2017/04/10 23:45
2017.04.010

本日の輪行先は御殿場駅のはずでした。ほとんど定番になりつつある、「御殿場~長尾峠~桃源台~(芦ノ湖畔の径)~元箱根…」のはずでした。

自宅のある駅から下り電車に乗車したのが6:28発の各駅停車。6:39発の急行の予定でしたが、ややてきぱきと用意が整ったので2台前の電車に間に合ったのですが…
中央林間で乗り換えて相模大野駅に着くと小田急線は事故で全面運休中のアナウンス。相模大野と小田急相模原駅間の踏切で人身事故が発生したのが6:42だったようです。
ある意味、早めの電車に乗れたのが裏目に出たようです。

通勤通学での利用客が多い相模大野駅、みるみる人があふれてきました。すぐにも復旧と楽観的に考えて輪行バッグを抱えてホームの端に降り立ちました。この時はまだ階段もホームも通行が可能でした。
その後乗客は増える一方、立錐の余地がなくなりました。輪行バッグを抱えてホームの端に立つ僕は動くに動けず。
8時直前に運行再開したものの、まばらにしか来ない電車はホームの乗客の大半を積み残し…次も次も次も超満員状態で積み残します。

本来は相模大野発7:15のロマンスカー「あさぎり1号」で8:22に御殿場到着の予定でしたが、急行すら鈍行に切り替える状況下、特急はすべて運行中止でした。
時間がないときは松田駅からの御殿場線はあてにならないので、少しでも早く到着する小田原駅からの輪行に切り替えました。
今となっては正確な時刻は確かめようがありませんが、小田原着が10:30を過ぎてしまったので、ことのついでに箱根湯本まで輪行することにしました。

01箱根湯本駅
小田急箱根湯本駅
箱根湯本で電車を降りて走り出せるようになったのはまもなく11:00になろうかという時刻でした。新幹線なら広島に着こうかという程の所要時間でした。

そんなやきもきというか、いらいらというか、出鼻をくじく状況にあちこち立ち寄っている余裕はなく、直接山小屋を目指すことにしました。
既に電車で疲弊した身に(主に気持ちが)、宮ノ下経由の東海道の上りのきついこときついこと。改めて箱根が天険であることを思い知らされました。

02小涌園前
小涌園前のコンビニ
小涌園前のコンビニで小休止。アイスとオレンジュースで軽く補給しました。
コンビニの駐車場でお二人の中年女性が何やらトラブル。黒いプリウスに乗った方が白いベンツ(AMG仕様)の後ろバンパーをほんのちょっと擦ったようでした。
よ~く見てもあるのかないのかわからないほどの擦り傷が右後ろのバンパーにあるらしい。僕の目では確認できないほど。僕なら許すところですが、ここまで高級車だとそうもいかないのでしょうね。

03最高地点
東海道最高地点
休憩で少し元気を取り戻して東海道最高地点へ! なにもない最高地点ですが、近くの温度計は6℃を示していました。

羮に懲りて膾を吹くとはこのこと。
1週間前の富士川~朝霧高原サイクリングではウエアの選択に失敗で汗だらだら。それに懲りて今日は極薄着!
下は夏用の薄~いビブニッカー、上は半袖にアームカバー。万一に備えてベストは着ていたものの、リュックにウインドブレーカーを入れてこなければ危うく低体温で途中撤退するところでした。

芦ノ湖へ向かうDHでは早くもウインドブレーカーが登場。それは帰路(たぶん夕方かそれ以降)の旧海道下りの為に備えて携行したものでした。それも万が一を考えてのことでしたが…この時点で厳しくも寒い状況に先が思いやられました。

寒くても腹は減るようで、辛みそラーメンで体の中から温めて山小屋へと向かいました。

04山小屋佐藤
山小屋 佐藤
今日は事前に山小屋のオーナーにお邪魔する旨お伝えしてあったので、入口の鐘を慣らして在宅を信じて庭に入らせていただきました。
今年は桜の開花が遅れているので、山小屋のシンボルツリーともいえる山桜は冬のままでした。これは想定通りでしたが…。

05山小屋さくら
山小屋 佐藤
門からは仰ぐように、太い枝を広げる樹下からは見上げるように、そしてテラスからは額に嵌った絵を眺めるように、花を咲かせた姿を鑑賞させていただくのは次回の楽しみとしました。

06薪ストーブ
山小屋 佐藤
山小屋の中は薪ストーブが炊かれて、実に柔らかな暖かさ! エアコンや温風ヒーターにはない、空間全体に緩やかに広がる暖かさです。
立派な薪ストーブと斧の名品を宝の持ち腐れにしている友だちがいますが、次の冬にお邪魔する時までには本来の姿にして迎えてほしいと思ったりしました。w

今日は他に居合わせた方がなく、差し向かいで2時間ほどお話をさせていただきました。ここではそのいちいちを紹介できませんが、人との出会いを大事にするオーナーならではの生き方に共鳴しつつ、数々の素敵な出会いを心温まる思いで伺いました。
話はほとんどを立ったまま庭を眺めながら、あるいはテーブルに広げられた古の箱根が印刷された地図(ご自分で古本屋で見つけだしたとのこと)を拝見しながら…
庭が現在の姿になった経緯、箱根の話も楽しませていただきました。

