2017/10/06 17:53
2017.10.05

今日のカメラとレンズはX-T10 + XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS

嶺方峠越えのコースはいつ走っても心が浮き立ちます。しかしだんだん走れなくなっている現実も教えてくれます。今回で5回は超えていると思いますが、楽しさは変わらずとも、かかる時間は増加し続けています。

白馬への下りも上りに劣らず見事な景色ですが、あっという間に過ぎるので感動はやや薄く、上りが楽しい理由は実はこんなところにもあるのかもしれません。

01白馬村
白馬村 1:何気ない小川
下りきってお手洗いを探すと吊り橋の向うの広場の一角にあるようです。
せっかくだから広場を歩いてみようと…

ランプの喫茶店 「カミニート」
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カミニートの看板
ネット上の写真を拝借しました
こんな看板がありました。
ダートの上り道なので止めておこうと思いましたが、徒歩2分とあるので行くだけ行ってみることにしました。

02カミニート外観
白馬村 2:カミニート・外観
自転車の鍵を忘れてきた今回でしたが、盗難の心配もなさそうなのでお邪魔することにしました。
営業中の看板は下がっているものの、中が薄暗く外からは様子がうかがえません。

そうそう「忘れ物はなんですか〜♪」とコメントをもらって「ありません」と答えましたが、ブログを書いていて鍵の持ち忘れを思い出しました。しかしこの歌を知ってるということは若くないですね。ww

03カミニート主
白馬村 3:カミニート・主
こちらがご主人ですが、おそらく僕と同世代でしょう。会社勤めのリタイア後にご自分の遊びの拠点を探していてこちらの土地に出遭ったのだという。
山小屋を建てて南豊科のご自宅からこちらに通っているとのこと。箱根の知人と似たライフスタイルで、一気に距離が縮んで話が弾みました。
手作りの椅子やカウンターも素朴でいい感じです。

04カミニートコーヒーミル
白馬村 4:カミニート・手動式ミル
そして目を惹いたのがこちらの手回しの珈琲グラインダーでした。
「FUJIのですね。これの巨大なレプリカが善光寺の参道のカフェのアイキャッチャーになってます」と言うと、「ああ、あそこですね。有名なホテルの直営のカフェで時々寄ります」とのことでした。

05カミニートランプ
白馬村 5:カミニート・見覚えのあるランプ
そして気になったこのランプです。
しきりに写真を撮っていると、「それは小樽で…」とおっしゃいました。

06カミニートランプ
白馬村 6:カミニート・北一硝子のランプ
「北一硝子のじゃないかと思いました。小樽駅の吹き抜けの壁面いっぱいにランプが飾ってあるのが印象的ですね」と言うと、「そうです、そうです」と。
しかし小樽の運河近くの北一硝子のカフェ「北一ホール」はご存じないようでした。
惜しいですね。

07カミニートランプ
白馬村 7:カミニート・北一硝子のランプ
そもそもこちらには電気を引いていないとのこと。照明はランプで、たまに使うお風呂や外の竈の燃料は薪です。
「燃料は無尽蔵にありますからねw」とお笑いになっていました。

08カミニート客
白馬村 8:カミニート・先客の登山の女性たち
八方尾根から下山後に立ち寄られた先客の三人のご婦人たちもこの空間が痛くお気に入りの様子でした。
雰囲気もさることながら、この種のお店はそこのご主人の人となり次第です。

09カミニート焼き菓子セットグアテマラ
白馬村 9:カミニート・焼き菓子セット
パンのセットをいただきたかったのですが、生憎今日はないとのことで「焼き菓子セット」をいただきました。クルミが乗った甘くておいしいタルト(なんのタルトだったかな?)とグアテマラのセットです。
まさにコーヒーブレイク! 珈琲が体の隅々に染み渡るような瞬間でした。

お店を始めた詳しいい経緯、お店の名前の由来、ここをご家族でどう利用していて今日に至っているか…など話は尽きません。
そこに加わってくださったお三方。話に花が咲きすぎてこのままでは白馬から電車か…と思われるほど去りがたく、話題も尽きませんでした。

