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2014/04/21 09:45
いよいよGとHのクラスの合同スタートの時が迫ってきました。
意外なことにドキドキはしません。入れ込むこともありません。いつもの風張峠TTのようなごく普通の感じです。

最前列でスタートを切りたかったのですが、混雑していたので先頭から5mほどのところです。
51歳~60歳がG組、61歳以上がH組です。50歳以下は5歳刻みなのに、どうして51歳以上は10歳刻みなんだ!51歳を超えたら大差ないんだからお前らは10年刻みでいいだろうと言われているんような気がしていしましたが…
そうじゃなくて参加人数の関係でスタートを切りやすくするためだそうです。ひがみすぎでした。申し訳ございませんw
後で知ったのですが、最高齢は80歳です。他に僕を超える人は69歳が一人で、僕は3番目の年齢でしたが、80歳にはたまげました。
後でもっとたまげることが明らかになるのですが…

あらかじめレースコースの走り方はdorokeさんに尋ねていろいろ教えていただきましたが、彼の持論ではなく、あくまでも一般論だからと前置きされてのアドバイスでした。それが当日の僕のコンディションに合うかどうかは本人しか分からないのです。
一番の問題点は、僕自身が自分の状態がいいのか悪いのかさっぱり分かってないことでしょうね。

号砲が鳴って、「行ってらっしゃい!」の掛け声に押されてスタートを切ります。
最初から飛ばすつもりでしたが、周囲が比較的抑え気味なので(実際は速く走れない人たちの集合なのかもしれません)、それにつられて飛び出すことは控えていました。
N瀬さんも同じようなペースで走っていますが、少し進んだところで先に行かせてもらいました。
しばらくすると後ろから迫ってきたN瀬さん、「水飲ませてくれませんか!」
「えっ!」と驚きましたが、僕はいつも水を余らせる人だし、友だちの頼みですから喜んでボトルを渡しました。もちろん返してもらいましたよ。w
あとで究極の軽量化!なんて嘯いているN瀬さんでしたが、「ドリンクも買って用意したのに、駐車場の車の中にボトルごと忘れてきた」というのです。
不安なスタートだったでしょうね。ないと気づいただけで不安でいっぱいになります。

ところが恩知らず!(笑) その後は速度を上げて見えなくなり、遂にゴールまでその姿を見ることはありませんでした。
後で聞けば、先にスタートを切ったU野さんに追いついて水をもらい、彼も置き去りにしたそうです。(笑)
途中の給水ポイントでは命綱のドリンクを受け取り、その後は本気で道路傍の雪を食べようと思ったそうです。

僕はといえば、初めて走るコースなのでペースの作り方、体力の温存の仕方が全くわかりません。
主催者がスタート時の挨拶で、「最後がきついよ。初めに頑張りすぎちゃだめだよ!」なんて言っていたのも気になります。

でも抑え気味に走って、最後の最後に底力を見せてやるぞ!なんて思ったのは間違いでした。(だいいち、底力なんてどこから出すの?)
今にして思えば、僕の走りをよく見てくれてアドバイスをくれるdorokeさんの言う通りでした。
曰く「Sさんは筋肉のパワーで走るタイプだから、心肺機能の強さで走る人とは違うと思います。いわばディーゼルエンジンのような走りだから、ガソリンエンジンのような一気の爆発力を期待しない方がいいかもしれません。確かなことは言えませんが、最後に力を爆発させるよりも最初からある程度ペースを上げて走った方がいいかもしれません」と。
よく見ていてくれますね。確かに僕はスプリントのようなことは全くダメだと思いますが、自分なりの強度で走り続けるのは向いていると思っています。
僕の場合、TTレースであっても持久力で走ることに変わりはないんですね。

前半は可もなく不可もない走りで、全く喘ぐこともなく周囲に合わせ過ぎた走りでした。
抜かれることもないのですが、抜くこともありません。これではタイムも順位もダメだと気づき、dorokeさんの忠告も思い出してペースを上げました。
初めてのことなのでフィニッシュのことは予想ができませんが、リアルタイムの走りに納得できるようにしつつ、緩いながらも上り坂で速度を上げながら走ります。
しばらくして並んで走る千葉県の自転車屋さんのジャージを着た人が、「この先平地があるけどあんまり漕いじゃだめだよ。ペースも上げすぎちゃダメ、無理すると後が続かなくなるから」と親切にも僕のペースに水を差すようなことを言ってくれます。
そこでまたもとのペースに戻しました。彼とは付かず離れずの走りになりました。