心にふつふつとわいてくる願望を満たすために、今年もまたいろいろなところへお出かけになるようです。日々を愉しく大切に過ごしていらっしゃる姿には、いつもながら大変共感いたしました。

次は山桜が花を開かせる頃に!と約束して山小屋を後にしました。

07aお玉が池
お玉が池
お玉が池の展望台ではガーミンが5.3℃というこの季節にはあり得ない気温を示していました。寒くて寒くてこの時頭に浮かぶのは「"天山湯治郷"で熱い風呂に浸かりたい」、そればかりでした。
かくあることを予想して、タオルも自転車のワイヤ錠もちゃんと用意していたこの日でしたが…

07お玉が池
お玉が池
ここまで今日はほとんど写真を撮っていなかったことに気づいて、お玉が池で数枚撮影しましたが、白い雲が天井のように広がり、すっかり空を覆っていました。気温は一段と冷え込んできたようでした。

少し下れば「甘酒茶屋」です。あんまり寒いので、ついふらりと立ち寄ってしまいました。
08a甘酒茶屋
甘酒茶屋
入口に自転車を止めていると、外国人を案内している同年輩のご婦人が、「下から上ってらっしゃったの。どちらから」などとお訪ねになるので、無意識に「横浜から」と答えてしまいました。
ご婦人が連れの外国人に"From Yokohama by bicycle"と伝えたら、件の外国人から「ガンバッテクダサイ!」とカタカナ日本語で励まされるという一幕も。(笑)

08甘酒茶屋
甘酒茶屋
中に入ったら外国人率が高いなどというものではなく、ほとんどが白人ばかりの数組のグループ!

09甘酒茶屋
甘酒茶屋
僕は力餅(うぐいすきなこ)をいただきました。

10旧道七曲り
箱根旧道七曲り
さてここからが本格的な寒さとの闘いです。いやいや寒い、寒い、寒い~!
激坂の旧道の下りでブレーキレバーを握る手が凍えそうです。下るときには、"ここを上るなんて正気の沙汰じゃない!"といつも思うのですが、誘われたとはいえ何回上っただろう。やっぱりおかしい…

11甘酒茶屋
箱根旧道七曲りのヤマザクラ
ソメイヨシノの豪華さはありませんが、花びらとともに葉も芽生える自然な感じ、この素朴な姿が好きです。

やや変わったところでは、山小屋の庭に咲く珍しいフサザクラ(フサザクラ科)の花を見せていただいたのですが、それはいわゆる桜ではありません。普通の桜はバラ科です。

そのフサザクラがちょっと怪しげな(と僕が感じている)「箱根大天狗山神社」のすぐ下の橋の両側に咲いていると教えていただいたので、自転車を止めてまずは川べりの山桜(上の写真)を撮っていました。
すると後ろにクルマが停まる様子。山小屋のオーナーでした。「甘酒茶屋に寄っていたんですか。フサザクラは反対側のあれです」と指さして教えてくださり、一足先にご自宅に向かって下っていかれました。

11畑宿のフサザクラ
フサザクラ
山小屋ではフサザクラがちょうど花の時期を迎えていましたが、こちらは既に終わりです。

「畑宿あたりまでは桜前線が上がってきている」とは山小屋のオーナーのお話でしたが、まさに線を引いたようにそこに桜前線が到達している感じでした。

"天山湯治郷"の入り口で止まって逡巡しましたが、この後箱根湯本まで下ってそのあと小田原城の桜もも見たいし…湯冷めして風邪をひくのが気になって温泉は泣く泣く諦めました。

12aアジフライの大原
アジフライの大原
今日が定休日であることは事前に調べがついていましたが、次回のための場所確認に店の前まできました。
山小屋のオーナーは「大原」はもちろん、「小田原おでん本店」のこともよくご存じでした。

12小田原城
小田原城
あまり期待せずに小田原城に寄ってみました。桜まつりの最中だったのでしょうか。地面にはこんな行灯風の小さな明かりが弧を描くように並んでいます。そして照明用の巨大なライトも数か所に設置されています。
お城は既にうっすらとライトアップされている様子が見て取れ、天守閣を目指すたくさんの観光客が集まっていました。

13a小田原城
小田原城
お濠端には三脚を据えたカメラマンがたくさん。同じ場所で同じ方向にカメラを向けているのは理由がありますね。やはり撮影にはいいロケーションだと思われます。
そこはその方たちにお任せして僕はただぶらぶらと見て歩きました。

13小田原城
小田原城
夜の闇が降りるとあたりは一変しました。先ほどの小さな行灯に明かりが灯され、お城も桜も煌々とライトアップされています。
先ほどのカメラマンたちがこちらに移動してきたものと思われ、場所によっては三脚が林立していました。

14小田原城
小田原城
桜は強烈なライトに照らされて真白に輝いています。これはこれで十分美しいのですが、強すぎる光に花びらのほのかな色や柔らかさは感じられません。

15小田原城
小田原城

16小田原城
小田原城

17小田原城
小田原城
シンボルの大きな桜の下では三々五々花見の宴が開かれていますが…大変地味です。

18小田原城
小田原城
闇に浮かぶ桜とお城! 年に一度、この時期しか見られないエンターテイメントにたくさんの方が集まっていました。


Twitter : @pa_hoehoe


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shimagnolo

Author:shimagnolo
2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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