2015/06/15 10:17
2015.06.14
一緒に行ったお二人のブログは下記です。併せてご覧ください。
バスさんのブログ←こちらをクリック
dorokeさんのブログ←こちらをクリック

Mt.富士ヒルクライム
レース会場に向かう道、フロントガラスにわずかな雨粒…ワイパーを動かしたのでそれと分かる程度でした。
でも空は明るくどしゃ降りになるとは思えません。
"ま、ホテルはチェックアウトしたので、どっちにしてもプールで遊ぶのはナシですけど…"
モチベーション下がるなぁ…と思いましたが、前席の二人にそんな雰囲気は微塵もなく、特にバスさんはハンドルを握りながら心に期す様子が確認できました。
昨夜は寝る前に雨を予想して、何を着て走ろうという話で持ち切りになりました。いろいろ用意してきた二人は、「Sさんは選択肢がないからいいけど、僕たちどうします?」なんて言ってました。意地悪ですね。
"何を隠そう、僕だって着るつもりがないけど雨具は持ってきたのだよ!"

駐車場で 1
駐車場は既にクルマでいっぱいです。
雨はパラパラ降る程度。富士山麓ではこの程度を雨とは言わない!と強がるものの、一時は普通に降ってきました。
中には車中泊の方々もいるようです。

駐車場で 2
雨がそぼ降る中、それぞれにレースの準備に余念がありません。ローラー台に乗って回す人、駐車場内をゆっくり走ってウォームアップする人、歓談する人など

駐車場で 3
レース中はともかく、体が冷えないように荷物を預けるまではレインウエアを着用します。
しかしこんなものを着て上るくらいなら、水着で上る方がましですね。(笑)
あくまでも下りで身に着けるつもりです。
※今回のバイクはCOLNAGO C60, DURA-ACE Di2, BORA ULTRA 35の組み合わせです。先日の富士山スカイラインの時とホイールだけ替えてみました。

駐車場で 4
dorokeさんもご覧の通り、しっかりレインウエアで身を固めています。が、彼は別にもう1枚携帯用のレインウエア兼ウインドブレーカーを密かに持っています。
あれっ、よく見たらレッグウォーマーなんかつけてる。若いのに寒がりだな!
昨日徒歩で向かったスタート会場に移動しました。もちろん今日は自転車に乗ってです。路面はまだ濡れてはいるものの、ハネが上がるようなことはありません。

スタート会場で 1
バスさんは既にジャージ姿ですが、この人は準備の良さではローディーの鏡のような人です。秘蔵のAssosのレインウエアの上下をちゃんと準備しています。
「備えあれば憂いなし!」はこの人のためにある言葉であり、「備えないから憂いあり!」は僕のためにある戒めの言葉です。w

スタート会場で 2
しかし参加者はみんな元気いっぱいです。ふと昨日も思ったのですが、富士ヒルは八ヶ岳に比べてイベント的要素が強いためか、体の大きな人が目立ちます。
でも身体を絞り切った人ばかりが集まるのではなく、いろんな体型の人が一堂に会して死力を尽くすっていいですね。
いや、死力までは尽くしませんけど、そこそこ頑張るわけです。
それと男女の混合比、高齢者の参加率も八ヶ岳を上回っているようです。
首都圏から近いという地の利と、富士山という日本の象徴を上る、これらが大きいかもしれません。
スタートまでの待ち時間が猛烈に長いと聞かされていましたが、確かに…
8000人もの参加者がいて、それを15のウエーブに区切ってスタートを切らせるのですから止むを得ません。
dorokeさんは第3ウエーブのスタートなので待機場所が異なります。dorokeさんとはここでお別れです。
僕は第9ウエーブのスタートなので、同じ待機場所の第7ウエーブスタートのバスさんと腰を下ろせる場所を確保してその時を待ちます。
このころには雨はすっかり上がって、空を行く雲もすっかり薄くなりました。
そのうち、あんまり待たされるのでお手洗いに行きたくなりました。今日は朝のお通じは無しの予定だったのに…
すごい行列です!我慢しちゃおうかな、と見当違いなことを考えるほど並んでいます。
気が短いのがよかったのか悪かったのか、あっちのトイレこっちのトイレの列の長さを確認して、やや短めのところで覚悟を決めました。
茨城から来た若い子と一緒に並び、順番が来るまで愉しく話をして過ごしました。ありがとう!
彼の情報によれば、簡易トイレの方が待ち時間は短いけれど汚いしくさいし、気落ちが悪くなると言ってました。次回からも簡易トイレだけは使うまいと心に誓いました。
いよいよスタートの時が来ました。
あらかじめ自分の自転車を前から4列目くらいに置いたので、第9ウエーブのほぼ先頭に近いところです。
スタート地点まではパレード走行なのですが、"これがず~っと続かないかな" なんて思うようでは、この時点で失格ですね。
でも…内心ではいいタイムを出したいし、あわよくばブロンズだって欲しいと思うこの矛盾した気持ち!
今回はこんなのをトップチューブに貼ってきました。果たして役に立つのでしょうか。(笑)

区間ペース用の行程表
スタートラインを越えると同時にEDGE1000Jのボタンを押して、途中の経過を確認できるようにします。
そしてトップチューブの行程表との差を睨みながら…のはずでした。
1合目ですでに行程表から3分も遅れています。いやこれはまずい、がんばらなくちゃ。
しかし八ヶ岳と違って道が混雑しています。抜き去る人、早くも落ちてくる人、自転車を降りて道端にたたずむ人…同じヒルクライムでも八ヶ岳と大違いです。
さすがに八ヶ岳ではこんなところで落伍しかかっている人はいませんでしたね。
しかしどうも様子がおかしい。5人に抜かされて3人を抜くという感じなのです。
1時間40分の申告タイムでのスタートなのに理屈に合わないぞ。このままではやばいことになりそうです。
その後粘って4人に抜かされて3人抜くみたいなペースに戻しましたが、もはや行程表の行程表たる意味が分からなくなるようなレース展開です。
行程表と実走の差は広がる一方で、ブロンズなんて奇跡でも起きない限りありません。
しかし早々と諦めたかというと、そうでもありません。
普段からろくに練習もしないくせに往生際が悪く、奇跡が起こるのを待つ気持ちが消えないことに呆れます。我ながら…
その奇跡を待つ気持ちが少し後押しになって、4合目からは頑張りました。5人抜いて2人に抜かされるというくらいのペースまで上げてきました。
終盤の勾配が平坦に近いところでは猛烈に速かったですよ。多分誰にも抜かされず、牛蒡のように居並ぶ人を抜かしました。
その勢いを最後の上りでも維持し、自分的には見事に走り切り、いや上り切りました。

レース直後 1
しかし、平坦路や最後の頑張りなどタイムの上では焼け石に水…
dorokeさん、今回もいただいたアドバイスを活かせる走りはできませんでした。ゴメン!
預けた荷物を淡々とした気分で受け取り、下山の準備をします。

レース直後 2
結果はこれまでで一番悪く(と言っても、他も悪いから取り立てて言うほどではありませんが)、1:46:30.499でした。
40分切りどころか、これまでの40分台、42分台から4分~6分も遅い結果でした。
いつものことですが、やりきった感じはありませんでしたがヒルクライムはやっぱり楽しいですね。一休みしたらさらに上を目指して再スタートしたい気分です。

レース直後 3
フィニッシュラインに戻ってくると、まだまだたくさんの方が次々とゴールしてきます。
MさんやUさんはどうしているだろうと気になります。
下りながら注視しましたが、結局その姿を見かけることはありませんでした。
その後バスさんから「「シルバー、ダメでした(笑)」のメールが届きました。
でもレースもタイムも納得できたに違いないと直感しました。
よかった!