ご主人は物静かな方で淡々とゆっくり話をなさる方。この場に似合う時の流れを感じさせます。

幸いと言うのも変ですが、相当に長居をさせていただいた頃、お三方がお店を出そうなそぶりを見せたので、すかさず僕も席を立ちました。

10カミニート小屋裏
白馬村 10:カミニート・小屋裏
カフェを出る前に小屋裏を見せていただきました。手作りの狭い階段を上ると、ご自分で撮られた白馬や安曇野の写真のコレクションが飾ってありました。
「ここにはお風呂もあって、友だちや家族と小屋裏で泊まったこともあります」とおっしゃいましたが、今は寝泊まりはしない様子です。
今でもそんなことをしているなら、ぜひ仲間に加えていただきたいと思いました。図々しいやつです。w

11カミニート全体
白馬村 11:カミニート・全景
お礼を述べて失礼してから山小屋の周辺を撮影しました。

12カミニートアウトドアテーブル
白馬村 12:カミニート・アウトドアテーブル
精神的にも物理的にもご自宅から適度な距離を保ちながらの暮らしが羨ましくも素晴らしいと思いました。

13カミニート眺望
白馬村 13:カミニート・前の森から白馬村の眺望
浮世の憂さを忘れて心をリセットして暮らせそうなロケーションです。

14カミニート犬の散歩
白馬村 14:カミニート・前の森を散歩する犬と飼い主


白馬村の畑中の道で大町へ…人々の営みとともにある村
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もはや急がないと当初の予定のところは回れそうもありません。
がしかし、何かが目につけば自転車を降り、よさそうな小径があれば国道を外れる…
帰宅時刻は今日も通常営業となりそうです。そんな期待には応えたくないと思いつつも。

15白馬村
白馬村 15
ごく普通の人々の営みが垣間見られる白馬村の風景が好きです。

16白馬村
白馬村 16
市井の人々が暮らす風景を見ると、そこに巻き起こるであろう悲喜交々がふっと浮かんできます。
それは神の手になるとしか思えない神々しいばかりの大自然の光景とは好対照です。
もちろんそこにはどちらの方がどうという関係性は成り立ちません。

17白馬村
白馬村 17
人家も田畑もない場面ですが、やはり人の息吹が感じられ、どこかほっとします。

18白馬村
白馬村 18
ここから超望遠で覗いたら、きっと神々しさを放つ切り立った山の様子が見られるのでしょうが、ワイドレンズで見ればやはり人の手が加わった風景です。
写真の楽しさ、写す喜びはどちらにもあるのでしょう。超望遠の世界は知らないので何とも言えませんが…

19白馬村ひまわり
白馬村 19
少し前までは太陽に向かって咲いていたひまわりたちも、秋を迎えてあの逞しい生命力の影は微塵もありません。一年草の草花は「来年はどんな年にしようか」という楽しみとも困難さとも無縁なのですね。

20白馬村
白馬村 20
左側に向こうに向かって歩いて行く二人。撮ろうとしたら電池切れ!スペアバッテリーを探して入れ替えているうちに遠ざかりました。

21白馬村
白馬村 21
どこから舞い降りてきたのか、1機のパラグライダー。やがて畑の真ん中に降り立ちました。降りるとわかっていれば近づいてカメラに収めたのですがまさか降りるとは思わぬことでした。

22木崎湖
木崎湖
焚き火はダイオキシンを発生させるからと都市部では見られなくなりましたが、はたして麦わらや畑のごみを燃やしても発生するのでしょうか。昔は秋になると落ち葉を掃き集めて焼き芋を楽しむのが当たり前でしたが、今はすべて燃えるゴミに出します。
煙がたなびくこんな光景が懐かしく思われます。

