2017/04/15 23:52
2017.04.14

天気晴朗なれば駿河湾の向うに見事な富士山が眺められる。これは土肥清水間に就航している駿河湾フェリーに乗船する楽しみの一つです。
ところが今日は清水港を出る時点で富士山は春霞の向こう。目を凝らしても存在確認がようやくできる程度。
しかも猛烈な風が吹いて激しい波しぶきが立っています。デッキで風に吹かれて船旅を楽しむこともかないません。

ここまで途中焦っていろいろスルーしたもののほぼ順調な行程でしたが…フェリーからの景色もなく、デッキにも出られない、これは大きな誤算でした。

ほとんど船室にとどまり、一刻も早く土肥港に着岸するのを待つばかり。

しかしこの強風下、西伊豆スカイラインなんて走れるんだろうか。ただでさえ風に悩まされがちな達磨山周辺なのに…

21a船原峠へ
土肥港
昼ごはんも済ませてあるので、土肥港で下船したら船原峠目指して黙々と上るのみ。
昨年…と思ったのは勘違いで、今年の1月11日に今回とほぼ同じコースを逆向きに走ったばかりでした。さらにブログ記事を調べてみたら、富士山や駿河湾方面への輪行は今年になって既に7回目を数えていました。
その割には全然詳しくもならず、地理的位置関係も呆れるほどひどいまま…

土肥山川に沿ってR136でとりあえず船原峠(と言っても船原トンネルですが)を目指します。

21船原峠へ
船原峠へ
芽吹き始めた山の木々に交じって咲く山桜の清々しい美しさはいいですね。

22船原峠へ
船原峠へ
流れに沿って…

23船原峠へ
船原峠へ
山の斜面にまだら模様を描くように…

24船原峠へ
船原峠へ
本道の横にカーブ一つ分残された旧道に入ったら見事な桜。このタイミングで上がった息を整えます。

25船原峠へ桜ソフト
船原峠へ
船原トンネルまで半分ほど登ったところにある○○牛乳の売店でエネルギー補給。「さくらソフトクリーム」を食べましたが…普通のバニラならよかったのかなぁ

26船原峠へ
船原峠へ
トンネルをいくつもくぐり、橋も渡り、ひたすら上りますが、これと言った景観もなく修行のようなヒルクライムでした。

27船原峠へ
船原峠へ

28船原峠へ桜吹雪
船原峠へ
やがて右手に景色が開ける橋のたもとに咲く山桜、惜しげもなく花を散らしていました。

29船原峠へ
船原峠へ
そして見事な山桜の光景!自然の山野に咲く桜には、人間の手になる桜並木とは全く別の趣があります。どちらにもそれぞれのよさがありますね。

船原トンネルをくぐって危うくまっすぐに三島修善寺方面に突き抜けそうになりました。初めての道ではないのにこの有様です。下り切ったら上り返して西伊豆スカイラインを走ることはできません。
数百メートルで気づいて上り返し、県道411号へと上っていきます。


船原トンネルの上にある正真正銘の船原峠へと上り返しますが、こんなにきつかったとは夢にも思わず…いつも下り専用のように走っていた道路、スピードに任せて下っているのでこの道のプロフィールは何にも頭に入っていません。
そうでなくても入ってないだろ!のツッコミは無しで。

風はますます強まり、時に横風、時に向かい風、上り坂のせいか追い風はちっとも感じられず。ここからが修行でした。さっきまでは修行の準備でした。

30西伊豆スカイライン
西伊豆スカイライン
穏やかに晴れ渡った日の西伊豆スカイラインは天国のようですが、ひとたび天候が変われば奈落の底へ堕ちます。
今回は烈風地獄でした。谷底から吹き上げて尾根を越えていく本日の強風は命の危険さえ感じます。押し歩きでさえ危うく、乗って走ればそれは自殺行為です。

34b西伊豆スカイライン
西伊豆スカイライン
足をついて自転車を股で挟んで撮影するのもスリル満点です。自転車もろとも強風にあおられて転倒しそうになります。ガードワイヤロープがなければ自転車もろとも谷底へ!
撮影は手ブレ?いやいや全身ブレです。ガードワイヤロープをつかんだり体を寄せたりしないと立っていられません。

31西伊豆スカイライン
西伊豆スカイライン
それでも乗って走りたくなるのが自転車乗りの性。大丈夫なんじゃないかとまたがって体を低くし、ハンドルを突っ張るように持って何とかチャレンジしましたが、左足のクリートは外したまま、あるいはすぐ外せる準備。
ところが風はおおむね左の谷から吹き上がってくるので右足を外さないと立ちゴケになります。しかし右足だけを外す習慣がないので困ります。

32a西伊豆スカイライン
西伊豆スカイライン

32西伊豆スカイライン
西伊豆スカイライン
クルマもバイクもましてや自転車は1台もなく、谷底に落ちても目撃者がいないので助けてもらえません。

34a西伊豆スカイライン
西伊豆スカイライン

34西伊豆スカイライン
西伊豆スカイライン
しかし何とも言えない光景に出会えました。
濃厚な春霞を突き抜けることができない太陽光が不思議な拡散をしています。空中のチリなどに反射しているのでしょうか。
太陽光をかろうじて反射する海面は輝くこともなく、霧を抜けてきたような反射光を投げかけます。

35西伊豆スカイライン
西伊豆スカイライン
不思議な光景を目の当たりにして数百メートルも過ぎると北東の山や谷は西日を浴びて穏やかな様子です。実際は強風が吹きすさんでいるので穏やかとは程遠い!
稜線を走る西伊豆スカイラインならではの千姿万態の光景です。

戸田峠を過ぎれば、やや風の影響が少ない林間の下りとなります。
36達磨山レストハウス
達磨山レストハウス
今日は達磨山レストハウスからの絶景は期待はできません。いえしていません。そもそも駐車場に1台のクルマも無く、人影は皆無。
と思ったら、黒いバイクが片隅に1台止められ、ライダーはレストハウスの陰で風をよけながらスマホを見ていました。
絶景のかけらもない証拠写真を1枚撮ってすぐに修善寺方面へと下ります。

虹の郷を通過する道を下りましたが、ここの舗装のひどさはただ事ではありません。無鉄砲にフルスピードで下ったらハンドルを取られて転倒します。しかかりました…

強風に当てられ過ぎて「三島で鰻!」の気分の盛り上がりもすっかり萎んでしまいました。
ひたすら新幹線三島駅を目指してクルマと並走です。不運にもちょうど夕方のラッシュアワーとぶつかりました。

37上り新幹線ひかり
上り新幹線ひかり
三島駅で軽く小腹を満たして19:56発のひかりに乗車しましたが、混んでます!
金曜日の夜の新幹線は出張帰りや単身赴任者の帰宅などが重なって混むことは知っていましたが満席とは!
しかし新横浜までは1駅です。車両最後部の座席後ろに自転車を収め、そこにもたれての旅となりました。
新幹線の車中で駅弁などと考えないでよかった。すんでのところで駅弁の立ち食いとなるところでした。

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Author:shimagnolo
2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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