レース後の車窓から
今回で3回のヒルクライムレース参戦ですが、いずれも展開は同じです。序盤と中盤に頑張れないのでは勝負になりません。
決してさぼっているわけではないのですが、パワーが出ません。
この2倍の距離になれば順位やタイムは改善されるかもしれないな…なんて負け惜しみみたいなことを考えていますが、そうなればなったでDNF間違いないですね。(笑)
根っからレースに向いていないのかもしれませんが、終わってしまうと一気に遠い過去の記憶のようになってしまいます。
だから分析も次回への戦略も練ることができません。
辛かったのか楽ちんだったのかさえ判然としません。ただわかっているのは愉しかったということだけ!
それとトップチューブに貼った行程表が何の役にも立たなかったことだけは確かです。(笑)
スタートを待つ長い間も、レース中も、そして家路についたその時も雨に降られることなく楽しめたMt.富士ヒルクライムでした。
結果はどうあれ、仲間と参加するレースは言うにいわれぬ楽しさがあります。来年も必ず戻ってきたいと思いました。
往復を車で運んでくれたバスさん、変な冗談で元気をくれたdorokeさん、そして同じコースを走ってくれたMさんやUさんを初めてしてエントリーしたすべての皆さんに感謝です。
Twitter : @pa_hoehoe
一緒に行ったお二人のブログは下記です。併せてご覧ください。
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Mt.富士ヒルクライム
レース会場に向かう道、フロントガラスにわずかな雨粒…ワイパーを動かしたのでそれと分かる程度でした。
でも空は明るくどしゃ降りになるとは思えません。
"ま、ホテルはチェックアウトしたので、どっちにしてもプールで遊ぶのはナシですけど…"
モチベーション下がるなぁ…と思いましたが、前席の二人にそんな雰囲気は微塵もなく、特にバスさんはハンドルを握りながら心に期す様子が確認できました。
昨夜は寝る前に雨を予想して、何を着て走ろうという話で持ち切りになりました。いろいろ用意してきた二人は、「Sさんは選択肢がないからいいけど、僕たちどうします?」なんて言ってました。意地悪ですね。
"何を隠そう、僕だって着るつもりがないけど雨具は持ってきたのだよ!"

駐車場で 1
駐車場は既にクルマでいっぱいです。
雨はパラパラ降る程度。富士山麓ではこの程度を雨とは言わない!と強がるものの、一時は普通に降ってきました。
中には車中泊の方々もいるようです。

駐車場で 2
雨がそぼ降る中、それぞれにレースの準備に余念がありません。ローラー台に乗って回す人、駐車場内をゆっくり走ってウォームアップする人、歓談する人など

駐車場で 3
レース中はともかく、体が冷えないように荷物を預けるまではレインウエアを着用します。
しかしこんなものを着て上るくらいなら、水着で上る方がましですね。(笑)
あくまでも下りで身に着けるつもりです。
※今回のバイクはCOLNAGO C60, DURA-ACE Di2, BORA ULTRA 35の組み合わせです。先日の富士山スカイラインの時とホイールだけ替えてみました。

駐車場で 4
dorokeさんもご覧の通り、しっかりレインウエアで身を固めています。が、彼は別にもう1枚携帯用のレインウエア兼ウインドブレーカーを密かに持っています。
あれっ、よく見たらレッグウォーマーなんかつけてる。若いのに寒がりだな!
昨日徒歩で向かったスタート会場に移動しました。もちろん今日は自転車に乗ってです。路面はまだ濡れてはいるものの、ハネが上がるようなことはありません。

スタート会場で 1
バスさんは既にジャージ姿ですが、この人は準備の良さではローディーの鏡のような人です。秘蔵のAssosのレインウエアの上下をちゃんと準備しています。
「備えあれば憂いなし!」はこの人のためにある言葉であり、「備えないから憂いあり!」は僕のためにある戒めの言葉です。w

スタート会場で 2
しかし参加者はみんな元気いっぱいです。ふと昨日も思ったのですが、富士ヒルは八ヶ岳に比べてイベント的要素が強いためか、体の大きな人が目立ちます。
でも身体を絞り切った人ばかりが集まるのではなく、いろんな体型の人が一堂に会して死力を尽くすっていいですね。
いや、死力までは尽くしませんけど、そこそこ頑張るわけです。
それと男女の混合比、高齢者の参加率も八ヶ岳を上回っているようです。
首都圏から近いという地の利と、富士山という日本の象徴を上る、これらが大きいかもしれません。
スタートまでの待ち時間が猛烈に長いと聞かされていましたが、確かに…
8000人もの参加者がいて、それを15のウエーブに区切ってスタートを切らせるのですから止むを得ません。
dorokeさんは第3ウエーブのスタートなので待機場所が異なります。dorokeさんとはここでお別れです。
僕は第9ウエーブのスタートなので、同じ待機場所の第7ウエーブスタートのバスさんと腰を下ろせる場所を確保してその時を待ちます。
このころには雨はすっかり上がって、空を行く雲もすっかり薄くなりました。
そのうち、あんまり待たされるのでお手洗いに行きたくなりました。今日は朝のお通じは無しの予定だったのに…
すごい行列です!我慢しちゃおうかな、と見当違いなことを考えるほど並んでいます。
気が短いのがよかったのか悪かったのか、あっちのトイレこっちのトイレの列の長さを確認して、やや短めのところで覚悟を決めました。
茨城から来た若い子と一緒に並び、順番が来るまで愉しく話をして過ごしました。ありがとう!
彼の情報によれば、簡易トイレの方が待ち時間は短いけれど汚いしくさいし、気落ちが悪くなると言ってました。次回からも簡易トイレだけは使うまいと心に誓いました。
いよいよスタートの時が来ました。
あらかじめ自分の自転車を前から4列目くらいに置いたので、第9ウエーブのほぼ先頭に近いところです。
スタート地点まではパレード走行なのですが、"これがず~っと続かないかな" なんて思うようでは、この時点で失格ですね。
でも…内心ではいいタイムを出したいし、あわよくばブロンズだって欲しいと思うこの矛盾した気持ち!
今回はこんなのをトップチューブに貼ってきました。果たして役に立つのでしょうか。(笑)

区間ペース用の行程表
スタートラインを越えると同時にEDGE1000Jのボタンを押して、途中の経過を確認できるようにします。
そしてトップチューブの行程表との差を睨みながら…のはずでした。
1合目ですでに行程表から3分も遅れています。いやこれはまずい、がんばらなくちゃ。
しかし八ヶ岳と違って道が混雑しています。抜き去る人、早くも落ちてくる人、自転車を降りて道端にたたずむ人…同じヒルクライムでも八ヶ岳と大違いです。
さすがに八ヶ岳ではこんなところで落伍しかかっている人はいませんでしたね。
しかしどうも様子がおかしい。5人に抜かされて3人を抜くという感じなのです。
1時間40分の申告タイムでのスタートなのに理屈に合わないぞ。このままではやばいことになりそうです。
その後粘って4人に抜かされて3人抜くみたいなペースに戻しましたが、もはや行程表の行程表たる意味が分からなくなるようなレース展開です。
行程表と実走の差は広がる一方で、ブロンズなんて奇跡でも起きない限りありません。
しかし早々と諦めたかというと、そうでもありません。
普段からろくに練習もしないくせに往生際が悪く、奇跡が起こるのを待つ気持ちが消えないことに呆れます。我ながら…
その奇跡を待つ気持ちが少し後押しになって、4合目からは頑張りました。5人抜いて2人に抜かされるというくらいのペースまで上げてきました。
終盤の勾配が平坦に近いところでは猛烈に速かったですよ。多分誰にも抜かされず、牛蒡のように居並ぶ人を抜かしました。
その勢いを最後の上りでも維持し、自分的には見事に走り切り、いや上り切りました。

レース直後 1
しかし、平坦路や最後の頑張りなどタイムの上では焼け石に水…
dorokeさん、今回もいただいたアドバイスを活かせる走りはできませんでした。ゴメン!
預けた荷物を淡々とした気分で受け取り、下山の準備をします。

レース直後 2
結果はこれまでで一番悪く(と言っても、他も悪いから取り立てて言うほどではありませんが)、1:46:30.499でした。
40分切りどころか、これまでの40分台、42分台から4分~6分も遅い結果でした。
いつものことですが、やりきった感じはありませんでしたがヒルクライムはやっぱり楽しいですね。一休みしたらさらに上を目指して再スタートしたい気分です。

レース直後 3
フィニッシュラインに戻ってくると、まだまだたくさんの方が次々とゴールしてきます。
MさんやUさんはどうしているだろうと気になります。
下りながら注視しましたが、結局その姿を見かけることはありませんでした。
その後バスさんから「「シルバー、ダメでした(笑)」のメールが届きました。
でもレースもタイムも納得できたに違いないと直感しました。
よかった!

