2016/04/01 22:57
2016.03.31

記事(2)のカメラとレンズは、X-T10、XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

00嶺方峠~松本走行ルート
嶺方峠~松本走行ルート
同年輩の方と出会って時間が過ぎるのを忘れていました。お二人の好奇心と遊び上手な話しに魅了されてついつい出発しそこなってしまいました。
そこへ陽気な外国人の若者まで現れて、この先の行程がこなせるかどうか不安になってきました。まだ行程の40%ほどしか進んでいません。
上りはもうほとんどないとはいえ、だからこそです。平地ばかりの残りを60kmも走るのは苦行です。

山中ではないとはいえハンガーノックになるのは怖いのでお昼ご飯を食べる場所を探しますが…
まず店が少ない。あっても休業だったり、準備中だったり…すでに間もなく3時ですから当然といえば当然です。
21ちらし寿司
白馬村:ランチ
思い出しました。前回訪れた時も似たような時刻になってキョロキョロ食事処を探してようやくたどり着いたのでした。
なんと、前回と同じ店です。ここしか開いていない。w
しかも僕が入店したらすぐに準備中の札を下げていました。まさに滑り込みセーフ!
白馬なら鮨より鰻ですが、鰻屋は閉じているのでやむを得ず寿司屋です。
チラシの具がややお粗末なのに高すぎる!
まぁしかし食べさせてもらえるだけよかったと思うほかありません。

エネルギー補給を済ませてリスタートです。
この先60km!しかも平坦路です。普通は体力的には楽でありがたいはずですが、平地をいいことに短気&せっかちな性格ゆえに実力以上に飛ばしがちです。35km/h~40km/hという速度は若い人には普通のことでしょうが、僕には修業的速度です。
でも急いだのは性格の他にも理由があったのです。のんびりしていると最後に訪れる予定の大王わさび園は閉園になってしまうからです。

それがわかっていても…今回のツーリングの目的の半分以上は撮影だったので、撮りたい情景に出遭えば躊躇せずに止まります。
道の反対側にも渡ります。結果、時間が押してきてますます頑張って走ることに…

22白馬村
白馬村
白馬も見納めになるので、時間を気にしながらも国道を外れて畑の道に入りました。こういう景色こそが普段着の白馬村なのだと思いました。

23白馬村おばあちゃん
白馬村
農作業中のおばあちゃんです。とてもいい顔をしたおばあちゃん。先を急がなければ邪魔を承知でお話させていただきたいと思いましたが…

24白馬村
白馬村
いよいよ時間がありません。メーターはほとんど40km/hを指しています。こんなのは本当に久しぶりです。ここ10日ほど真面目に走っていなければもたなかったでしょう。

25白馬村村の鍛冶屋
白馬村村の鍛冶屋
こんな面白そうなお店と作業場がありましたが、写真だけ撮らせていただいて通りすぎました。
この犬が吠える吠える!

信濃大町を過ぎてからは国道147ではなく、信号も少なく速度が出せる新しい県道305号を走りました。○○ラインとか名前がついているだけあって、左手に高瀬川を見ながら走る軽快な道です。
急がなければ楽しい道でしょうが、時間との競争だったので全く楽しくありません。

日もやや傾いてきました。時間がない!ここに至るまでに、写真に撮りたくて止まりたい放題止まりました。

26安曇野
安曇野
白馬村を過ぎて安曇野に差し掛かると、山の雰囲気も一変するのです。素通りはできません。また止まります。
人が踏み入るのを拒むような後ろ立山連峰の厳しさはありません。神々しさよりも村を見守ると慈しみさえ感じられます。

27安曇野
安曇野
これは焼き畑農法でしょうか。米の収穫が済んで枯れ残った田を焼いています。

こんなことをしているからますます速度をあげなければなりません。でもこれ以上速度は上げられません。限界なので、閉園になったらなったで仕方ありません。
こんな気まぐれでは人を誘うことはできませんね。こんなわがままに付き合ってくれる人はいるはずがありません。


大王わさび園の駐車場にはほとんど車の姿がありません。帰り支度をしている観光客がちらりほらり…

自転車乗り入れ禁止区域まで自転車を持ち込み、すでに営業を終えている飲食店や土産物店の竪樋に簡易なカギで自転車を止めて歩きました。幸いゲートのようなものはなく、園内を歩くのは自由にできました。
28大王わさび園
大王わさび園
川底の水草が透けて流れに揺らめく岸辺に水車小屋がありました。ゆっくり撮影できないのが残念です。その前に腕が未熟なのが残念と言うべきです。
人が途絶え、春の黄昏時を迎えようという時刻です。

29大王わさび園
大王わさび園
ヨーロッパの田舎にありそうな流れとシルエットになりつつある網目のような木々。夕日に光る流れを見つめて、よくぞこの時刻に来られたと感謝しました。閉園後だからこそ…