でもこれじゃぁダメだと改めて思い直し、途中に現れる平坦で一気に速度を上げました。ま、親切な彼と離れたかったこともあります。

それから上りが続きますが、けっこう走れるじゃないですか。脚はかなり回ります。上りでもケイデンスが落ちることなく、自分では風張峠TTの時よりも格段にいい走りをしていると思いました。
前を走る人を次々パスしました。かなりの人数を抜いたと思いました。が、落ちてきている人たちを抜いたにすぎず、あらかじめ予想される自分の順位を上げたわけではなかったようです。

序盤戦が失敗だっと気づきますが、時既に遅し!最早それを取り戻すほどの体力はありません。そこで最後は自分の走りに徹することにして、結果にはこだわらないことにしました。
それともう一つ失敗がありました。スタートしてしばらくして気づいていたのですが、EDGE705のスタートボタンを押し忘れていました。落ち着いていたつもりですが、こんなものなんですね。
個人的なデータが残せないのが残念でなりませんでした。ただ心拍やケイデンスは表示されるわけですから、リアルな走りには何も影響しないのですけどね。勾配が表示されないので、心理的にはむしろよかったかもしれません。
またまたN瀬さんの失敗談ですが、彼はGARMINはちゃんと取り付けているのにハートレート・ウエアリンクを持ってくるのを忘れてdorokeさんから借りていました。しかしそれも途中から反応しなくなったそうです。

やがてがんばりどころの胸突き八丁を迎えます。腹筋、腸腰筋、大殿筋、大腿四頭筋、大腿二頭筋などを総動員して走れている気分でした。(たぶん気分だけw)
でもいつもの風張峠TTのように最後に垂れ気味になることもありませんでした。
ただフィニッシュラインを越える時にオールアウトとは程遠い感じだったのがダメでしたね。体に余裕がありました。出し切らないとレースにはなりませんね。
20八ヶ岳
麦草峠で迎えてくれたHIさんと
フィニッシュではHIさんが迎えてくれました。こういう時に知り合いがかけてくれる言葉は想像以上に嬉しいものですね。
ゴールに居合わせた方に峠の標識を入れてツーショットで撮っていただきました。
すごくいい写真で、我ながらとても気に入っています。

走り終わって自分でもびっくりすることがもう一つありました。腸腰筋と大殿筋がいっぱいいっぱいになって、一時は歩くことも困難でした。
こういう経験は初めてです。この痛みがいいのか悪いのかはわかりませんが、最後の激坂の上りはこれまでで一番いい走りだったと今でも思っています。
なんで最後の最後に速度も落とさずに激坂が走れたのか不思議です。
レースは最高の練習だと多くの人が言います。
僕がこの経験を今後に活かせるなら、その言葉はまさに真実です。

N瀬さんと白駒池入り口広場まで下ってU野さんを待つことにします。
するとU野さんが上って行きます。こちらに気づいてくれたでしょうか。
21八ヶ岳
白駒池入口1
U野さんを待つ間にN瀬さんの達成感でいっぱいの姿を1枚!

22八ヶ岳
白駒池入口2
やがて下ってきたU野さんと合流できました。U野さんも昨年の記録を更新して晴れやかな顔をしています。ご自分の目指す記録は超えられなかったようですが、本当によかったですね~。

23八ヶ岳
白駒池入口3
こういうレース会場に来ると、たくさんの自転車仲間がいるんだなと改めて思います。

ここからは係員の先導で八千穂高原スキー場まで下ります。
まだ上ってくる方がいるので、無謀なダウンヒルは危険だからです。

この間ず~っと腸腰筋と大殿筋が痛んでサドルにも座れず、まともにペダルが回せません。急な下りと言えども少しずつ遅れます。
24八ヶ岳
八千穂高原スキー場センターハウス
何とかスキー場まで下り、センターハウスの前に自転車を置こうにも場所がなく、雪が融け残った奥の方に寝かせました。
その後センターハウスで並んでなめこ汁のサービスをいただきます。
ようやくdorokeさんとも合流できて、ハーフ地点までのリザルトが発表されているというので見に行きました。
筋肉がいたくて自分のタイムを写真に撮るのも忘れていました。ハーフまでの時間を知っておくことも来年以降に大事なんでしょうね、と今頃思っても遅い…
僕の歩く姿を見てN瀬さんが、「ひどくやっちゃったんですねぇ」と心配してくださいますが、自分ではすぐに回復しそうな予感がしていました。実際ブログを書いている今はほとんど痛みが引きました。