レース後の車窓から
今回で3回のヒルクライムレース参戦ですが、いずれも展開は同じです。序盤と中盤に頑張れないのでは勝負になりません。
決してさぼっているわけではないのですが、パワーが出ません。
この2倍の距離になれば順位やタイムは改善されるかもしれないな…なんて負け惜しみみたいなことを考えていますが、そうなればなったでDNF間違いないですね。(笑)
根っからレースに向いていないのかもしれませんが、終わってしまうと一気に遠い過去の記憶のようになってしまいます。
だから分析も次回への戦略も練ることができません。
辛かったのか楽ちんだったのかさえ判然としません。ただわかっているのは愉しかったということだけ!
それとトップチューブに貼った行程表が何の役にも立たなかったことだけは確かです。(笑)
スタートを待つ長い間も、レース中も、そして家路についたその時も雨に降られることなく楽しめたMt.富士ヒルクライムでした。
結果はどうあれ、仲間と参加するレースは言うにいわれぬ楽しさがあります。来年も必ず戻ってきたいと思いました。
往復を車で運んでくれたバスさん、変な冗談で元気をくれたdorokeさん、そして同じコースを走ってくれたMさんやUさんを初めてしてエントリーしたすべての皆さんに感謝です。
Twitter : @pa_hoehoe
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2015/06/14 17:40
この数日の天気予報はまるで猫の目。
アクセスするたびに変わるそんな予報にやきもきしながら、「第12回Mt.富士ヒルクライム」の当日を迎えました。

Mt.富士ヒルクライム
dorokeさんが我が家で僕をピックアップし、バスさんのお宅でクルマを入れ替えてバスさんの車でバスさんの運転で三人一緒に富士山へ向かいます。
雨こそ降っていないものの、日が差すような好天ではありません。二転三転しながら結局明日はやや怪しい天気になりそうです。
平地で怪しいのだから、富士山五合目の天気ともなれば絶望感が漂います。
それでも1台の車に乗ってドライブするだけでも、それはそれで愉しいからいいのですが…
僕は後席であるのをいいことに居眠りしていました。
dorokeさんから、「Sさん、サナギになってたでしょ!」というつっこみが…

東名で富士へ
今回はいつもよりずっとグレードの高い山中湖のXIVに宿泊することになっているので、降ったら降った時のこと。温泉プールで楽しめるから、水着は忘れないでね…ということになっていたはずでした。
ところがどうも様子が違います。
他の二人は「雨でも俺は走るよ!」みたいな雰囲気になっています。
防寒や防雨の準備は適当にしながらも水着はちゃんと準備してきた僕。なんと彼らは真逆です!騙された!
「Sさんは水着で走りなよ。どうせ雨だし、濡れてもむしろ便利かもしれない。きっとインタビューされて雑誌に出ますよ!」なんて無責任なことを言ってます。
雨具の用意はバッチリしても、水着なんか持ってこなかった彼らです。(--;
御殿場あたりを走っているときに藤沢のMさんから着信がありました。
「受付会場の北麓公園に向かっていますが、すごい渋滞です。インターを降りてすぐの北麓公園駐車場から自転車で走ったほうがいいですよ」と
彼は渋滞にはまって難儀をしているらしく、ご親切なアドバイスをくださいました。ありがとうございました。

受付会場へ散歩 1
公園の駐車場に車を止めて徒歩で登録会場に向かうことにしました。
毎晩散歩を欠かさないというバスさんに倣ってという意味も少なからずありまして…

受付会場へ散歩 2
せいぜい2~3kmだと思ったら、遠~い! 結局往復で1時間半近くもかかるというロングウォーキングとなりました。
しかし道路を埋める渋滞の列を見ると我々の選んだ散歩は間違っていませんでした。しかも明日に向けてのいいウォーミングアップになりました。

受付会場 1
会場には陸上競技場も併設されていて、大変広大です。

受付会場 2
トラックやフィールドには様々なテントが張られ、いろいろなメーカーやショップのブースが開かれています。参加者の財布が緩むことを狙っていますが、めぼしいものがなく我々の財布のひもは、珍しく緩みませんでした。

富士山北麓公園
手続きを終えて延々歩いて元の駐車場に戻ってくるころには、あれほど止まっていた車も出払っています。
ホテルにチェックインする前に夕食を済ませることに致しました。

山中湖フジヤマキッチン 1
ホテルに行く途中にあり、先日ご一緒したバスさんがすっかり気に入った「フジヤマキッチン」でレース前日ということでもありパスタでカーボローディングです。(前日だけに実行してもほとんど意味がないそうですが)
すごくお腹が空いているので全員大盛りです。

山中湖フジヤマキッチン 2
こちらはdorokeさんのパスタ。カルボナーラをやめてこちらに変更です。

山中湖フジヤマキッチン 3
これは僕とバスさんがチョイスした、トマトクリームパスタです。
おいしいですね。昼間だとアウトドアのテラスもいい雰囲気です。

山中湖フジヤマキッチン 4
そしてガーリックトースト。これはいけてます。単にガーリックバターを塗って焼いただけではなく、イタリアンパセリやイタリアンハーブをペースト状にしたものが塗ってあり、いい風味です。

山中湖フジヤマキッチン 5
飲み物は量が少ないなぁ…もっとたくさん飲ませて!
お腹が満たされたところでXIVに向かいます。

XIV 1
エントランスの車寄せには何やらかっこいいイエローのスポーツカーが止まっています。クルマにはあまり興味がないのでそれが何なのか気になりません。

XIV 2
でも一応写真に撮らせていただきました。興味がなくても美しいものは美しい。

XIV 3
ロビーの造りも調度品も飾ってあるお花もゴージャスです。

XIV 4
僕らのほかにも富士ヒルクライムにエントリーしているお客さんがいるようです。
自転車の乗りの小汚いウエアにはやや不釣合いですが、気にしません。それはこちら側だけのことかもしれませんが…
部屋は3Fでしたが、建物があんまり広すぎて、作りも複雑すぎて、目的の部屋にいきつくまでに行きつ戻りつしました。

XIV 5
大きなセミダブルベッドが二台ゆったりと置かれ、その横には6畳ほどの畳敷きのオープンスペースがあります。
少しくらい持ち物を散らかしてもスペース的には全然問題ありません。
でも、こういうときにはやっぱり性格が出ます。
物が一番多いバスさんですがきちんと整理して散らかさない。
dorokeさんも散らかすわけではありませんが、きちんとは片付けません、脚で片隅に押しやったりしています。
ま、僕はちょうどその中間というところです。
馴染みの「ヤルクコーヒー」がアド街ック天国で紹介されるということなので、自宅でビデオも撮りながら、あれこれ論評を加えながら見ました。
明日は三時半起床だというので、順番に風呂に入って就寝です。大浴場がないことをたいそう残念がるバスさんでしたが、僕も同感でした。せっかくだからみんなで入りたかったな。
昨夜寝つきが素晴らしかった二人が先に起きていました。
大急ぎで支度をし、前日仕事だったので夜を徹して車を走らせてきたU野さんと待ち合わせているコンビニへ…
無事にU野さんと合流でき、必要な情報交換を済ませることができました。朝ご飯を食べ、補給食やドリンクを買いこんで昨日の駐車場へ向かいます。
U野さんとは駐車場も異なり、スタートのウェーブも異なるために預けた荷物を引き受ける場所も違います。
せっかく同じイベントに一緒に参加したのですが、その後お目にかかることはできず、誠に残念でした。
Twitter : @pa_hoehoe
アクセスするたびに変わるそんな予報にやきもきしながら、「第12回Mt.富士ヒルクライム」の当日を迎えました。