23大町へ
大町へ 1
太陽はすっかり山の向こうに姿を消し、谷底のように冷え込んできました。一通り白馬村の光景を楽しんだ後はひたすら高めのイーブンペースで飛ばしました。速度を緩めずに平地を走り続けた駿河湾サイクリングの効果が如実に出たこの日でした。
たった一日でもトレーニングは裏切らないのですね。

24大町へ彩雲
大町へ 2
いかにも秋らしいうろこ雲…山の端には彩雲でしょうか。何か瑞祥のきざしかもしれません。

25大町へうろこ雲
大町へ 3
うろこ雲は相変わらずですが…

信濃大町駅に行くとかなりの人数の外国人で込んでいます。電車は数十分後に出ますが、松本止まり。そこで特急を待って乗り換えなければなりません。しばし考えて松本まで走ることにしました。
お腹が空いていてとても松本までもちそうもなかったのも理由です。

とりあえず松本へ行く道で何か食べようと…かなり(自分なりに)飛ばしました。力量を考えると危ない速度でした。

たいして走らないうちにあまりの空腹にハンガーノックになりそう。仕方なく自転車が見張れそうな大きなラーメン屋に入りました。鍵を調達する余裕はありませんでした。何の情報もなく飛込んだのだから仕方ありませんが、空腹を満たせただけの代物でした。二度と行かないと思いましたが、名前も場所も曖昧なので…

その後もクルマと並走しながら快調に(やや危険な速度で)飛ばしました。しかしそんなペースを維持するのは容易なことではありません。今日は前に風よけもありません。

大町から松本はさほど時間はかからないだろうと思っていましたが、実はかなり遠い。大町過ぎて確認した道路標識によれば松本まで46とか47とかそんな距離でした。冷静に考えれば日没後に走る距離ではありません。しかも幹線道路で通行量も多い。
松本は大きな街なので標識に名前が出てくることだけが救いでした。こんな日のこんな時刻に道に迷ったら地獄の三丁目です。

もはや速度の維持は困難なのに、疲労感いっぱいで1分でも1秒でも早く自転車から降りたい。従って無理ムリ速度をあげますが、上がりません。上がるのは息だけでした。

もう着くころだという橋のたもとに、「松本まで○○㎞の表示」。近視には数字が一桁であることしかわかりません。
どうも1に見えます。喜んでさらに近づいてよくよく見れば6です。一気に力が抜けました。

少し進むと「大きな標識の端っこに"松本市街300m先右折"とありました。
二つ目の大きな信号を右折しましたが、真っ暗な方向に向かう道路です。300m走らないうちに曲がってしまったのではないかと不安になり、行きつ戻りつし、GARMINで目的地を松本にしてルート検索。どうやら道は間違っていない様子。

6㎞をあれほど遠いと思ったことはありません。いやありますが、最近はありません。

しかし松本駅に近づいたらしいのにどうも違うところへ案内する様子のGARMINです。ハッと気づきました。行先を松本駅ではなく松本としたので市役所へと案内していたのです。GARMINは見ないことにして、道路標識があるたびに自転車を降りてハンドルを持ち上げてライトで照らして「松本駅」の方向を確認し、なんとか無事に松本駅へ到着したのが7時半少し前。

8時発のスーパーあずさが最後であることを思い出し、大急ぎで輪行の支度をして券売機で30%引きの乗車券と特急券を購入しました。外国人が多いこのご時世、急ぐ時にみどりの窓口に並んでいては危険この上ありません。

結果的に目論んでいた「小林庵」(だったと思う)で蕎麦を食べている時間はありません。そこはその昔JRの駅員に教えてもらった蕎麦屋です。

蕎麦はともかく、このスーパーあずさに乗りそこなったら家には帰れないところでした。
「綱渡りは落ちないでこその綱渡り」です。
今日も綱渡りの幕切れとなりました。

長くなり過ぎたので次回のブログに譲りたいと思いますが、スーパーあずさの車内では実に不愉快な出来事がありました。

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Twitter : @pa_hoehoe



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shimagnolo

Author:shimagnolo
2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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