2015/12/23 15:18
2015.12.22

今日のカメラとレンズは、X-T10、XF23mmF1.4 R

20薩埵峠(さったとうげ)駐車場
薩埵峠駐車場
左手に広がる駿河湾の眺めを堪能しながら激坂を上って到着した薩埵峠(さったとうげ)の駐車場ですが…
いつも写真で見なれたはずのあの絶景は見当たりません。駐車場から下る道がありますが、まさか下ることはあるまいと逆方向の上りを歩きました。延々と…

22薩埵峠(さったとうげ)と逆
薩埵峠と逆進
景色はいいし、天気も絶好なので歩くこと自体が楽しいのですが、行けども行けどもそれらしい景色はなく、おかしいぞ…
優に1km以上は歩いたようです。

23薩埵峠(さったとうげ)と逆みかん山
薩埵峠と逆進
ついにみかん山に到達し、どう考えてもこの先に絶景の展望台があるとは思えません。

土砂崩れ防止工事のトラックが行き交う細い道を改めて下ります。しかし下りの道ならでは!眼下に海を眺める道は悪くありません。そもそも時間はたっぷりあるわけで、急ぐ理由は全くありません。

24薩埵峠(さったとうげ)駐車場
再び薩埵峠駐車場
小一時間近くもかけて元の駐車場に帰ってきました。案内板を見ると…
由比宿からここまで4.6km、由比駅からだと3km余りの距離です。看板の距離表示を見て改めてその距離を思いました。ということは間違えて歩いた分も含めると、すでに6km近くは歩いていることになります。
間もなく12時になろうという時刻です。写真を撮りながらとは言え歩き始めて2時間半になりますから、そのくらいの距離になるでしょう。

やはり駐車場から崖沿いに下る道を行ってみる他ありません。

ああ、やっぱりこの道でした。あとほんの少し行けば展望台が見えたのです。気が短いばかりに反対方向に往復2km~2.5kmも歩く羽目になったわけです。ま、それはそれでよかったのですが。

25薩埵峠(さったとうげ)展望台から
薩埵峠展望台から
富士山こそ見えませんが、紛れもなくこの景色!
自然の造形や配置と人工構造物(道路や線路)がこれほど見事に溶け合う光景はなかなかありません。

26薩埵峠(さったとうげ)展望台から
薩埵峠展望台から
雲の影が山肌や道路を斑にし、海の色も複雑に入り組んでいます。
展望台に居合わせた北九州から来たという年配の方が、「富士山が見えなくて残念だよ」と仰っていました。僕が立ち去った後も粘っていらっしゃいましたが、果たして富士山は姿を見せてくれたのでしょうか。
その方は御殿場にお住いの弟さんを訪ねたついでに薩埵峠にいらっしゃたそうです。

富士山は僕がいる間、ついに姿を見せることはありませんでした。次回は自転車で興津側から上って富士山に対面できることを願って峠を下ることにしました。

本日の大きな目的を果たしてホッとしたのか、急にお腹が空いてきました。
いっそ「くらさわや」で桜えびのかき揚げ丼を食べてしまおうか…誘惑にかられますが、「蒲原の味処 よし川」の黄金丼を食べるその日までは我慢です。

29由比宿へ干物
由比宿へ
しかしどうにもお腹が空いてこれでは先に進めそうもありません。
ネコでもあるまいが、天日干ししている味醂干しを盗んで食べたい衝動に駆られます。

30由比宿へみかん
由比宿へ
道端の民家が、軒先に1袋100円のみかんを並べて売っています。一旦通りすぎましたが引き返して買いました。
安いです。およそ20個ほど入って100円!1個5円はあり得ません。
歩きながら10個ほど平らげましたが、わずかに50円です。しかも甘くて実においしい。
通りすがりのおばちゃんが見て笑うので、「ここでとれるみかんは甘くておいしいし、びっくりするほど安いですね」というと、「そうでしょっ!」と嬉しそうに答えてくれました。

そうそう、地方へ行くとしばしば経験するのですが、町で出会う方がにこやかに挨拶してくださいます。小学生や中学生も、時には高校生さえも。
驚いたことに今日は家の縁側で遊んでいる幼児(せいぜい2歳くらい)が深々とお辞儀をしてくれたのには感激しました。もちろん大きな声で「こんにちは」とお返ししましたよ。
知らない人にも挨拶をするという、都会では失われて久しいコミュニケーションが当たり前になっているのですね。
後になってktyさんとこの話をして、「渋谷辺りでいちいち挨拶していたら却っておかしいやつだと思われますね」という結論に!
それが都会なのですね。