Mt.富士ヒルクライム
dorokeさんが我が家で僕をピックアップし、バスさんのお宅でクルマを入れ替えてバスさんの車でバスさんの運転で三人一緒に富士山へ向かいます。
雨こそ降っていないものの、日が差すような好天ではありません。二転三転しながら結局明日はやや怪しい天気になりそうです。
平地で怪しいのだから、富士山五合目の天気ともなれば絶望感が漂います。
それでも1台の車に乗ってドライブするだけでも、それはそれで愉しいからいいのですが…
僕は後席であるのをいいことに居眠りしていました。
dorokeさんから、「Sさん、サナギになってたでしょ!」というつっこみが…

東名で富士へ
今回はいつもよりずっとグレードの高い山中湖のXIVに宿泊することになっているので、降ったら降った時のこと。温泉プールで楽しめるから、水着は忘れないでね…ということになっていたはずでした。
ところがどうも様子が違います。
他の二人は「雨でも俺は走るよ!」みたいな雰囲気になっています。
防寒や防雨の準備は適当にしながらも水着はちゃんと準備してきた僕。なんと彼らは真逆です!騙された!
「Sさんは水着で走りなよ。どうせ雨だし、濡れてもむしろ便利かもしれない。きっとインタビューされて雑誌に出ますよ!」なんて無責任なことを言ってます。
雨具の用意はバッチリしても、水着なんか持ってこなかった彼らです。(--;
御殿場あたりを走っているときに藤沢のMさんから着信がありました。
「受付会場の北麓公園に向かっていますが、すごい渋滞です。インターを降りてすぐの北麓公園駐車場から自転車で走ったほうがいいですよ」と
彼は渋滞にはまって難儀をしているらしく、ご親切なアドバイスをくださいました。ありがとうございました。

受付会場へ散歩 1
公園の駐車場に車を止めて徒歩で登録会場に向かうことにしました。
毎晩散歩を欠かさないというバスさんに倣ってという意味も少なからずありまして…

受付会場へ散歩 2
せいぜい2~3kmだと思ったら、遠~い! 結局往復で1時間半近くもかかるというロングウォーキングとなりました。
しかし道路を埋める渋滞の列を見ると我々の選んだ散歩は間違っていませんでした。しかも明日に向けてのいいウォーミングアップになりました。

受付会場 1
会場には陸上競技場も併設されていて、大変広大です。

受付会場 2
トラックやフィールドには様々なテントが張られ、いろいろなメーカーやショップのブースが開かれています。参加者の財布が緩むことを狙っていますが、めぼしいものがなく我々の財布のひもは、珍しく緩みませんでした。

富士山北麓公園
手続きを終えて延々歩いて元の駐車場に戻ってくるころには、あれほど止まっていた車も出払っています。
ホテルにチェックインする前に夕食を済ませることに致しました。

山中湖フジヤマキッチン 1
ホテルに行く途中にあり、先日ご一緒したバスさんがすっかり気に入った「フジヤマキッチン」でレース前日ということでもありパスタでカーボローディングです。(前日だけに実行してもほとんど意味がないそうですが)
すごくお腹が空いているので全員大盛りです。

山中湖フジヤマキッチン 2
こちらはdorokeさんのパスタ。カルボナーラをやめてこちらに変更です。

山中湖フジヤマキッチン 3
これは僕とバスさんがチョイスした、トマトクリームパスタです。
おいしいですね。昼間だとアウトドアのテラスもいい雰囲気です。

山中湖フジヤマキッチン 4
そしてガーリックトースト。これはいけてます。単にガーリックバターを塗って焼いただけではなく、イタリアンパセリやイタリアンハーブをペースト状にしたものが塗ってあり、いい風味です。

山中湖フジヤマキッチン 5
飲み物は量が少ないなぁ…もっとたくさん飲ませて!
お腹が満たされたところでXIVに向かいます。

XIV 1
エントランスの車寄せには何やらかっこいいイエローのスポーツカーが止まっています。クルマにはあまり興味がないのでそれが何なのか気になりません。

XIV 2
でも一応写真に撮らせていただきました。興味がなくても美しいものは美しい。

XIV 3
ロビーの造りも調度品も飾ってあるお花もゴージャスです。

XIV 4
僕らのほかにも富士ヒルクライムにエントリーしているお客さんがいるようです。
自転車の乗りの小汚いウエアにはやや不釣合いですが、気にしません。それはこちら側だけのことかもしれませんが…
部屋は3Fでしたが、建物があんまり広すぎて、作りも複雑すぎて、目的の部屋にいきつくまでに行きつ戻りつしました。

XIV 5
大きなセミダブルベッドが二台ゆったりと置かれ、その横には6畳ほどの畳敷きのオープンスペースがあります。
少しくらい持ち物を散らかしてもスペース的には全然問題ありません。
でも、こういうときにはやっぱり性格が出ます。
物が一番多いバスさんですがきちんと整理して散らかさない。
dorokeさんも散らかすわけではありませんが、きちんとは片付けません、脚で片隅に押しやったりしています。
ま、僕はちょうどその中間というところです。
馴染みの「ヤルクコーヒー」がアド街ック天国で紹介されるということなので、自宅でビデオも撮りながら、あれこれ論評を加えながら見ました。
明日は三時半起床だというので、順番に風呂に入って就寝です。大浴場がないことをたいそう残念がるバスさんでしたが、僕も同感でした。せっかくだからみんなで入りたかったな。
昨夜寝つきが素晴らしかった二人が先に起きていました。
大急ぎで支度をし、前日仕事だったので夜を徹して車を走らせてきたU野さんと待ち合わせているコンビニへ…
無事にU野さんと合流でき、必要な情報交換を済ませることができました。朝ご飯を食べ、補給食やドリンクを買いこんで昨日の駐車場へ向かいます。
U野さんとは駐車場も異なり、スタートのウェーブも異なるために預けた荷物を引き受ける場所も違います。
せっかく同じイベントに一緒に参加したのですが、その後お目にかかることはできず、誠に残念でした。
Twitter : @pa_hoehoe
2015/04/20 21:24
2015.04.19