センターハウスに戻ってテーブルで一休みすることにしました。そこでSnufkinさんにお目にかかることができました。昨年dorokeさんと三人でお茶をさせていただいたことがあるのですが、待ち合わせに遅れた理由の人助けの話を聞いて、稀にみるいい人!というのが第一印象でした。
もちろんブログ(Fun of Road Bike)を通しても、今回お目にかかってもいい方であることに変わりはありません。いい表情の写真を撮らせていただきましたが、あまりにドアップなのでご本人のためにネット上に公開するのは遠慮させていただきました。
(Snufkinさん、写真が必要だったらお申し付けください)

その後みんなで最終リザルトを見に行きました。
おおよその所要時間がわかっていたので全くときめきませんでしたが、結果は結果としてちゃんと受け止めないといけません。
タイムは目標の1時間30分を切ることができず、10分もオーバーして1時間40分50秒でした。
カテゴリーHでの順位は14位でしたが、他のクラスと違って出場者が少ないのでやや残念な結果でした。でもこれが、これこそが、現在の僕の実力なんですね。終わってしまった結果にこだわる気持ちは全くなく、今は愉しかったことが全てです。
仲間ではエースのdorokeさんが激しいチェーン落ちをして、思うような結果を残せなかったのが残念でした。最近調子を上げていて、風張峠TTでも記録更新したばかりなので、僕も自分のこと以上に期待をしていました。
N瀬さん、U野さんはお二人とも昨年の記録を塗り替えて本当によかったと思います。

どこの仲間もそうでしょうが、普段は目的をもって自分を追い込んで互いに競い高め合って、レースでリザルトが出た後はノーサイド!相手を祝福できる余裕を持ちたいですね。
初参加の僕としては、仲間の記録更新を心から喜んでくれる仲間と一緒に来られてつくづくよかったと思いました。

話は反対になりますが…
僕は人には厳しく自分には優しい性格なので、何か自分の慰めになる材料はないかと探しました。(笑)
僕より上の順位には僕より年上の人はいないだろう…
それならいいじゃないかと思ったら…(心が狭いゾw)
吃驚仰天!本当に天を仰ぎたくなるほどの衝撃でした。
なんと5位の人は80歳です。
ミスプリントだろ、これ!と思いましたが、世の中には計り知れないことがいっぱいあるんですね。
実はこういう人っているんです。
しかもタイムは1時間26分42秒です。
どのクラスに出したって、恥ずかしくないどころか立派な成績です。
力をもらいました。他の誰よりも力をくれました。もうその方には足を向けて寝られません。
期せずして、僕のレース人生がまだまだ長いことを教えていただきました。
存じ上げない方ですが、心よりどうもありがとうございました。
25八ヶ岳
メルヘン街道名物の白樺林1
筋肉の痛みもだいぶ和らいで、みんなでのんびりと下って帰路に着きます。
白樺林が美しいポイントで自転車を停め、写真を撮ることにしました。

26八ヶ岳
メルヘン街道名物の白樺林2
こうして並んだ写真を見ると、僕はとびぬけて小さいんですね。
でも年齢と一緒に身長の低さもどこかに置き忘れてきたようです。

27八ヶ岳
メルヘン街道名物の白樺林3
dorokeさん、N瀬さん、お疲れさまでした。

28八ヶ岳
メルヘン街道名物の白樺林4
いつでも何ごとにもネガティブにならないU野さんにはいつも励まされています。

今日は一日家に籠っていました。三時のお茶を飲みながらあれこれを思い出してはブログを書いていますが、まだ筋肉痛は解消していません。
でもその痛みはこの二日間のささやかな頑張り、そして頑張らせてくれた仲間がいることの証明でもあります。ありがとうございました。そして本当にお疲れさまでした。

このたびのレースは、一緒に走ってくれた人々や誘ってくれた仲間に、これからもよろしくお願いしますね、と改めて伝えたい経験でした。


Twitter : @pa_hoehoe
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プロフィール

shimagnolo

Author:shimagnolo
2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。

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