32由比桜えび通り
由比駅前
由比駅に戻ってきました。ここから先は「桜えび通り」と名づけられているようです。確かに何軒置きかに桜えびを扱うお店があります。このまままっすぐに帰るなら、買って帰りたいところですが…

33今宿
今宿
この辺りを「今宿」というようです。同じデザインの案内板があちらこちらに建てられているので、徒歩で歩く旅人にはおおよその距離がわかってありがたいですね。

35由比漁港
由比漁港
右手に由比漁港があるようです。ちょっと立ち寄ってみます。道路に挟まれた運河のような漁港です。
今日は休漁なのでしょうか、それともすでに仕事を済ませて漁師さんたちは休んでいるのでしょうか。もう午後1時ですからね…

36由比漁港
由比漁港
見ると「浜のかきあげや」という漁港ならではの雰囲気いっぱいの食堂が営業しています。
やはりみかん10個では空腹は満たされませんでした。
結局ここでお昼ご飯を食べることに…。
何のためにここまで我慢してきたのかわかりません。

37由比漁港
由比漁港
「黄金丼」には遠く及ばない様子の丼ですが、「桜えびのかき揚げ丼と桜えびの味噌汁」をいただきました。
庶民的な味ですが、海辺で風に吹かれて食べるかき揚げ丼はおいしいです。♪

お腹も満たされ、少し元気を取り戻して散歩の続きを再開します。
お店に貼られたイベント用のポスターによると、正月には豊積神社で「お太鼓祭り」があるようです。何でも勇壮なお祭りで、静岡県の指定無形民俗文化財に指定されているようです。

少し歩いたらその神社の参道の目の前!
参道を進むと、神社の手前に「枯山水の庭 地持院」という案内板があったので、ついふらふらとそちらへ…

38地持院枯山水の庭
地持院:枯山水の庭
門を入るとそのすぐ右手に枯山水があります。手入れが行き届いて綺麗です。

40地持院花
地持院
本堂わきにはこんな花が咲いていましたが、植物に疎い僕は"綺麗だな"と思うだけで花の名前は知りません。

本堂の入り口に佇んでいると二人の齢を召されたご婦人がやってきて「仏様に……」と仰ると、そこにいらっしゃたお坊様が「どうぞ…」と
僕はてっきりご本尊を拝ませていただけるものと勝手に解釈して、会釈しながらその後に付いて本堂に上がりました。
正面の和室の向こうにも枯山水様式の日本庭園がありました。
ガラス戸越しにその庭園を撮り、カメラを提げてふと右手を見ると…
隣の和室には白いハンカチを口元にあてた先ほどのお二人のご婦人。そしてそのひざ元には、顔に白布をかけられ、白い布団に覆われて横たわっている方がいました。
僕はとっさに自分の大変な過ちに気づいて、体を丸め、俯いたまま本堂の外へ出ました。

振り返って本堂入り口を見ると、通夜と告別式のお知らせが薄い墨色でしたためられていました。
大変申し訳ないことを致しました。しかも身につけているものは臙脂色のトレーナーにホワイトジーンズといういでたちでした。
隣の神社に寄るどころではありません。冷や汗をかきながら大急ぎで大通りまで出ました。

するとスマホに着信です。ktyさんでした。時間の都合をつけてこの後お付き合いしてくださるということでした。ぶらりとやってきた暇人にお付き合いさせてはあまりにも申し訳ありません。辞退いたしましたが、今日は大丈夫だからという言葉に甘えて広重美術館のある公園で待ち合わせることにしました。

41a.jpg
41b.jpg
せがい造りと下り懸魚の家屋
41由比正雪の生家
由比正雪の生家
何時という約束はしなかったので(普通は大急ぎで行きますね)、途中ふらふらと歩きながら「せがい造りと下り懸魚」の家屋と「由比正雪の生家」と言われている染物屋の2軒の前を通って公園に入っていきました。遠くのベンチでスマホを見ているらしい方がいます。
43a広重美術館入り口の亀
東海道広重美術館入り口
近視でよく見えない僕は半信半疑で近づいていきました。やはりktyさんでした。
近視はともかく、ktyさんが仕事の服装だったので確信が持てなかったのです。ご一緒した時は、お互いにサイクリングジャージ姿でお会いするのがほとんどでしたからね。
僕も知人から普通の服装だと誰だかわからない!と言われることが多いのです。半分はからかいだと思いますが…