自分流四十代(バスさんのブログ)
いつもコルナゴ修行中(dorokeさんのブログ)も併せてご覧ください。
今年のツール・ド・八ヶ岳の宿もdorokeさんが手配してくれました。
移動の足から寝るところまで、全部若い友だちが準備してくれます。
昨年のブログにもある通り、去年が初のツール・ド・八ヶ岳でした。
熱心にエントリーを勧めてくれたdorokeさんの熱意に負けての参加でしたが、思いがけなく愉しくて、今年は僕が未経験の方に声をかけさせていただきました。
そのうち2名の方が参加してくださいまして、藤沢のMさんと若いようさんです。
お二人とも石かわ珈琲がご縁でお付き合いさせていただくようになりました。
彼らの参加が決定するまでには紆余曲折がありました…
Mさんはもともと腰にやや不安があり、3月に入って追い打ちをかけるように膝を故障してしまいました。
「出走できないかもしれない」という気配が濃厚になり、僕も大変残念な思いでいました。
もともと体が強い方なのでしょう。忙しいお仕事をこなしながらも超スピードの回復ぶりでした。
しかし出走できそうになればなったで、「完走できるかなぁ」「タイムアウトにならなければいいけどな」「腰の痛みが出ないといいなぁ」…いろいろと心配が絶えません。
自転車経験もさほどなく、決して若いとは言えないMさんですから当然です。しかし、もちろん僕よりは全然若いですよ。
僕は「大丈夫!」と根拠のない言葉を繰り返すばかりです。
僕自身がレース経験は今度が二度目ですから、適切なアドバイスをあげようにもあげられません。
とにかく完走を目指して楽しみましょう!ということで当日を迎えることになりました。
もう一人のようさん、こちらは仕事が炎上中と表現するほど忙しく、なかなか参加の可否の目処が立ちません。
出発前日までには決めたいとのことでしたが、実際に参加できそうになったのが出発前日の夜です。超直前ですから、さすがにクルマ輪行に便乗したり、宿を手配するのも無理と観念した様子。
「他に手段がなければ、レンタカーを借りてテント持参で行こうと思います」というのです。これは放ってはおけません。
僕らの車は満員なので、僕に同乗のお誘いをくださったMさんに、ようさんをお願いすることにしました。
しかし日付が変わろうという時刻です。Mさんは当然就寝中だと思われます。
明日の朝(当日の朝ですよ!)ご返事いただけることを期待して、事情の説明とお願いのコメントを送らせていただきました。
何と嬉しいことに、翌朝8時ころにMさんから了解のご返事をいただき、ようさんをピックアップして八ヶ岳に向かってくれることになりました。
でももう一つ問題があります。ようさんの寝るところです。
"若いんだからテントで寝ろ!"とはさすがに言えません。寒いし寂しいし…
至急dorokeさんに事情を伝えるメールを送りました。すぐにホテルの空き部屋情報を確かめてくれました。
ラッキーなことに一部屋だけ残っているとのことで確保してもらえました。
こんなドタバタを乗り越えて5人で参加できることになりました。
本当なら7人だったのですが、二人は故障者リスト入りで今回は泣く泣く諦めたのです。
Mさんとようさんは親子ほども年が離れていて、しかも全くの初対面です。
しかし、僕が一緒に行かなくていいのだろうかという気づかいも杞憂に終わりました。
Mさんは僕が負けるほどの話し好きで、ようさんは年齢差を気にせず、物怖じしない青年です。
こういう組み合わせを天の配剤とでも言うのでしょうか、あるいはこういう状況を窮すれば通ずとでも言うのでしょうか。
いずれにしても、ようさんには幸運な結果となりました。←運のいいやつですねw
2台の車に分乗して、途中で電話やメールでやり取りしながらのドライブだったのですが…
Mさんとようさんのお二人は午前中早めの出立で、我々"未中年ペア+高齢者のトリオ"は午後2時半近くに大和市を出発したので、ホテルに投宿するまでは完全に別行動となりました。
ホテルの部屋割りは、一人部屋を予約してあるMさん、和室二部屋にはそれぞれ「バスさんとdorokeさん」、「ようさんと僕」ということになりました。
チェックインしてから全員が一部屋に集合し、お互いに自己紹介をしました。
全員を知っているのは僕だけで、他の方々は初対面同士がほとんどです。
それでも同じ趣味を持ち、同じレースに参戦することで年齢を超えてすぐに打ち解けました。
寝不足を覚悟で夜を語り明かしたいなんて思っていたのはたぶん僕だけでしょう。
話をそこそこに切り上げ、みんなで大浴場に繰り出して汗を流しました。
浴室には僕たち5人だけで、自分たちだけの風呂を満喫しました…烏の行水でしたが。
風呂の後はそれぞれが部屋にひき取るので、もう寝るしかありません。
それでもようさんとしばらく話をし、10時消灯としました。
おやすみ~Zzzのはずでしたが…
寝る前に、「ようさんは寝つきがいい方か、それともよくない方か?」と聞いたら。「その時によりますね」ということでした。
僕も彼も夜更かし型の暮らしをしているので。10時就寝はやや早すぎました。
ようさんは布団の中でもぞもぞ動いている様子。僕も全然眠くない。しかし眠るためにじっとしていました。
そんな時間がずいぶん続いたような気がします。
やがて、そ~っと布団から抜け出すようさん。
しばらくして戻ってきましたが、ここで声をかけたり、電気をつけたりすると完全に寝ない態勢になりそうなので静かにしていました…
いつの間にか寝付いたらしく、4時半のアラームで目が覚め、レース会場へ出かける準備をしてロビーに降りました。

ホテル前のバスさんとdorokeさん
ホテルの前で雪を頂いた八ヶ岳を背景に記念写真の撮影です。
レース頑張るぞ!

レース会場へ
レース用に準備された駐車場に向かいます。そろそろ緊張感が高まるかと思いきや…普段通りです。
この時点ではまだなんの感興も湧いてきません。去年もこんなだったなぁ…

朝の駐車場
駐車場には既にかなりの車が停まっています。中には車中泊に利用した車もあると聞いて納得です。まだレース開始までに3時間以上ありますから。
それにしても晴れて穏やかなレース日和です。

受付手続き
自分のカテゴリーの受付で、出走確認票と引き換えに、タグ・ゼッケン・荷札(預けるザックにつける)・500mlのペットボトル入り飲料・記念タオル・出走者名簿などを受け取ります。

C60で参戦
前回はC59にCampagnolo Super Record EPSでしたが、今回はC60で参戦することに決めました。ホイールは昨年と同じBORA ULTRA 35、コンポはShimano Dura Ace 9070 Di2です。
受付を済ませてから再度駐車場に戻ってバイクにタグを取り付け、レース仕様のウエアに着替え、下りで身に着ける防寒着や雨具などスタート地点で預ける荷物をまとめます。

駐車場で 1
駐車場に全員集合しました。
既に昨日手続きを済ませているMさんとようさんも駐車場に集まって記念撮影です。

駐車場で 2
バスさんは徐々にレースモードに気持ちを高めているようですが、他の人たちはいつもと同じです。
これで本当にレースに出るのか!という感じです。

スタート地点へ
それぞれ預けるバッグを背負ってレース会場に向かい、カテゴリー別の荷物受付に預けます。
バッグにつける荷札はカテゴリー別に色分けされていて、ゴール近くの荷物を受け取る場所もカテゴリー別に分かれているので、作業は実にスムーズに行われます。
dorokeさんが少しアップで走るというので後についていきましたが、なんだか脚を使うのが惜しくて途中で引き返しました。
これが吉と出るのか、凶と出るのか…
いつもなら長いはずの3時間があっという間に経過して、スタート時刻が迫ってきました。
「男子チャンピオン」のカテゴリーを一番に、A,B,C…Hクラスのカテゴリー順にスタートします。
僕らは最後の方でもあり、歳が歳なので殺気立った雰囲気はありません。
でもこの期に及んでですが、昨年のタイムを更新したいという欲が出てHクラスの先頭に並びました。
隣でスタートを待つ方は安曇野のクラブに所属する60代半ばの方で、僕より全然速そうです。
"この人についていこう"と決めました。
前列には速そうな人が並んでいるのに、僕が一列目でいいのでしょうか。スタート時の邪魔になるのではないか…でも、まあいいことにします。
隣の方が「あそこにいるのがIさんですよ。去年も一番の人」という方を見ると、いかにもアスリート風の方です。年齢は65歳だと後で知りましたが…
去年は1時間10分台の前半で走った人です。圧倒的に強い!
カテゴリーAで走っても入賞する実力者です。
もっともカテゴリーHでも1時間20分台で走らないと入賞はできません。
61歳以上のカテゴリーと言っても、上位入賞者はどのカテゴリーでも走れる人たちなんですね。
しかし、そうと知って安心することもないし、逆に恐れたりする理由もありません。
だって別次元の人たちですから…
所詮同じ土俵で戦う相手ではありません。(←最初から負けています)
Twitter : @pa_hoehoe

