弁でにぎやかです。皆さんなかなかハイソな方たちのようで、聞こえてくる日本画の話題に半分耳を奪われていました。

今朝の電車で隣り合って座ったご婦人の言葉を思い出しました。
「お友だちと一緒も愉しいですけど、皆さんお話が好きで賑やかなので一人がいいです」
御意!(笑)

とは言うものの、僕は友だちと二人でするサイクリングは大好きで、よくもまぁと言うほどしゃべりますね。
周囲の人たちが迷惑に思っているかもしれないのでこれからは気をつけよう…

【2】に続く←ここをクリックしてお進みください


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2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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