薩埵峠で富士山が見られなかったと知ったktyさん、クルマでもう一度案内してくださることになりました。

43再び薩埵峠
再び薩埵峠
日が陰って午前中にみた輝きはありませんが、交通の難所としての薩埵峠がより強く感じられます。
しかも、わずかではあるものの富士山が雪化粧した頂を見せてくれました。連れてきていただいてよかった!♪
あの山(教えていただきましたが名前を忘れましたw)の向こうに、ど~んと聳えていたら!なんて贅沢は言いますまい。
これまで何度も写真を見せていただいたので、想像力で補いました。
といいながらも、富士山の山肌が日没に染まる景色はどんなに美しいのかと、ついでの想像も膨らませてしまいました。

興津の方へ少し進んだ崖に小さな桜がぽつぽつと咲いています。二人とも植物には詳しくないので説明ができませんが、ktyさんのブログに花の写真がありますのでご覧ください。
44再び薩埵峠買手屋さん
再び薩埵峠:ktyさん
今日のktyさんは、是非実物を拝見したいと思っていたカメラとレンズの組み合わせを携えています。
ボディー(EOS 5D MarkⅢ)はもちろんのことですが、今回手に入れたレンズの迫力は超弩級な雰囲気があります。いわゆるスポーツや鳥を撮る超望遠レンズは見なれていますが、EF85mm F1.2L Ⅱ USMのどっしりとした存在感は別格です。
すごく個性的なフォルムと重量感はモノ的に大変カッコいいです。少なくとも僕は似たものを見たことがありません。
ちょっと持たせてもらってシャッターを切ってみましたが…
ファインダーから見える景色が別物! AFのスムーズさ、シャッターを切った時の感触も全然別物です。ああ、危ないあぶない。自分の腕を度外視して買いたくなるので忘れることに!w

この後はご自宅までクルマでご一緒させていただき、リビングでお茶をいただきながらお子さんと戯れ(すごく歓迎好きで人懐こいお子さんたち!)、ktyさんのミニバンに乗り換えて食事に出かけました。
1_20151224105342501.jpg
晩ご飯:G7Xでktyさんの撮影
小ぢんまりした中華料理店で、いい雰囲気のお店です。それぞれ好きなメニューをオーダーして楽しく晩ご飯をいただきました。
その間中、二人のお子さんは注意を受けながらも楽しくはしゃいでいました。僕も一緒にはしゃいでいましたが。w

5_20151224105347257.jpg
晩ご飯:G7Xでktyさんの撮影
周囲に迷惑をかけることについては躾が厳しいkty家です。
やりたい放題の子供天国が展開されがちな現代、こういう躾を大事にする様子を頼もしく感じました。

3_20151224105344938.jpg
晩ご飯:G7Xでktyさんの撮影

4_201512241053457fb.jpg
晩ご飯:G7Xでktyさんの撮影

食事のあとはいつもの通り、ご家族全員が同乗したクルマで新富士駅まで送っていただきました。

今日の後半は思わぬ展開になり、フルに一日楽しませていただきました。
kty家の皆さん、本当にありがとうございました。


Twitter : @pa_hoehoe
スポンサーサイト

0 Comments

Leave a Comment













 管理者にだけ表示

Trackback

http://biciclette.blog.fc2.com/tb.php/1011-40fc78e2

プロフィール

shimagnolo

Author:shimagnolo
2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

My Blog Photo

Calendar 1.1

<
>
- - - - - - -
- - - - - 12
3 4 5 6 7 89
10 11 12 13 14 1516
17 18 19 20 21 2223
24 25 26 27 28 2930
- - - - - - -

全記事

Designed by 石津 花

全記事表示リンク

全ての記事を表示する

最近の記事+コメント

訪問者数

カテゴリ

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

ブロとも一覧


40代のロードバイク日記(今年50になりましたがタイトルこのまま)

サイクリングの記録(東京多摩から)

モーツァルトな走りで

趣味悠々

そーめぐのブログ

最新トラックバック

pictlayer

検索フォーム

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

リンク