自分流四十代(バスさんのブログ)
いつもコルナゴ修行中(dorokeさんのブログ)も併せてご覧ください。
今年のツール・ド・八ヶ岳の宿もdorokeさんが手配してくれました。
移動の足から寝るところまで、全部若い友だちが準備してくれます。
昨年のブログにもある通り、去年が初のツール・ド・八ヶ岳でした。
熱心にエントリーを勧めてくれたdorokeさんの熱意に負けての参加でしたが、思いがけなく愉しくて、今年は僕が未経験の方に声をかけさせていただきました。
そのうち2名の方が参加してくださいまして、藤沢のMさんと若いようさんです。
お二人とも石かわ珈琲がご縁でお付き合いさせていただくようになりました。
彼らの参加が決定するまでには紆余曲折がありました…
Mさんはもともと腰にやや不安があり、3月に入って追い打ちをかけるように膝を故障してしまいました。
「出走できないかもしれない」という気配が濃厚になり、僕も大変残念な思いでいました。
もともと体が強い方なのでしょう。忙しいお仕事をこなしながらも超スピードの回復ぶりでした。
しかし出走できそうになればなったで、「完走できるかなぁ」「タイムアウトにならなければいいけどな」「腰の痛みが出ないといいなぁ」…いろいろと心配が絶えません。
自転車経験もさほどなく、決して若いとは言えないMさんですから当然です。しかし、もちろん僕よりは全然若いですよ。
僕は「大丈夫!」と根拠のない言葉を繰り返すばかりです。
僕自身がレース経験は今度が二度目ですから、適切なアドバイスをあげようにもあげられません。
とにかく完走を目指して楽しみましょう!ということで当日を迎えることになりました。
もう一人のようさん、こちらは仕事が炎上中と表現するほど忙しく、なかなか参加の可否の目処が立ちません。
出発前日までには決めたいとのことでしたが、実際に参加できそうになったのが出発前日の夜です。超直前ですから、さすがにクルマ輪行に便乗したり、宿を手配するのも無理と観念した様子。
「他に手段がなければ、レンタカーを借りてテント持参で行こうと思います」というのです。これは放ってはおけません。
僕らの車は満員なので、僕に同乗のお誘いをくださったMさんに、ようさんをお願いすることにしました。
しかし日付が変わろうという時刻です。Mさんは当然就寝中だと思われます。
明日の朝(当日の朝ですよ!)ご返事いただけることを期待して、事情の説明とお願いのコメントを送らせていただきました。
何と嬉しいことに、翌朝8時ころにMさんから了解のご返事をいただき、ようさんをピックアップして八ヶ岳に向かってくれることになりました。
でももう一つ問題があります。ようさんの寝るところです。
"若いんだからテントで寝ろ!"とはさすがに言えません。寒いし寂しいし…
至急dorokeさんに事情を伝えるメールを送りました。すぐにホテルの空き部屋情報を確かめてくれました。
ラッキーなことに一部屋だけ残っているとのことで確保してもらえました。
こんなドタバタを乗り越えて5人で参加できることになりました。
本当なら7人だったのですが、二人は故障者リスト入りで今回は泣く泣く諦めたのです。
Mさんとようさんは親子ほども年が離れていて、しかも全くの初対面です。
しかし、僕が一緒に行かなくていいのだろうかという気づかいも杞憂に終わりました。
Mさんは僕が負けるほどの話し好きで、ようさんは年齢差を気にせず、物怖じしない青年です。
こういう組み合わせを天の配剤とでも言うのでしょうか、あるいはこういう状況を窮すれば通ずとでも言うのでしょうか。
いずれにしても、ようさんには幸運な結果となりました。←運のいいやつですねw
2台の車に分乗して、途中で電話やメールでやり取りしながらのドライブだったのですが…
Mさんとようさんのお二人は午前中早めの出立で、我々"未中年ペア+高齢者のトリオ"は午後2時半近くに大和市を出発したので、ホテルに投宿するまでは完全に別行動となりました。
ホテルの部屋割りは、一人部屋を予約してあるMさん、和室二部屋にはそれぞれ「バスさんとdorokeさん」、「ようさんと僕」ということになりました。
チェックインしてから全員が一部屋に集合し、お互いに自己紹介をしました。
全員を知っているのは僕だけで、他の方々は初対面同士がほとんどです。
それでも同じ趣味を持ち、同じレースに参戦することで年齢を超えてすぐに打ち解けました。
寝不足を覚悟で夜を語り明かしたいなんて思っていたのはたぶん僕だけでしょう。
話をそこそこに切り上げ、みんなで大浴場に繰り出して汗を流しました。
浴室には僕たち5人だけで、自分たちだけの風呂を満喫しました…烏の行水でしたが。
風呂の後はそれぞれが部屋にひき取るので、もう寝るしかありません。
それでもようさんとしばらく話をし、10時消灯としました。
おやすみ~Zzzのはずでしたが…
寝る前に、「ようさんは寝つきがいい方か、それともよくない方か?」と聞いたら。「その時によりますね」ということでした。
僕も彼も夜更かし型の暮らしをしているので。10時就寝はやや早すぎました。
ようさんは布団の中でもぞもぞ動いている様子。僕も全然眠くない。しかし眠るためにじっとしていました。
そんな時間がずいぶん続いたような気がします。
やがて、そ~っと布団から抜け出すようさん。
しばらくして戻ってきましたが、ここで声をかけたり、電気をつけたりすると完全に寝ない態勢になりそうなので静かにしていました…
いつの間にか寝付いたらしく、4時半のアラームで目が覚め、レース会場へ出かける準備をしてロビーに降りました。

ホテル前のバスさんとdorokeさん
ホテルの前で雪を頂いた八ヶ岳を背景に記念写真の撮影です。
レース頑張るぞ!

レース会場へ
レース用に準備された駐車場に向かいます。そろそろ緊張感が高まるかと思いきや…普段通りです。
この時点ではまだなんの感興も湧いてきません。去年もこんなだったなぁ…

朝の駐車場
駐車場には既にかなりの車が停まっています。中には車中泊に利用した車もあると聞いて納得です。まだレース開始までに3時間以上ありますから。
それにしても晴れて穏やかなレース日和です。

受付手続き
自分のカテゴリーの受付で、出走確認票と引き換えに、タグ・ゼッケン・荷札(預けるザックにつける)・500mlのペットボトル入り飲料・記念タオル・出走者名簿などを受け取ります。

C60で参戦
前回はC59にCampagnolo Super Record EPSでしたが、今回はC60で参戦することに決めました。ホイールは昨年と同じBORA ULTRA 35、コンポはShimano Dura Ace 9070 Di2です。
受付を済ませてから再度駐車場に戻ってバイクにタグを取り付け、レース仕様のウエアに着替え、下りで身に着ける防寒着や雨具などスタート地点で預ける荷物をまとめます。

駐車場で 1
駐車場に全員集合しました。
既に昨日手続きを済ませているMさんとようさんも駐車場に集まって記念撮影です。

駐車場で 2
バスさんは徐々にレースモードに気持ちを高めているようですが、他の人たちはいつもと同じです。
これで本当にレースに出るのか!という感じです。

スタート地点へ
それぞれ預けるバッグを背負ってレース会場に向かい、カテゴリー別の荷物受付に預けます。
バッグにつける荷札はカテゴリー別に色分けされていて、ゴール近くの荷物を受け取る場所もカテゴリー別に分かれているので、作業は実にスムーズに行われます。
dorokeさんが少しアップで走るというので後についていきましたが、なんだか脚を使うのが惜しくて途中で引き返しました。
これが吉と出るのか、凶と出るのか…
いつもなら長いはずの3時間があっという間に経過して、スタート時刻が迫ってきました。
「男子チャンピオン」のカテゴリーを一番に、A,B,C…Hクラスのカテゴリー順にスタートします。
僕らは最後の方でもあり、歳が歳なので殺気立った雰囲気はありません。
でもこの期に及んでですが、昨年のタイムを更新したいという欲が出てHクラスの先頭に並びました。
隣でスタートを待つ方は安曇野のクラブに所属する60代半ばの方で、僕より全然速そうです。
"この人についていこう"と決めました。
前列には速そうな人が並んでいるのに、僕が一列目でいいのでしょうか。スタート時の邪魔になるのではないか…でも、まあいいことにします。
隣の方が「あそこにいるのがIさんですよ。去年も一番の人」という方を見ると、いかにもアスリート風の方です。年齢は65歳だと後で知りましたが…
去年は1時間10分台の前半で走った人です。圧倒的に強い!
カテゴリーAで走っても入賞する実力者です。
もっともカテゴリーHでも1時間20分台で走らないと入賞はできません。
61歳以上のカテゴリーと言っても、上位入賞者はどのカテゴリーでも走れる人たちなんですね。
しかし、そうと知って安心することもないし、逆に恐れたりする理由もありません。
だって別次元の人たちですから…
所詮同じ土俵で戦う相手ではありません。(←最初から負けています)
Twitter : @pa_hoehoe
2015/04/20 10:45
2015.04.18