30大王わさび園
大王わさび園
遥か向こう、人が流れに入っています。関係者以外立ち入り禁止となっていましたが、こんな時刻になっても維持や管理の仕事があるのですね。

31大王わさび園
大王わさび園
まだほんの苗のようなわさびばかりだと思って落胆していましたが、奥の方のわさび田には青々としたわさび、そして白い可憐な花をつけています。
流れに沿ってゆったりとカーブしたわさび田。人っ子一人いないからこその光景ですね。

32大王わさび園
大王わさび園
いよいよ日が傾いてきました。まだ若いわさびの田に山の端に沈みゆく日が照り映えています。この上なく平和で安らぐひと時でした。

33大王わさび園
大王わさび園
こんな立派な建物があり、観光客はここでくつろぎ、食事をし、珈琲をいただくのです。そのどれもが望めませんでしたが、そんなことは問題になりませんでした。

まだ松本駅までは20kmほどあります。道は混んできましたが、もはや急ぐ理由もありません。(でも急ぎましたw)
通勤帰りの車の流れと並走しながらも無事松本駅に到着しました。

しかしスーパーあずさはタッチの差で乗れませんでした。いや発車まで3分ほどあったのですが、切符の購入や輪行の支度を考えるといかに急いでも、それは徒労にしかなりません。
駅ビル内で晩ご飯を食べることにしました。

輪行の支度をしてから、食堂でうどんメインのセットを注文していただきましたが…食事の途中で「あっ!」次のあずさまでいくらもないことに気づきました。
ぼんやりしていました。やはり疲れていたのでしょう。大急ぎで掻き込む…わけにもいかないので、フーフーしながら食べ、セットの稲荷寿司は袋に詰めて走るようにしてホームへ急ぎました。

すでにあずさはホームで待っていました。多分松本発だったのでしょう空いている座席につくとまもなくドアが閉じられました。
喉が渇いていたけれど飲み物を買う暇はなく、車内販売の高いコーラと珈琲でようやく人心地がつきました。

結局見たいものは全部見ました。行きたいところは全て行きました。慌ただしくもせわしない幕切れとなりましたが、久し振りの(でもないか)輪行ツアーを最大限に楽しむことができました。


Twitter : @pa_hoehoe

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4 Comments

  • びび 

  • デローザさんこんにちは。
    素敵な写真の数々!白馬は以前よく職員旅行で行き、昨年は自転車でも白馬まで走り(あれ、どこから走ったのでしょう)とても身近に感じます。

    本当は今頃伊豆に向かっているはずだったのですが、99歳手前で祖母が天国へ旅立ち、延期となりました。
    主人は走りに行きましたが、私は部屋で悠々と過ごしております。
    過酷なロードが延期となり、夫婦の「大丈夫?」「大丈夫って聞かないで!」の喧嘩を回避したと考えるのが妥当ですね(笑)

    近い未来にまた伊豆のチャレンジしてみます!
  • 2016/04/02 09:39 | URL 
  • shimagnolo 

  • びびさん、こんにちは
    おばあちゃまは大往生でしたね。御愁傷さまと言うよりも、この年齢まで生きて仏様に召されたのはまさに往生だと思いました。でも後ちょっと頑張って一世紀生きてほしかったですね。

    この時期の白馬は本当に美しいですね。いつかご一緒できたらいいな。♪

    自転車乗りは仕方がないですね。行きたいとなったら行くんですね。天気だっていまいちなのにね。w
    「大丈夫?」「大丈夫って聞かないで!」のやり取りはいいですね。トキさんはびびさんに優しいんですね。

    是非伊豆にはチャレンジしてください。二人で走れば大丈夫です。
  • 2016/04/02 11:40 | URL   [ 編集 ]
  • びび 

  • デローザさん、祖母の事もありがとうございました。

    案の定、ザーザー雨にやられたようで、帰って参りました。

    精神力に難ありで、大丈夫かと聞かれる時は大抵大丈夫ではない状態。
    毎回怒り奮闘!に変わっております(笑)
    心拍と精神力は比例するんでしょうかねー(笑)

    少しでもついていけるように頑張りたいです‼
    ありがとうございます♪
  • 2016/04/02 15:00 | URL 
  • shimagnolo 

  • おばあちゃんのことと言えば忘れていました…
    「ご冥福をお祈りいたします。きっと天国からみなさんを守ってくださいますね」

    今日は雨が降ることになっていましたよね。僕はびびさん同様、家でおとなしくしていました。それが大人の対応というものですよね。(笑)
    冗談はともかく無事に帰れてなにより。風邪をひかぬように気をつけてください。

    怒り奮闘は見上げた心ですね。心拍も精神力も上昇気流に乗ってこれからですよ。
    お互いに頑張りましょう。
  • 2016/04/02 18:55 | URL   [ 編集 ]

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2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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