自分流四十代(バスさんのブログ)
いつもコルナゴ修行中(dorokeさんのブログ)も併せてご覧ください。
今年も何の準備も決意もないまま、「ツール・ド・八ヶ岳」の前日を迎えました。
それは天候のせいでも蕁麻疹のせいでもありません。
いつものことですが、"その瞬間"が来るまではお祭りを待つ子供と同じです。
コースプロフィールの研究?作戦?…何もしません。
しかもレースに備えての走りとは無縁な日々を送っていました。
自転車はロード"レーサー"ですが、乗ってる本人のレーサー度は限りなくゼロに近い…
昨年同様、dorokeさんがクルマで我が家まで迎えに来てくださいました。
出発前に腹ごしらえをしようということになり、我が家からほど近い焼き肉レストランチェーンの"Broncco Billy"に行きました。
ここも彼が事前に調べておいてくれました。地元をあまり愛していない僕は、この店の存在も知りませんでした。
彼曰く「Sさん地元なのに何にも知らないんですね」
仰せのとおりでございます。
ステーキにサラダバーとドリンクバー付きのランチを注文しました。
たくさん食べたい人の感想はいずれも同じです。
「サラダバーがいい!」
いいと言うのは、お腹が膨らむという意味です。
野菜で? いえいえ、食べ放題のサラダバーには二種類の冷製パスタがあります。
お店が許してくれれば、メインディッシュがなくてもサラダバーだけでレース前のカーボローディングは大丈夫です。w
それは大食いのdorokeさんだけの意見ではなく、偶然にもktyさんもその日のFBに同じようなことを書いていました。もちろん僕もその意見に異存はありません。
レース前なのに、dorokeさんには決意や緊張を感じさせる雰囲気がありません。
僕は、昨年までの眦を結してレースに臨むという心境を越えた、安定した精神状態だと見ました。この一年でいろいろな取り組みや精神の持ち方に変化があったように思っています。
そしてテーブルを挟んで向かい合っている僕がレースに臨む緊張感ゼロですからね、食事時の話にレースのことが全く出てきません。これでいいのか…(笑)
いつも通り、途切れることのない話の流れの中で満腹のランチを終了しました。
次に向かうのはバスさんのお宅です。
そこでクルマを乗り換えて、バスさんの車で、もちろん運転もバスさんで現地に向かいます。
やや神経質で几帳面なバスさんですが、意外にもレースへの緊張感もなく愉しそうなので安心しました。

自転車・車載
年の近い二人に前席に並んで乗ってもらって、僕はのんびりと後席に載せてもらいました。
バスさんの運転は慎重で上手なので乗っていてとても安心できます。
転寝しそうになりましたが、「眠ってもいいけど夜寝られなくなるからね~」というバスさん。それはそうだ。
圏央道から中央道へと入り、清里地区へと進んできました。
もちろん途中での休憩もありましたが、どこだっけな…という有様ですから、詳細は他の方のブログでご案内したいと思います。
雨は降らない予報でしたから、大船に乗ったつもりでいました。ところが山の天気はわからないもので、気温もぐっと下がり、空には雲が湧き出して風に流されています。

道の駅:南きよさと
道の駅で休憩です。というよりも膨大な数の鯉のぼりに惹かれて脚を止めたというところです。
お二人ともさすがに幼い子供の親です。「こういうところは子供を遊ばせるのにいいだろうな」と言ってます。
自分の遊びばかりに熱中しない、いいお父さんなのでしょう。

車窓から南清里
天気は快晴のはずでした。実際はいまいちです(こんなはずではなかった)が、それでも高原の雰囲気が気持ちのいい清里です。
八ヶ岳方面が初めてのバスさんはその景色に感動の様子です。
なんとしても八ヶ岳の写真が撮りたいようで、八ヶ岳が見えそうな山道へとクルマを進めます。
「お見合いとおんなじで、もうちょっともうちょっとと先に延ばすうちに、やっぱりさっきのが一番よかったよな、なんてことになるのかなw」なんて冗談を言いつつも、さっきよりもいい場所にたどり着きました。(笑)

清里の小さな牧場の八ヶ岳
小さな牧場の緑の向こうに、曇り空にうす寒く立ちふさがるような八ヶ岳連峰が見られました。
やはりこの辺りでは八ヶ岳の存在感は他を圧倒します。
集合写真をセルフタイマーで撮って次に目指すは「草五庵」です。

清里・草五庵 1
昨年の晩ご飯もここでいただきましたが、蕎麦や蕎麦がきの団子がおいしいのは言うまでもないのですが、店内の雰囲気が素敵です。
この後はおいしいお蕎麦とお店の雰囲気に浸り切って、写真ばかりです。
近くにお出での節は皆さんも立ち寄られてはいかがでしょうか。

清里・草五庵 2
廃屋に手を入れて現在のお店を開いたのが8年前とのことです。

清里・草五庵 3
細部にまでオーナーの神経が行き届いていて、静かに夕餉をいただくのにふさわしい場所です。

清里・草五庵 4
わずかなコーナーの一角もあだや疎かにはしません。本当に細かなセンスが行き届いているのに感心させられます。

清里・草五庵 5
テーブルセッティングは和紙マットから箸置きに至るまで、趣味のいい小物が目を引きます。

清里・草五庵 6
器類は言うに及びません。

清里・草五庵 7
跳びカンナの塩壺がたいそう気に入って、持って帰りたかったです。w

清里・草五庵 8
蕎麦がきの団子は漆塗りの桶に入っています。

清里・草五庵 9
これがもちもちでしかも食べ応え十分な逸品です。
醤油、岩塩、出汁つゆのいずれかをつけていただきます。ねぎの香りも微かにやや甘みが強めの醤油が最高でした。

清里・草五庵 10
これは蕎麦がきの団子を棒にさして醤油をつけては焼き。また醤油に浸しては焼きを繰り返したもので、実に香ばしくおいしいです。
枯れ木も山の賑わいということで、バスさんが写真を撮ってくださいました。

清里・草五庵 11
本命の「せいろ」です。腰はほどほどの強さ、滑らかな喉越し、蕎麦の香り…あまりにもおいしくてお代わりをしました。
僕らがその味に感激していたのを小耳にはさんでくれたに違いありません。お代わりの蕎麦の盛りはたっぷりすぎるほど。珍しく食べ切れずに、バスさんとdorokeさんに手伝ってもらいました。
お店のおかみさんと思しき方が大変な話好きで、育ててくれたご両親のこと、実家の方々のこと、建物の内装はすべて自分たちでやったこと、有名人とのかかわりなど…黙って聞いていたら一晩でも続きそうな勢いでした。
ま、世の中には話好きな方がどこにもおられるということですね。
お腹も心も満たされてお店をあとにして、宿泊のホテルに向かいます。
レース前夜とレース本番は別の記事でご報告したいと思います。
Twitter : @pa_hoehoe

自分流四十代(バスさんのブログ)
いつもコルナゴ修行中(dorokeさんのブログ)も併せてご覧ください。
今年も何の準備も決意もないまま、「ツール・ド・八ヶ岳」の前日を迎えました。
それは天候のせいでも蕁麻疹のせいでもありません。
いつものことですが、"その瞬間"が来るまではお祭りを待つ子供と同じです。
コースプロフィールの研究?作戦?…何もしません。
しかもレースに備えての走りとは無縁な日々を送っていました。
自転車はロード"レーサー"ですが、乗ってる本人のレーサー度は限りなくゼロに近い…
昨年同様、dorokeさんがクルマで我が家まで迎えに来てくださいました。
出発前に腹ごしらえをしようということになり、我が家からほど近い焼き肉レストランチェーンの"Broncco Billy"に行きました。
ここも彼が事前に調べておいてくれました。地元をあまり愛していない僕は、この店の存在も知りませんでした。
彼曰く「Sさん地元なのに何にも知らないんですね」
仰せのとおりでございます。
ステーキにサラダバーとドリンクバー付きのランチを注文しました。
たくさん食べたい人の感想はいずれも同じです。
「サラダバーがいい!」
いいと言うのは、お腹が膨らむという意味です。
野菜で? いえいえ、食べ放題のサラダバーには二種類の冷製パスタがあります。
お店が許してくれれば、メインディッシュがなくてもサラダバーだけでレース前のカーボローディングは大丈夫です。w
それは大食いのdorokeさんだけの意見ではなく、偶然にもktyさんもその日のFBに同じようなことを書いていました。もちろん僕もその意見に異存はありません。
レース前なのに、dorokeさんには決意や緊張を感じさせる雰囲気がありません。
僕は、昨年までの眦を結してレースに臨むという心境を越えた、安定した精神状態だと見ました。この一年でいろいろな取り組みや精神の持ち方に変化があったように思っています。
そしてテーブルを挟んで向かい合っている僕がレースに臨む緊張感ゼロですからね、食事時の話にレースのことが全く出てきません。これでいいのか…(笑)
いつも通り、途切れることのない話の流れの中で満腹のランチを終了しました。
次に向かうのはバスさんのお宅です。
そこでクルマを乗り換えて、バスさんの車で、もちろん運転もバスさんで現地に向かいます。
やや神経質で几帳面なバスさんですが、意外にもレースへの緊張感もなく愉しそうなので安心しました。

自転車・車載
年の近い二人に前席に並んで乗ってもらって、僕はのんびりと後席に載せてもらいました。
バスさんの運転は慎重で上手なので乗っていてとても安心できます。
転寝しそうになりましたが、「眠ってもいいけど夜寝られなくなるからね~」というバスさん。それはそうだ。
圏央道から中央道へと入り、清里地区へと進んできました。
もちろん途中での休憩もありましたが、どこだっけな…という有様ですから、詳細は他の方のブログでご案内したいと思います。
雨は降らない予報でしたから、大船に乗ったつもりでいました。ところが山の天気はわからないもので、気温もぐっと下がり、空には雲が湧き出して風に流されています。

道の駅:南きよさと
道の駅で休憩です。というよりも膨大な数の鯉のぼりに惹かれて脚を止めたというところです。
お二人ともさすがに幼い子供の親です。「こういうところは子供を遊ばせるのにいいだろうな」と言ってます。
自分の遊びばかりに熱中しない、いいお父さんなのでしょう。

車窓から南清里
天気は快晴のはずでした。実際はいまいちです(こんなはずではなかった)が、それでも高原の雰囲気が気持ちのいい清里です。
八ヶ岳方面が初めてのバスさんはその景色に感動の様子です。
なんとしても八ヶ岳の写真が撮りたいようで、八ヶ岳が見えそうな山道へとクルマを進めます。
「お見合いとおんなじで、もうちょっともうちょっとと先に延ばすうちに、やっぱりさっきのが一番よかったよな、なんてことになるのかなw」なんて冗談を言いつつも、さっきよりもいい場所にたどり着きました。(笑)

清里の小さな牧場の八ヶ岳
小さな牧場の緑の向こうに、曇り空にうす寒く立ちふさがるような八ヶ岳連峰が見られました。
やはりこの辺りでは八ヶ岳の存在感は他を圧倒します。
集合写真をセルフタイマーで撮って次に目指すは「草五庵」です。

清里・草五庵 1
昨年の晩ご飯もここでいただきましたが、蕎麦や蕎麦がきの団子がおいしいのは言うまでもないのですが、店内の雰囲気が素敵です。
この後はおいしいお蕎麦とお店の雰囲気に浸り切って、写真ばかりです。
近くにお出での節は皆さんも立ち寄られてはいかがでしょうか。

清里・草五庵 2
廃屋に手を入れて現在のお店を開いたのが8年前とのことです。

清里・草五庵 3
細部にまでオーナーの神経が行き届いていて、静かに夕餉をいただくのにふさわしい場所です。

清里・草五庵 4
わずかなコーナーの一角もあだや疎かにはしません。本当に細かなセンスが行き届いているのに感心させられます。

清里・草五庵 5
テーブルセッティングは和紙マットから箸置きに至るまで、趣味のいい小物が目を引きます。

清里・草五庵 6
器類は言うに及びません。

清里・草五庵 7
跳びカンナの塩壺がたいそう気に入って、持って帰りたかったです。w

清里・草五庵 8
蕎麦がきの団子は漆塗りの桶に入っています。

清里・草五庵 9
これがもちもちでしかも食べ応え十分な逸品です。
醤油、岩塩、出汁つゆのいずれかをつけていただきます。ねぎの香りも微かにやや甘みが強めの醤油が最高でした。

清里・草五庵 10
これは蕎麦がきの団子を棒にさして醤油をつけては焼き。また醤油に浸しては焼きを繰り返したもので、実に香ばしくおいしいです。
枯れ木も山の賑わいということで、バスさんが写真を撮ってくださいました。

清里・草五庵 11
本命の「せいろ」です。腰はほどほどの強さ、滑らかな喉越し、蕎麦の香り…あまりにもおいしくてお代わりをしました。
僕らがその味に感激していたのを小耳にはさんでくれたに違いありません。お代わりの蕎麦の盛りはたっぷりすぎるほど。珍しく食べ切れずに、バスさんとdorokeさんに手伝ってもらいました。
お店のおかみさんと思しき方が大変な話好きで、育ててくれたご両親のこと、実家の方々のこと、建物の内装はすべて自分たちでやったこと、有名人とのかかわりなど…黙って聞いていたら一晩でも続きそうな勢いでした。
ま、世の中には話好きな方がどこにもおられるということですね。
お腹も心も満たされてお店をあとにして、宿泊のホテルに向かいます。
レース前夜とレース本番は別の記事でご報告したいと思います。
Twitter : @pa_hoehoe
2015/04/11 14:09
本日、第29回ツール・ド・八ヶ岳の参加通知書が郵送で届きました。
メールアドレスを持つ人には添付ファイルで送ってくれてもよさそうですが、やはり封書の方がリアル感があるのでしょうか。
今日までヒルクライムレースそのものは他人ごとのように思っていました。
現地に向かう車中の遠足気分と宿泊地での前夜だけが楽しみでした。
しかしこうして通知が届くと、ちょっと血が騒ぐ気分に…





以上の印刷物が同封されています。
昨日dorokeさんと会うチャンスがあり、昨年の八ヶ岳が話題になりました。
「Sさんは冗談じゃなく入賞の可能性があったのに! 私の言うことをきかないから(笑)」と言われてしまいました。
入賞の可能性の話は、"初参加のお父さんを喜ばせてあげよう!"という程度のおふざけだったでしょうが、確かに昨年のほうが走れていた気がします。
一緒に走るときに僕の走りを観察してくれていたようで、レース運びのアドバイスをいただいていました。
しかし一年で衰えているとすれば、この先が気がかりです。
八ヶ岳のリザルトはともかく、現状維持でいいから、一日でも長く保てればいいと思います。
ちなみに昨年のレースのブログ記事はこちらです。
メールアドレスを持つ人には添付ファイルで送ってくれてもよさそうですが、やはり封書の方がリアル感があるのでしょうか。
今日までヒルクライムレースそのものは他人ごとのように思っていました。
現地に向かう車中の遠足気分と宿泊地での前夜だけが楽しみでした。
しかしこうして通知が届くと、ちょっと血が騒ぐ気分に…





以上の印刷物が同封されています。
昨日dorokeさんと会うチャンスがあり、昨年の八ヶ岳が話題になりました。
「Sさんは冗談じゃなく入賞の可能性があったのに! 私の言うことをきかないから(笑)」と言われてしまいました。
入賞の可能性の話は、"初参加のお父さんを喜ばせてあげよう!"という程度のおふざけだったでしょうが、確かに昨年のほうが走れていた気がします。
一緒に走るときに僕の走りを観察してくれていたようで、レース運びのアドバイスをいただいていました。
しかし一年で衰えているとすれば、この先が気がかりです。
八ヶ岳のリザルトはともかく、現状維持でいいから、一日でも長く保てればいいと思います。
ちなみに昨年のレースのブログ記事はこちらです。
プロフィール
Author:shimagnolo
2017年、ついに迎えてしまった"古希"
年々の衰えと戦いつつも、ロードレーサーでのつながりを機に写真の世界にもデビューさせてもらいました。六十の手習いをはるかに凌ぐ超遅咲き!
様々な面でペースを合わせて年齢差を埋めてくれる若い友だちに感謝しつつ、今しばらくご一緒させていただきたいと思う日々です。
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